台湾旅行その7 | キッチントレーダーさやた

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 一度ホテルに戻り、大荷物を置いて臨江街夜市へ向かう。MRTから地上に出て目の前に来る台北101のイルミネーションは見応えあり。










 この夜市のお目当てはピーナツクレープ。ピーナツをびっしり入れた水飴をカチカチに固め、それをカンナで削り粉末状にし、クレープに乗せパクチーをまぶし巻き上げるという作り方だが、食材をカンナで削り、あのクセ味たっぷりのパクチーと合わせるというぶっ飛んだ発想は理解できないのだが、なぜか滅茶苦茶美味い。ピーナツ水飴の粉末だけでも美味そうなのだが、パクチーが甘ったるさを抑え味を引き締めており、「パクチー無いとダメ」と思えるくらいバランスが良い。店員に「アイス入れますか?」と聞かれたが、3月で少々肌寒かったので断ったところ、店員が「ええ!!??アイス入れないの?」という表情をしたところを見ると、大半の客はアイス入りを食べるようだ。今度は夏に来てアイス入りを食べようと心に誓う。
 更に夜市を歩き、小腹が空いた妻は「牡蠣麺線」を注文。



 牡蠣のダシが効いたあんかけそうめんといったところ。店頭に無造作に置かれた傷だらけのステンレステーブルに置いて食べたが、このテーブルに乗ったものは何でも美味そうに見えるのはなぜだろう。醤油味の優しい歯ごたえで、ここでもパクチーがいいアクセント。たっぷりの牡蠣も美味い。風邪ひいたら絶対に食べたくなる味。

 3日目、まずは台北大橋に向かう。お目当ては、台湾で最も激しいラッシュアワーを見学すること。たまに日本の通勤地獄を見に来る外国人観光客を見かけるが、その時は「なにが面白いんだ?」と冷めた目で見ていた。


だが現在、台湾で俺たち夫婦は


その立場に立っている。




  台北橋の駅から地上に出て、バイパスと交差点の交わる場所に陣取ると、バイパスから降りてくるスクーターがどんどん溜まっていく。それが青信号とともに一斉にスタートする様子は、トコロテン、フィーバーで出てくるパチンコ玉、ネズミが大増殖した家のドアを開けた瞬間などと似ている。男である自分はそれなりにものすごく興奮して携帯のシャッターを押し続けるが、バイク等にあまり興味がない妻も大興奮。どうやら台北のラッシュアワーは、何か人を焚き付けるものがあるようだ。


続く