私もいい気分になりながらジグを操作。
とはいえ、夜ブリは暗くなってからが本番。
明るいうちはほとんど釣れません。
「おい、来てるぞ!」大将が指差した船の後方。
同乗者の方が竿を曲げています。
いや、くんのかい!
そして、程なくして、船一が揚がりました。
この時期のアベレージ4〜5キロクラス。
北海道ではいっしょくたにブリと呼びますが
ワラサ・メジロクラスです。
この方、イカを使った餌釣りでした。
そうだよな。餌だから奇跡的に釣れたけど、
ジグじゃあまだ難しいよな😅
「きたわ」
そういって勢いよく竿をしならせる大将。
もちろんついているのはジグです。
いや、くんのかい!!
こうして無事にジグ一も出ました。
ていうか、夕暮れだしなんなら
まだ電気ついてないし、
夜ブリではなくジギングです。
ここからラッシュに突入。
周りでもポンポンと釣れ始めます。
これに焦りを覚えますが、
焦るのは逆効果と自分に言い聞かせて
ロッドをしゃくり続けます。
※夜ブリは通称ヨーヨー釣りとも呼ばれ、
底から2、3メートル程のところで
リーリングせずにジグをしゃくり続けます。
そして、、、、
シャキ、ズン、シャキ、ズン、シャキ、ズン
フワッ
🙆♂️「?!?!」
急にジグの重みが無くなりました。
次のしゃくり。シャキ、ズドン
とたんに竿を通して異次元の重さが襲います。
🙆♂️「き、きたー!!!」
どうやら、あのフワッはブリが食い上げてきて
ジグの重みがなくなったようです。
竿を曲げながらリーリーング。
今までの獲物とは一線を画すヒキに大興奮。
ベタ底でのヒットだったために、
浮かせるのも一苦労。
船の下に潜られるのをロッド操作でなんとか回避。
そして、3分ほどかけてようやく
🙆♂️「み、見えた!!」
ギラギラに輝くラグビーボールのような流線形。
間違いありません!ブリです!!
船長がタモを準備してくれ、あと5メートル!
ついに!
念願の!!
夜ブリを!!!
スっ
とたんに重みが消えるジグ。
🙅♂️「ーーーーーー………ブリの魚圧が……
………消えた………?」
世代のネタをかまして悲しみをかき消しているものの
かなりの悔しさ。
あとちょっとのところでフックアウト。
原因は明確。
しっかりアワセを入れられていなかったことです。
リーダーを確認して、再度投入。
この間に大将はもう2本追加。凄すぎる😅
またもやすぐにヒット!
同じく食い上げのパターンです。
しかし、これも、
数m巻いたところでフックアウト…
🙅♂️「難しいなあ」
食い上げパターンだとアワせるのが難しい。
もう一投。今度はしゃくっている間にヒット!
今回はバッチリアワセて…
🙅♂️「あれ?」
「ーーーーーー………ブリの魚圧が…略」
ていうかジグの重みも無いのだが…
どうやらスイベルの結びが甘かったのか
ブリごと海の藻屑。
急いで結び直して再び投入。
しかし、リプレイかの如く。
🙅♂️「あ、れ?ジグ、が?」
再びジグの重みが消えます。
意味わからないもう嫌だ…
周りが釣っていることへの焦りからくる
大チョンボです………
この時点で6人(私除く)で10数本。
かなりいいペースで釣れています。
私も3ヒットですから
この日の良さがよくわかります。
一呼吸。緑茶を飲んで、
ゆっくり結び直して再投入。
シャキ、ズン、シャキ、ズン、シャキ、ズン
フワッ
🙆♂️「きたー!!」
今度は焦らずに、
そして!
バラしました😢
🙅♂️「いや、釣れる流れだったじゃん!!」
5匹目を釣り上げて一休み中だった大将が
見かねてレクチャーしてくれます。
😆「食い上げはしっかり巻いてからアワセるんだぞ」
この教えがきっかけになるか?!
シャキ、ズン、シャキ、ズン、シャキ、ズン
フワッ
きたー!!!食い上げ!!!
5度目の正直!!
あせる気持ちを封印しながら巻きを入れて
ラインが止まったところでアワセを入れます、
そしてこれでもかと2度3度追いアワセ!!!
これでもう平気だろう!!!
そして、5分間の死闘を経てついに!!
初夜ブリを釣り上げることができました。
ラッシュ中のため休んでられません。
これでコツを掴んだのか、
2、3と数を伸ばします。
結局大将が15匹、私が7匹を釣り上げました。
大将は1バラシ、
私は7バラシとヒット数は変わらないものの、
バラシの少なさに実力の差を感じました。
船はブリがあちこちに転がる戦場のようです。
船上が戦場。思いつきで言いましたすみません。
2時間ほどが経過し、
船の容量を超えてしまったため、
イカ釣りに切り替わります。
他の皆さんは針がたくさんついたやつ
(名前はわかりません)でやっているものの
大将はイカメタル。
私に至っては準備がなかったので
ブリを狙い続けます。
もちろんその後は釣れませんでしたが😂
なぜかイカを一杯釣ることができました笑
写真失敗して躍動感に溢れてますが
ビール瓶サイズの立派なマイカです。
でかい魚を何匹も釣って
身体のあちこちが嬉しい悲鳴をあげています。
結局6人で85匹。
時間いっぱい続けていたらどうなっていたんだろうと思ってしまいます笑笑
ブリの入れ食いを味わえるのは夜ブリだけでしょう。