ニッカンスポーツより
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20110306-745267.html
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仙台「柳マルキV方程式」で勝ち点1/J1
<J1:広島0-0仙台>◇第1節◇5日◇広島ビ
仙台が「柳マルキV方程式」で、開幕アウェー戦での貴重な勝ち点1を獲得した。ボールを保持する時間が多かったが、無理をしない戦術で試合をコントロール。CB、ボランチの4人も初コンビで優れた連係を発揮し完封した。優勝経験のあるFW柳沢敦(33)マルキーニョス(34)がキャンプ中に話した経験談が試合で表現された。
ピンチを察すればマルキーニョスは自陣へ向け猛ダッシュする。脅威に感じた広島の選手は良いパスを供給できない。自らシュートを狙う場面もあれば、右サイドに開き精度の高いクロスも上げる。後半14分はMF角田へ、同36分にはFW赤嶺へ、同ロスタイム3分にはMF梁へ正確なクロスを供給。FWにもMFにもDFにも変身した。広島ペトロビッチ監督も「(彼がいたから)リスクを背負いながらのプレーになってしまった」と舌を巻いた。
角田、高橋のボランチ、曺、鎌田のCBが機能したことも大きな収穫だった。広島1トップの李、2シャドーの森崎浩、高萩に仕事をさせない。角田は「1トップだとCBが1人余りがちになる。でも今日はビョング( 曺)と(鎌田)次郎のどちらかが2シャドーの1人をつかまえてくれた」。東京ユース時代の同期、李を抑え込んだ鎌田は「あれだけメディアで言われれば守らないと」と納得。守備の要の4人中2人が新加入選手だが、完璧なコミュニケーションが取れていた。
ベテランFW2人の言葉がきっかけだった。キャンプ中、柳沢、マルキーニョス、手倉森監督の3人で、ピッチに座りながら約10分“トップ会談”。「アウェーで負けず、ホームで勝てば優勝できると2人から聞いた」(同監督)。仙台に注入された「V方程式」だった。左MF梁、右MF関口も無理なドリブルはせず、冷静にボールを回した。「アウェーでボールを握る時間が多かったが、イケイケにならずコントロールできていた」と手倉森監督は振り返った。
昨季33節、広島相手に後半ロスタイムに失点し、J1残留を決めきれなかった反省を生かし、知的な戦いを演じた。それでもマルキーニョスは「キャンプ帰りで少し疲れていた」。まだ全開ではなかった。底が知れないJ1「109点男」は、12日のホーム開幕戦で王者名古屋撃破を狙う。 【三須一紀】
[2011年3月6日12時17分 紙面から]
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