江戸しぐさ ♪ 傘かしげ ♪ | 風呂敷研究家 つつみ純子の和文化研究所 

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風呂敷文化研究家・和文化コンシェルジュのつつみ純子です。風呂敷を通して、日本文化と日本人の知恵をお伝えします。風呂敷講座の他、日本文化や和にまつわるセミナーも開催しております。

江戸しぐさの中でわかりやすいのは、

公共公告機構のCMで有名になった

「往来しぐさ」ですが、その中のひとつが、

雨の日のしぐさの「傘かしげ」傘

傘かしげは、お互いが傘をさしてすれ違う時、

相手と反対の方へ傘を傾けてすれ違えば、

雨粒雪粒で相手を濡らさずにすみます。

な~んだ、簡単なことだ、とお思いでしょうが、

これもいつもくせにしていないと、

とっさには傾げられないものなのです。

実際に雨の日にすれ違う時見ていると、

傘を傾げる人の少ないことぅぅ・・・

だから、お互いに濡れることもあり、

結局いいことないのにな~と感じます。

相手にとって気持ちよいことは、結局

自分にとっても心地よいこと。

譲って損ではなくて、譲って両方得。

お互い様は、お互い得。

共生の思想でいけば、

損得で考えても結果お得なんですよ得

江戸しぐさワークショップ 傘かしげ
ふろしき道 ♪風呂敷&和文化コンシェルジュの日本文化再発見ブログ-2011.5月島江戸しぐさ1
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