こんばんは。


新しいiOS6の地図が不正確で、世界中で話題になっているとのことです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120925/k10015256661000.html

アップルが最新のiPhoneの発売に合わせて公開した、新しい地図のソフト=アプリに対して、地名や建物の表示などが正確でないという指摘が相次いでいることから、アップルは今後、改善を進めるとしています。


この新しい地図のアプリは、アップルがiPhoneの最新モデルの発売に合わせて今月公開したもので、OSと呼ばれる基本ソフトを最新版に更新すると、iPhoneやiPadに自動的に採用されます。


ところが、この地図のアプリについて、「表示が正確でない」という指摘が相次いでおり、たとえば、東京の羽田空港のある場所には、そこにはない「大王製紙」が表示され、「東京都公文書館」も本来の世田谷区ではなく東京湾の中に表示されます。
また、駿河湾も「フィリピン海」となっています。


アップルはこれまでライバルのグーグルが作った地図を提供していましたが、今回の基本ソフトからはグーグルのものは採用せず、アップル独自の地図に切り替えました。

今回の地図は表示の誤りに加えて、以前のグーグルの地図に比べてビルの名前や鉄道の路線などの情報量が乏しいという指摘も相次いでおり、アップルは、今後、改善を進めるとしています。



アップルのユーザーは暖かく見守る方も多いようですが、自分はこういったソフトウェアを受け入れるほど寛容ではないです。

空港の場所も確認していないなど、日本企業の感覚からすると、あり得ない失態です。


グーグルが対売上高で10%を超える研究開発費を使っているのに対し、アップルは2%少々です。研究開発費が多くなければ、プロトタイプのソフトウェア検証にも時間をかけられないのでは、と思います。


ちなみにインテルやマイクロソフトの研究開発費比率も15%弱でグーグルと同程度、ソニーやサムスンは6%程度です。

アップルに近いのは、対売上高の研究開発費が1%程度のデルです。デルは部品を購入して組み立てる製品開発に徹し、効率的な経営をしています。


アップルの場合、売り上げが多いので研究開発費はある程度の金額にはなりますが、グーグルの半分程度、マイクロソフトの1/3以下です。

http://hoshi.air-nifty.com/diary/2012/06/applegooglemicr.html


開発費の大半はiOSへ注がれているそうで、地図ソフトの開発にかけられる人員は多くないと推測されます。すぐに爆弾マークが出てフリーズする昔のMacと同じで、ある意味これが実力なのでしょう。


以下には、「Appleはなぜ自ら衰退の道を選ぶのか」という記事があります。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1209/21/news017.html

 Appleは、確かにAndroidによって大きな打撃を受けている。米国で旧世代のiPhoneがキャリアとの契約プランによっては無償で購入できるようになったのも、Androidの影響だろう。だが、その対抗策である訴訟合戦は絶対にすべきではないと筆者は思える。多額の訴訟費用は結局、利用者が負担しているのと同じだ。そんなことに多額のお金を費やすより、もっと研究に投資してほしい。だが実際は逆になっている。公開情報を見ても、Appleの研究開発費は収益の2%。しかし、ライバルは違う。Android開発元であるGoogleは14%にもなっているのだ。本当にこれでいいのだろうか。


 この先数年もAppleは「わが世の春」を謳歌できるだろう。しかしその間の行為が呆れたものなら、どんなに天才的、革新的な製品を生み出してもすぐに色あせてしまい、残念な評価しかされない企業に堕ちていくだろう。今の訴訟合戦はあまりにも姑息で醜悪な行動にしか筆者には映らないのである。Apple好きだからこそ、もっとAppleには「技術の核」として、市場でも技術でもライバルを凌駕し、勝利してほしい。



アップルは次々と知財訴訟を起こしていますが、本当はグーグルやサムスン、モトローラ、HTC等の技術力や攻勢に怯えているのではないでしょうか。

こういった名だたる会社が連合すれば、iOSはいずれAndroidに破れ、Macintoshと同じ運命を辿るのではと感じます。