藪の中に潜む「コマドリ」

オスかメスかわかりません。
胸に黒い帯があるので「オス」のように思えるのですが・・・

 

カメラとレンズ Z8+663

 

 

歌の名手・コマドリ(駒鳥、スズメ目ヒタキ科)
野鳥シリーズ27 コマドリより

鮮やかな橙色の胸をそらし、朗らかな声でさえずる小鳥。そのさえずりが美しく、ウグイス、オオルリとともに「日本三鳴鳥」の一つ。
和名の由来は、「ヒンカラカラカラ」と馬のいななきのようなさえずりをすることから、「駒鳥」と名付けられた。日本列島の特産種で、夏鳥として北海道から屋久島までの山地に飛来し繁殖する。
北日本では、標高の低い山地にもみられる。林床に笹藪がある森を好む。「一沢一駒」と言われるとおり、渓流に棲んでいて明確な縄張りを持つ。
 
見分け方
オスは、頭部から胸が鮮やかな橙色で、上面はやや褐色みのある橙色。胸は濃い灰色で境界に黒い線がある。下面は灰色。
メスは、オスに比べて褐色みが強く、胸にはオスにある濃い灰色の帯(黒い線)がない。
 
生活
笹藪があれば、落葉広葉樹林でも針葉樹林でも棲息する。藪の茂みの中を行動するので、姿を見る機会が少ない。主に昆虫類を捕食している。繁殖期になると、ツガイで縄張りを持ち、オスは、倒木の上や下枝にとまってさえずる。巣は地上の凹みにつくられ、落ち葉や細根を材料に椀形をしている。産卵期は6~7月、卵数は3~5個、抱卵日数約13日、巣立ち日数約13日。
 
求愛ダンス
オスは、倒木の上などで尾を上げて扇形に広げ、頭を下げる。次に尾を広げたまま下げて翼を半開きにして震わせ、ルルル・・・と小声で鳴きながらその場で左回りに一回転する。
メスは、その求愛ダンスを見て、受けるかどうかを決めるという。
 
 
ツツジの植え込みの前で、常連の女性メンバーが3名座り込むようにレンズを向けて待っています。
話を聞くと「何か動くものがいる」とのこと。
待つこと30分、瞬間移動で道を渡り他の低木へ移動しました。
その早さはまさに「瞬間移動」でカメラを構えるだけで、ファインダーの中に納めることなどとても不可能・・・
時々低木の中で動くコマドリにヒントを合わせて撮るしかありませんでした。
証拠写真程度です。
このコマドリ胸に黒い帯があるように思えてなりません。
そうだとしたら【オス】ですね。
 
常連の女性たちの話がおもしろい
一緒に待ちながら常連さんらしき女性にいろいろ聞きました。
『コマドリのメスが来たらガッカリする』と・・・
何のことでしょう・・・色がオスに比べて薄いからなのだと最初は思いました。
ここには、最初にオスが来るらしいのです。
オスが来てここで休憩し、繁殖地で自分のテリトリーをつくるのだそうです。
オスのテリトリーをつくった後にメスが来て、オスを選ぶのだそうです。
オスが先に来て、次にメスが休憩に来るよとのこと、だから「メス」来たらコマドリの渡りも終わりだそうです。
 
なるほどと思いました。
さすが常連さんの話、こんな話がもっと聞きたかったのですが、知り合いの方が次々来られて僕への話は終了しました。
 
 
胸にオスの黒い帯を感じます。
 
ちょうど胸の所に草か枝が被っていると思います。
胸がボケています。
残念な1枚ですね。
 
この後、瞬間移動で元のツツジの植え込みに戻りました。
しばらくまた粘りましたが姿を現すことがなくあきらめました。
難しいですね。「コマドリ」
 
 
ここから「アカハラ」
アカハラが出迎えてくれました。
 
何かごちそうを見つけたようです。
 
青ガエルを捕まえたようです。
ごちそうです。
 
いったな離してこちらをにらんでいます。
鋭い視線・・・
 
ゆっくり食べてください。