Quantum Leap


有名なだまし絵・トリックアートの『ルビンのつぼ』です。

つぼに見えたり、向き合う人の横顔に見えたりします。




Quantum Leap



こっちはウサギに見えたりアヒルに見えたり。




人によってものの見え方は様々です。



それはだまし絵だけでなく

ものごとそのものの捉え方すべてに当てはまります。



私たちはすべて

自分のフィルターを通して世界を見ています。


逆にいうと

世界とは、自分のフィルターを通して見えているものです。




私にとってりんごとは 丸くて赤くて健康的なくだもの ですが

りんごの特徴をひとつ挙げてみてください といわれたら

ある人は形をみて「丸い」というかもしれないし

ある人は色をみて「赤い」というかもしれません。



またりんごから思い浮かべること となれば

「アップルパイにするとおいしい」 かもしれないし

「美術のデッサンでたくさん描いた」 かもしれないし

「小さい頃家族みんなでりんご狩りしたなあ」 とか

「ペットのカメにあげよう」 とか

「バラ科って聞いたけどほんとかしら」 とか

はたまた椎名林檎とかニュートンとかMacとかにつながるかもしれません。



日本では虹は七色ですが

国によっては3色だったり5色だったりします。

イヌイットの世界では雪に10種類近くの違いがあるそうです。



国や地域単位だとわかり易いですが

個人によってもみかた・感じかた・捉えかたはばらばらです。

人の数だけ無限に世界が広がっていきます。


ひとりひとりが自分のフィルターを通した異なる世界に住んでいるということです。

そのひとりひとりの無数の世界のことを人はパラレルワールドと呼んでいます。