美味しいうどん　ラボのブログ -16ページ目

女子高生が訪れる店（安城）

今日は、先日夕食をしたうどん店の話をしたいと思います。

JR駅の駅前通に面するお店で、夕方の時間は多くの高校生が

駅に向かって歩いています。

「こんなに人は歩いているのに高校生はうどん屋には入っていないだろう

な！？」と、思いつつ入店してみました。
　

なんと、制服を着た女子高生が数名うどんを食べていました。
（味噌煮込みうどん定食や卵とじうどんだったかな？）

セルフのうどん店ではない、ごく普通の店構えのうどん店に制服を着た

女子高生が入店しているのに驚いたので、お店のご主人に聞いてみると

「学校帰りの高校生に気軽に来店してただきたくてサービスをしてます。」

と教えてくれたので、ご主人の言う入口の掲示を見に行ってみました。

なるほど！　入り口扉に、女子高校生のイラストを描いて学割サービスの

掲示がしてあります。

「変なおじさん。」と言われることを覚悟して、女子高校生に質問をして

みました。

「このお店に来るようになったきっかけは？」と、聞いたところ

「掲示を見て食べた友達が、めちゃうま！と言っていたから来るようになった。」

「家族とも来るようになりました。」

「生徒のなかでは学割のことを知っているひとは多いですよ。」等、いろいろな

ことを気楽に答えてもらえました。

　学割サービスの掲示をきっかけに「美味しいうどん屋さん」という

口コミの広がりを実感しました。

今回の「丸長さん」のように、若い人が入店しずらい雰囲気でもお金をかけずに

女子高校生を呼び込むことができるのです。

「セルフうどん」が近くに開店して売上が激減しているとか

消費者の節約ムードでだめだと思っている個店でも、環境のせいにせずに

ご自分のお店をお客の立場で良く観察してみてください。

あなたのお店にも「新しいお客」を呼ぶヒントが必ずあるはずです。