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海自遠洋練習航海部隊 所感文
プエルトケツァル~カヤオ

2019年8月21日更新
 

 

 ペルー陸軍施設内にある「在ペルー日本国大使公邸占拠事件」に関連する「陸軍現代博物館」を研修する実習幹部たち(7月5日)


 

 艦載のSH60J哨戒ヘリを使い患者搬送訓練を行う実習幹部たち(7月3日、「いなづま」で)


 

 カヤオ市内の造船施設「SIMA PERU」を研修した実習幹部たち(7月9日)

・・・他

先人たちの努力と誇り実感

 中・南米諸国を歴訪中の海自遠洋練習航海部隊(練習艦「かしま」、護衛艦「いなづま」で編成、指揮官・梶元大介海将補以下約580人)は7月5日、南米・ペルーのカヤオに入港した。以下は、中米・グアテマラのプエルトケツァル出港からペルー到着、カヤオ市内研修までの実習幹部の航海記と所感文。


プエルトケツァル~カヤオ

一代表として、より気合が入る 吉家 巧未 3海尉

 6月28日、グアテマラのプエルトケツァル出港とともに、各国との交換実習員プログラムにより、カナダ、ドイツ、グアテマラの5人の海軍士官が乗艦した。私はドイツ海軍少尉の世話役として蛇行・占位・戦術運動、各部署訓練の説明を担当した。海上自衛隊の一代表としてドイツ軍人に接し、訓練はいつもより、いっそう気合が入った。

 練習艦隊は30日、赤道を通過して南半球に入った。無事、赤道を通過できたことを喜びつつ、地球という大きな海原に揺られているというスケールの大きさに心も躍った。

配乗替えで知る第一線の緊張感 溝川 拓 3海尉

 2回目の配乗替えがあり、私は「かしま」から「いなづま」への移動となった。「かしま」と比較して、「いなづま」は少ない人数で各種訓練を実施しなければならず、その忙しさは学習密度の増加と表裏一体だ。本艦は第一線部隊の艦艇としての緊張感が感じられ、私も気が引き締まった。

洋上勤務ならではの経験 杉山 裕大 3海尉

 6月30日に行われた赤道祭では、航海の安全と乗員の健康を祈念するとともに、艦としての融和団結を図るため演芸大会が開かれ、「いなづま」でも大いに盛り上がった。

 7月2日には、皆既日食を観測することができた。あいにくの曇りで観測は不可能かと思われたが、雲の切れ間からなんとか日食を観測することができた。今後も、洋上勤務ならではの楽しみを胸に、訓練に取り組みたい。

要求される高レベルな訓練 磯部 康太 3海尉

 訓練で我々に要求されるレベルは徐々に高まり、どのようにしたら・・・

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カヤオ寄港

戦略的パートナーの日ペルー 白川 雄生 3海尉

 練習艦隊は7月5日、「日本人移民120周年」を迎えたペルーのカヤオに入港した。首都リマは〝南米のゲートウェー〟とされ、太平洋岸の都市では約1000万人という最大の人口を誇る。

 ペルーには中南米で一番古い日系人社会がある。1898年、人口過多だった日本から人々は中南米に移民し、やがて日系人社会が形成された。初めは迫害も受けたが、戦後に日ペルーの国交回復と社会への貢献により、日系人は認められるようになった。

 現在、日本とペルーは「戦略的パートナー」として政治・経済面で欠かせない関係にある。ペルー国防省の主任務の一つには自衛隊と同じ災害対策があり、両者は今後とも相互に関係を深めていく価値がある。

親日的なペルーと日系人の歴史 樋口 昌宏 3海尉

 カヤオに寄港すると、日系人とペルー海軍の盛大な歓待が我々を待ち受けていた。ここまで歓迎が大規模であったのは初めてで、とても深い印象を受けた。

 我々は、ペルー人がなぜここまで親日的なのか疑問だった。しかし、研修で・・・

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 防衛関連ニュース

夏の合同企業説明会シーズンが到来
採用に意欲的な企業多数 札幌、大阪、福岡

2019年8月21日更新

 

