昨日ですが、産業構造審議会の第9回知的財産分科会議事要旨が公表されました。

 

「第四次産業革命への対応を視野に入れた知財システムの在り方に関する検討会の設置等」とありますが、具体的には、IoTやAIの時代に備えた知的財産制度を整備する検討会のようです。

 

http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/tizai_bunkakai_09.htm

  • 事務局より、資料1に沿って、グローバル化に対応する知財システムに向けた特許庁の今後の取組の方向性について説明をした後、審議が行われ、同方向性が了承された。
  • 事務局より、資料2-1及び資料2-2に沿って、中小企業・地方創生の支援に向けた地域知財活性化行動計画について説明をした後、審議が行われ、同計画が承認された。
  • 事務局より、資料3-1から資料 3-5に沿って、第四次産業革命への対応として、新産業構造ビジョン及び横断的制度研究会について紹介し、これらを踏まえ、第四次産業革命への対応を視野に入れた知財システムの在り方に関する検討会の設置等について説明し、これらについて委員から意見を頂いた。
  • 事務局より、資料4に沿って、知的財産推進計画2016への取組方針について説明した。委員からは、知財教育の推進等について意見を頂いた。

 

 

月曜日に、日経新聞等が、IoTに関するデータを営業秘密として保護するという報道がありましたが、この審議会の結果を受けての話でした。

 

しかし以前、AIの生データが営業秘密で保護され得るのは、当たり前という記事を書きました。IoTのデータについても全く同じです。

http://ameblo.jp/123search/entry-12195135828.html

 

データに有用性があるのは明らかですので、秘密管理がされ、非公知に保たれていれば、現在もIoTやAIのデータは営業秘密で保護されます。

 

日経の報道は、全くもって理解不能でした。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF26H15_W6A920C1EE8000/

IoT技術が普及すればセンサーやカメラが取得するビッグデータが急増し、それらをAIが処理するようになる。データやAIを特許や著作権で保護するのは難しいことから、経産省は不正競争防止法に基づく「営業秘密」として扱い保護を強化する方針だ。

 

 

今後、現在よりネットでつながれる機器が増えるのは、間違いないでしょう。人工知能が人間の仕事を補ってくれるようにもなるでしょう。

しかし、今より多少、便利な世の中になるだけです。第四次産業革命などと大げさなこと言うのは、大衆扇動としか思えません。