Tell me why 18 | 01-maiのニノ & 3児の母ちゃん blog

01-maiのニノ & 3児の母ちゃん blog

嵐・二宮和也❤︎に関するつぶやき〜

夢で会えたお話。
妄想のお話。


カズさんが行ってしまった…。

もう会えなくなるわけじゃないのに、すごくすごく淋しい。
玄関で1人、カズさんが出て行った扉を見つめていると…



え⁉︎
…いつの間にか涙が頬を伝っていた。
まさか泣くなんて、自分でもビックリする。


「あ、大変!行く用意!!」

頬の涙を手で拭いリビングへ戻る。と同時に携帯が鳴った。


〔カズさん〕




「カズさんだ。もしもし?」



『やっぱし。』



「え?何が?」



『泣いてたろ。』



「な、泣いてないよ。」



『そこ、嘘つくとこ?いんじゃない、嘘つかなくても。
あー、そっか、気付いてないか。あれよ?アコの部屋、監視カメラ付いてるからね。バレバレよ、だから。』


「へ⁉︎」
つい、キョロキョロとカメラを探した。


『今、カメラ探したでしょ?分かっちゃう、なんでも。』



「うそ⁉︎」



『ふふふ。さ、じゃそろそろ切るわ。いってらっしゃい!』



「え?待ってよ。」

ツーツーツーツー



「カズさん…。あ、やば!行く時間!!」



バタバタと用意をして急いで出勤。

仕事中も、カズさんのことで頭の中がイッパイだったのは言うまでもない…。




.


その日の夜。


惣菜とビールで、私は夕食を手抜きで済ませていた。
…いやいや、仕事後のビールで至福の時を過ごしていた。


と、携帯が鳴る。カズさんからだ!

「もしもし…お疲れ様。」


『おお。お疲れ。
なに、またビール飲んでんの?至福の時~とか思ってんでしょ。』


「…ゔ。なんでわかるの。」



『え?言ったじゃん、監視カメラついてるって。あ、信じてないでしょ。本当なのにな~本当よ?



「そうじゃなくて。なんで私の心の中まで分かるのかな~って。」



『……………。』

一瞬の間の後、ワントーン低めの優しく且つ真剣な声色で、カズさんは言った。

『俺にもよくわかんない。
アコのことばっか考えてるからかな。』

携帯から聞こえる大好きなカズさんの声。耳元で囁かれているようで、すぐそばにカズさんがいるような錯覚に陥いり、胸がキュンとした。


…会いたい。…もう会いたい。
…もうカズさん不足になっちゃったよ。


この気持ちを、素直に伝えるべきか迷っていると


『あ、誰か来た。

“おはよー。ニノ早いね、今日。あ、電話中?ごめん。”

いや、いいよ。

もしもし?ごめん、もう切るわ。また連絡する。』


お仕事の人が来たらしい。
もう少しお話してたかったのに…

「あ、うん。ありがとう、忙しいのに。じゃね。」



『おぉ。じゃ。』


ツーツーツーツー



電話が切れた後のこの無機質な音のことを、こんなに切なく感じたことがこれまでにあっただろうか…。

 

私は、半分程残っていた缶ビールを一気に飲み干すと、キッチンへともう1缶取りに行った。