はいほ~
40代、めっさ昭和、母子家庭歴20年、パート社員から開始…現在はぼっろぼろの家で猫との2人暮らししながら
の社長ってのしてる、BOSSっす
せ、成長してしまった…
わたす…
わたす、又成長してしまったー!
わたすともあろうものがっ!
使用済みのボンベほかす事できないわたすが…
埃取りスプレーでファンヒーター掃除して爆発事故起こしかけた過去持つわたすが…
・・・・・
「チャラ男…何があかんかったんですか??
あいつ、格好いいなーって僕思って…。
お前格好いいなーって話してたんですよ。」
家庭訪問でやって来た息子どん担任の先生はそう言ってくれた。
え??
マジ??
「いやぁ…もう…いっつも迷惑ばっかりかけて…。
今回も又お騒がせで学校にもご迷惑おかけした上に、カラス…。周りの子にも嫌な想いさせたでしょうし本当…すみません。」
あたしはそう言いながら青年先生の様子をうかがった。
どう?
どう?
「僕不思議やったんですけど、あれ…なんで保健室来たらあかんかったんですか?
この間ね?漢字練習の宿題に熱という文字を使って文章を作れというのがあってね?熱っぽいので明日保健室に行くという文章を作った子がいたんですけどぉ…。」
はぁ…。
「それをね?自宅で熱っぽいと感じたらお家の人に相談して病院に行ったり薬飲んだりするんだよって注意した方が良いって言われたんですよね。」
はいぃ…。
「あれはまぁそうですよね?そりゃそうかなって思うんですけどね。でも…学校帰ってからの事柄は一切学校に来るなって…
僕違うと思うんですけどねぇ。」
先生はそう言いながら自分で投げた質問をそのまま終わらせ、
「チャラ男…めっちゃ恰好いいじゃないですかぁー。」
又同じ台詞を繰り返した。
何か不思議…。
でもちょっと嬉しい…。
いや、だいぶ嬉しい!!!
「周りの子に迷惑、って…。迷惑なんかないでしょ。
あれ、チャラ男君はこんなんしてんでー、って表彰されたりするんかと思ったんですけどね。」
目の前に座って屈託なく話す若い先生が、どういうつもりでそう言ってくれているのかわからないあたしは、少し困惑する。
でも…
それでも、やはり嬉しい気持ちが上回る。
息子どんの今回の行為について戒めるどころか誉めてやりたい気持ちでいたあたしだったが、
学校からも知りもしない同級生の父兄何名かからも、そして何よりママ友の中では珍しくその考え等も信頼できる存在のけうママからも、奇異的行為だと教えられた事で自分の考え方や育て方に少し不安を感じ始めていた。
それでも少しやけど…。
だってまだまだ勘違い女王ですから…。
そのあたしに取って教育のプロであろう先生からのその言葉は実に嬉しいものだった。
若干不安ありの先生だけど~
はは…
ははははは。
その後も、勉強への取り組み方や友達との関り方など学校生活における息子どんの様子を話す先生は、
「ええ奴ですよねー。あいつ、絶対ええ奴やわ。」
決して態度が良いとは思えない状況を教えてくれながらも相反する感想を伝えてくれる。
やっぱり!
やっぱり!!
やっぱり息子どんはナイスな子なんやぁ!!
この事がきっかけで、1度は自分を顧みる習慣をつけないとと思ったはずのあたしは、又も自身の子育てに勝手な自信を取り戻すのだった。