岡山県美作市の太陽光パネル課税が、日本経済を滅ぼす?その2 | キッチントレーダーさやた

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 産業用太陽光発電、FX、株式、貴金属、REITなど資産運用と、手料理による節約で家族のため戦うサラリーマン。スイーツ、海外旅行、ブラジリアン柔術、グラップリング大好き。太陽光普及でエネルギー争奪の戦争を無くせると信じ発信します!

 あと太陽光事業者として、太陽光発電に普段接しない皆様が知らないことも多少は知っており、聞いてほしいこともいくつかあります。皆様が思うことであろうことを、Q&A形式でまとめました。
 Q・太陽光は森林を切り開き、環境破壊に繋がっている
 A・現在は国や自治体の環境規制が整い、明らかに環境破壊に繋がる案件は認定が降りない状況になっています。問題になっているのは、FIT法に不備があった時代に計画されたもので、2015年の「改正FIT法」以降はそのような事例は私が知る限りありません。
 Q・地滑りとか危ない場所に建てている。
 A・先述とほぼ同じですが、今では建てられません。
 Q・天候次第で不安定だ。日本の基幹電源にはならない。
 A・蓄電池のコストが合わない、蓄電池を置ける場所が足りないだけで、昼間の発電を全部貯められる容量か場所があれば、夜間に貯めた電気を使うことが出来ます。様々な発電方法がありますが、技術的に完成してしまった石油や石炭で、コストや二酸化炭素排出量が半減することはまず無理ですし、原発はいまだ最終処分場さえ決まっておらず、福島の事故では安全やコスト面での問題が露見し解決の道筋は立っていません。それが太陽光なら、量産効果で蓄電池もパネルも価格低下が期待できますし、事実FIT終了後は1kwh8円程度の、コスパおよび安全性最強のクリーンエネルギーとなります。

 夢物語と言う方もおられますが、歴史上全ての工業製品は量産、普及、低価格化の流れがあり、現時点で問題解決のルートがもっとも明確なエネルギーと考えます。世界のエネルギー新規投資額や導入量を見れば、太陽光がどれだけ将来的に確実なエネルギーか分かるかと思います。
 Q・パネルの反射光が入って、室内が高温になってしまう。
 A・改正Fit法以外にも、現在は自治体の条例で「大規模設備を設置する場合は周辺住民に説明し承諾を得ること」と定めている案件が増えており、反射するパネルがいきなり家の隣に建つということはないでしょう。その上、太陽は一定個所にとどまらず東から西へ向かいますので、固定したパネルからの反射が、ずっと1カ所に熱を与え続けるということはありえません。ほんの一瞬はあるかもしれませんが、現在はそうならないようパネルを支える柱を高くして、反射光が周囲の家に当たらないよう設置時点で配慮されています。

 これは蛇足かもしれませんが、実際に訴訟になったものの、メガ発の記事によれば原告はその後訴えを取り下げています(敗訴ではないです)。反射光が原因ではなかったのか、業者が防護林など立てて問題解決に努めたのかは分かりませんが、少なくとも太陽光が100%悪いというわけではなかったのかなと思います。
 Q・太陽光発電は、儲けるためだけにやっている
 A・マーケットの原則で言えば、モノはたくさんあれば安くなり普及していきます。これがエネルギーなら、太陽光が普及すれば普及するほど、火力、原子力など環境負荷や原燃料費が高いエネルギーから移行できます。これが電力会社でなく、一個人で手掛けられるチャンスは「多分次はない」と私は思いました。極端な話、損しなければ儲けられなくても構いません、ですが、改正FIT法でのフェンス、看板、報告書提出、今回の岡山県美作市の太陽光パネル課税など、事業参入時に無かったコストが次々加算されており、極めて今後の先行きは不透明で厳しいものでしょう。
 Q・太陽光発電の買い取りは、2020年で終了するらしい。太陽光はもうダメだ。
 A・日経など様々なニュースになりましたが、今後新規の太陽光発電所で買い取り終了が検討されているというニュースで、現在契約済みの分は全く関係ありません。ただ、今後は大儲けは難しいでしょうし、今からFITの認可を得ても1kwh14円、来年はおそらく12~10円になるまで普及したわけですから、我々太陽光発電所ユーザーがリスクを背負い率先して発電所を新設する必要性は薄まったのかなとは思います。
 今後の太陽光発電がどうなるか分かりませんが、人口減少に伴う日本経済の衰退が予想される中、石油、石炭、ウランなど

他国から資源を買い続けられる日々は長く続かない

でしょう。国内で賄えるエネルギーは、将来にわたって国民生活を維持し、国土を守るために絶対必要です。私はそれに少しでも貢献できるよう、太陽光発電所オーナーとして頑張っていきます。

 

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