はいほ~
40代、めっさ昭和、母子家庭歴20年、パート社員から開始…現在はぼっろぼろの家で猫との2人暮らししながら
の社長ってのしてる、BOSSっす
4日間何が楽しかったって…
なんやろ…「ザ・日本!!」みたいな感じ~。
なんじゃ、それ…自分で言ってたら世話無いかぁぁーー
鳥取砂丘…
空は青く海は碧くその懐はでかかったーーーっつ!!!
・・・・・
あたしに向かってお礼の言葉を繰り返す赤井さんの奥さんは、泣きじゃくってもいた。
伝えてくれたこれまでの夫婦生活での出来事は、当然ながら実際起こった多くの事柄の極一部のものであると同様、
奥さんが今発する気持ちはたくさんたくさんあるそれらの極極一部なのだ。
悲しい気持ち、腹ただしい気持ち、情けない気持ち、多くの気持ちを抱えながら赤井さんと離婚する事は無いと言い切る奥さんを見ていると、もう随分前にあたし自身が抱えていた気持ちを思い出す。
おおーー昔。
もう…もうもうもうもう
ホンマおーー昔。
息子との2人生活に至る更にそのずっと前、
半年程家を空け連絡もろくろく取れずただ離婚を訴えた元夫に多くの気持ちを抱えつつ、
ホンマに…
ホンマに色んな気持ちをーーー!!
あたしはその元夫と夫婦でいる事を選び、息子どんと3人家族として生きる事を選んだのだ。
えっつ?
大袈裟??!
そうやって夫婦の危機を乗り越えたはずのあたしだったが、その数年後再びやって来た同様の機会には別の生き方を選択する事になる。
そうだそうだ。
選ぶしか無かった、
つまり離婚という選択肢しか無かった、そう思い続けて来たあたしは、
まだ思ってたりするけどー
自分が選択した道とは思いきれていないものがあった。
あった…
確かにあったー!
母1人子1人、息子どんをそんな環境に追いやってしまった責任は感じていたし申し訳ないという想いが消える事は無かったが、
それでも表に出さないだけでどこかあった被害者意識は拭い去れなかった様にも思う。
あった…
あったあった!
目の前で泣きじゃくっている奥さんの気持ちも今後どう変わっていくかはわからない。
この家庭を守り続けて行くのかも知れないし、そうできなくなる時が来るのかもしれない。
それでも今は自分を悩ませる夫との家庭を継続していくのだと決めている彼女の言葉に、
自分も今の生活、今の状態を自ら選んだのだと教えられたあたしは、何だかふっきれた気持ちになる。
そうや、あたしは…
あたしは自分で離婚したんやから。
傍目には何ら変わらない状態ながら、それはあたしに取って大きな変化だった。
息子どんの親は自分、
息子どんと2人で生きると決めたのも自分、
認識し直したあたしは、10歳の息子どんと2人生きて行くのだと離婚後7年程経過したこの時改めて覚悟したのだった。
頑張るどーーーっつ!!
頑張るどーーーっつ!!
この後、息子どん自身のあまりに変化大きい時期を迎えるなど知らないままに…。