Tell me why 27 | 01-maiのニノ & 3児の母ちゃん blog

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嵐・二宮和也❤︎に関するつぶやき〜

夢で会えたお話。
妄想のお話。

「カズさーん、ご飯できたー!」


『ん、今行く。』


『お、旨そ。いただきます。』


「はい、どうぞ。
…それとね。これも良かったらどうぞ。」

そう言うと、私は自分のウチの鍵をテーブルの上に置いて、滑らすように差し出した。


『あ……。いいんすか、こんな大事なもん貰っちゃって。』


「カズさんだって、その大事な物くれたじゃない。それに、カズさんに持ってて貰えた方が安心するの。なので、良ければ貰ってください。」


『はい、喜んで。ありがたく頂戴致します。』


「宜しくお願い致しまする。」
 

『まする…って!』


「『あはははは!』」



お揃いのお茶碗で、お揃いのお箸で食べる夕食。
なんでもないことが楽しくて、なんでもないことが嬉しくて、なんでもないことで笑い合える。

今日もカズさんと過ごす時間は、楽しくて嬉しくて笑顔がたくさんで、幸せで溢れている。


ここにいるカズさんはあまりに普通で。だから私はこの人が《国民的大スター嵐の二宮和也》だということをつい忘れてしまう。

時折してくれるお仕事関連のお話や、時折かかってくるお仕事の電話で、私は改めて認識させられるのだ。


私はこの先、籠の鳥でもいい。それでもいいから、この幸せを守りたい。

カズさんの傍でカズさんの笑顔を見ながら笑っていたい。
あなたを愛し、あなたに愛されたい。

いつも守ってもらってばかりの私だけど、私もあなたを守りたい。大切なあなたを守りたい。





『ん?なに??』


「んん、なんでもないよ。」


『そ?考えてたでしょ、なんか。あ、待って、当てるから。』


そう言って私の目をジーッ見つめるカズさん。
綺麗な茶色瞳に吸い込まれそうになり、思わず目をそらす。

『ダメ。ちゃんとこっち見んの。』


そう言った矢先
ククッ と笑い、肩で口元を隠すように顔をそらしたカズさん。


「カズさんだって(笑)」


『だってなんか、幸せそうな顔してんだもん、あなた。』


「うん。カズさんといると幸せだもの。カズさん、ありがとう。
……私は、カズさんを幸せにできてるかなぁ。」



『…ごちそうさま。』

小さな声でそう言ってあなたはキッチンへと食器を片付けに行き、ボソッと言った。

できてんじゃねぇの?…この感覚が“幸せ”って言うなら、幸せよ、俺。』

そのあなたの耳が赤いことを私は見逃さなかった。


「ごちそうさまでした。」

私も食器を片付けにキッチンへ行く。

「カズさん、耳赤いよ?どうしたの??」


『うるせーよ。』


横へ立ちカズさんの赤い耳をツンツンしてみると、
顔を背けて私の手を払い

『さわんな。』

と言った。


それじゃあ。
カズさんの後ろに立って肩に手を乗せ、背けたカズさんの顔をカズさんの肩越しに覗き込む。


反対側に顔を背けるカズさん。
反対側を覗き込む私。



チッ

軽く舌打ちしたかと思ったら

『おまぇ……』

そう言い残してキッチンから去っていった。
お風呂のお湯でも入れに行ったんだろう。





キッチンで片付けをしていると、いつの間にかカズさんが後ろにいた。

「わ、カズさん!」

振り返った途端、カズさんがそのままズイズイと迫ってきて…
冷蔵庫を背にして追い詰められた。

「な…に……?」


カズさんは私の首元に顔を埋めて深呼吸すると、

『落ち着く。』

そう呟き、首筋に優しくキスを5つ落とした。

そして顔を上げ私の耳元で

『後でもっと幸せにしてやるよ。』


そう言って片方の口角をあげてニヤッと笑うと、耳へとキスをして浴室の方へと歩いていった。


浴室からカズさんの声が聞こえる。

『アコ、早く来いよ!』




「はぁーい///」







私はその夜、
一生懸命“お詫び”をしたあと、
宣言通りカズさんによって“もっと幸せ”を味わった。


愛し愛されることの幸せを、お互い確かめ合いながら…