ロシア・ハバロフスク旅行その4・2015年12月 | キッチントレーダーさやた

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 レストラン内には、19時だというのに誰もおらず、「不人気店を選んでしまったか?」と危惧する。



 テーブルにスマホの翻訳アプリを用意し、ウェイターに注文。こちらが話す場合は、日本語を打ち込むとロシア後に変換してくれて、相手のロシア語を聞くときは、マイクにしゃべってもらい日本語に変換するもの。ウェイターに「最も基本的なロシア料理をお願いします」と伝え、ウェイターもスマホを取り出し、日本語表示で「コースしかないですが、いいですか?」と対応してくれたが、


なぜ日本人とバレたのだろうか?






 生まれて初めて食べる白人圏の味だが、前菜として出てきたポテトサラダが、いきなり俺のこぶし大サイズで「前菜でこれかよ!」とたじろぐ。ポテトサラダは、日本とは明らかに違う、酸味が少なくクリーム感あふれるマヨネーズであえられて、日本より美味い。サラダに乗っていた、エビのボイルもプリプリして塩加減が美味い。ウェイターが料理を出した後暇そうだったので、「美味しいです」と伝えると、笑顔で「どういたしまして」と返ってくる。ジュースもグレープとベリーの中間っぽくて美味かったので尋ねたら、ロシアでポピュラーな「モルス」という木の実のジュースという。お代わり自由という黒パンは、ロシア庶民の味ということで楽しみだったのだが、パサツいて不自然な酸味がほのかにあり、あまり美味しくない。もし日本で黒パンが食べたいなら、食パンを放置して乾燥させ、軽く酢を振りかければ近くなるだろう。




  二品目は、揚げた薄いナス?でくるんだ白身魚と、同じく豚肉。見た目は個人的に大嫌いなナスなのだが、ロシアの別の野菜なのか揚げ方が良いのか、ナスのイヤな生臭さやグッチョリ感がなく普通に美味い。包まれていた白身魚と肉もコクがあり、少しのレモン(酢?)と相まって大変美味い。添えられた千切りじゃがいも?揚げは、カリカリ感に塩気がバランス良く、これもなかなかの味。わずか二品の時点で、ほぼ満腹になり、「次ステーキとか来たらどうするっべ?おい」と不安に駆られる。






 3品目はパイ生地にナッツをまぶし揚げたような菓子で、ウェイターに尋ねると「バグラヴァ」というアゼルバイジャンのデザートという。食べてみると、カリカリで歯ごたえの心地よいナッツが、柔らかいパイ生地と合わさり、それでいて表面にまぶされた卵黄?クリームの濃厚さと甘みがベストマッチしてメチャクチャ美味い。もし胃袋に余裕があれば、間違いなくおかわりしているレベル。「これは日本に帰ったら、妻に絶対教えよう」と誓うくらい。これだけ濃厚で甘いと、砂糖を抑えたコーヒーと合わせたら殺人的に美味い。
 コースを食べ終えて満足したため、ウェイターに改めて「初めてロシア料理を食べたが、美味しかった」と伝えて精算。値段は約1600ルーブル(2700円)で、ホテルのコース料理としては大変リーズナブル。とはいえ、もし通貨安でなかったら倍の値段なのだから、本来はそれなりの高級店だったのだろう。






 食後は独特の迷路状になっている廊下、棺桶がぴったり入りそうな細いエレベーターを経由して部屋に戻り、風呂に入り、約2日ぶりにちゃんとした寝床で溶けるように眠りについた。




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