リピーターを増やすしかけ
こんにちは。
スポーツ店専門コンサルタントの梅本泰則です。
日経MJ(9月21日)に、小田急百貨店新宿店子供靴売り場が好調だ、という記事が出ていました。
その秘訣は「こども靴メンバーズカード」にあるらしい。
1足購入するごとにスタンプが押され、5つ集めると500円の金券がもらえる仕組です。
カードやスタンプは、リピーターにさせるには良いツールですから、よく分かります。
ところが、この売り場には、もう一つの仕掛けがありました。
(これは、記事を読んだ私の想像です)
購入頻度をあげる仕掛けです。
それは、シューズ選びのアドバイスにありました。
そこで、質問です。
子供が靴を5足買うには、どれくらいの期間がかかるのでしょう?
普通なら、1年は掛かるのではないでしょうか?
しかし、この子供靴売り場には「シューフィッター」が何人もいるそうです。
子供靴にもシューフィッターが付くのですね。
面白いです。
確かに、子供靴は得てして大き目のサイズを選んでいきますから、その子供にフィットしているとは言えません。
ところが、シューフィッターはその名の通り、フィットしたサイズを選びます。
すると、子供の足の成長は早いですから、すぐにフィットしなくなります。
買い替え速度が早くなる、というわけです。
考えましたね。
実は、スポーツシューズも同じようなことがいえます。
スポーツを続けていくと、足が細くなったり、形が変わってきたりします。
その点をフォローしていけば、買い替え需要が大きくなります。
スタンプカードもさることながら、
足のサイズの変化に着目することもリピーターを増やす秘訣です。