 企業担当者(左)から説明を受ける任期制隊員(7月29日、札幌コンベンションセンターで)

「元自衛官、能力高い」

 「夏の合同企業説明会」のシーズンを迎え、各地本では退職予定の任期制隊員と企業のマッチングを進めている。同時に中隊長らに就職援護の指導を実施、さらに会場には高校の進路担当教諭らも招き、自衛隊を退職後、若手隊員が一般企業にスムーズに再就職している状況を見てもらっている。


合同企業説明会 退職予定隊員167人が参加 亀山11旅団長らも視察 札幌

 【札幌】地本は7月29日、札幌コンベンションセンターで今年度第1回目の「合同企業説明会」を開いた。

 説明会には陸自149、海自1、空自17の計167人の退職予定隊員が参加。企業側は道内外から292社が出展し、隊員たちは企業ブースを回って各会社の人事担当者から説明を受け、積極的に質問していた。

 企業関係者は「昨年、元自衛官を採用し、その能力の高さには目を見張るものがあった。そこで今年度も参加した。今年も自衛官から良い人材を確保したい」との声があった。民間企業では人手不足が深刻な面もあり、「・・・

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                   ◇

 札幌地本は「合同企業説明会」の場を活用し、自衛官を目指す高校生らとその保護者ら13人、高校の進路担当教諭1人、自衛官募集相談員ら8人を招待し、自衛隊の再就職に関する業務内容を見てもらった。

 このほか会場では志願の意思固めに役立つ情報も積極的に発信。自衛隊に・・・

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企業、団体から208社 高校教諭らも研修 大阪

 【大阪】地本は6月17日、大阪市内で行われた「阪神地区合同企業説明会」(主催・自衛隊援護協会大阪支部)を支援した。

 会場には阪神地区に就職を希望する隊員が、北は北海道の上富良野駐屯地、南は沖縄の那覇基地から計318人が集まった。一方、企業も大阪・兵庫だけでなく、京都・滋賀・奈良・和歌山から計208社・団体が参加した。

 隊員は関心のある企業ブースを訪れ、・・・

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「三位一体」を強調 5駐屯地で援護キャンペーン 福岡

 【福岡】地本は7月2日から同12日まで、「第1回援護キャンペーン」を小倉・久留米・福岡・小郡・飯塚の各駐屯地で実施した。

 このキャンペーンは各部隊の中隊長らと任期制退職予定隊員ら約150人に就職援護の現状を認識してもらい、スムーズな再就職につなげるもの。さらに予備自制度も広報し、志願率向上と隊員自主募集の促進を図った。

 最初に援護班長の村上浩昭3佐が援護環境、合同企業説明会について説明した後、ハローワークへの勤務経験のある藤原美千子期間業務隊員(キャリアコンサルタント資格保有)が再就職にあたって・・・

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 防衛関連ニュース

SH60J哨戒ヘリ最後の修理機
海自1空修隊が引き渡し記念行事
(2019年6月27日)

2019年8月21日更新

 

 最終号機の引き渡しを記念し、荒川司令(左)から盾を贈られる22空の鬼丸1尉(6月27日、鹿屋基地で)

 【鹿屋】1航空修理隊は6月27日、「定期修理最終号機引渡し記念」行事を行い、修理を終えたSH60J哨戒ヘリ8302号機を22航空隊(大村)に引き渡した。

 同隊は平成10年から約21年間にわたり、延べ34機のSH60Jの定期修理を実施してきたが、同型機の減勢に伴い、8302号機が最後の機体となり、今後はSH60K哨戒ヘリの定期修理を担うことになる。

 行事では、・・・

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陸自滝川駐屯地 市中パレードと記念行事
10即機連お披露目!
(2019年7月6日、7日)

2019年8月21日更新

 

 「即応機動連隊」への改編後初となる市中パレードで、大勢の市民が見守る中、10即機連の連隊旗を掲げ、堂々とした行進を見せる指揮通信車(7月6日、滝川市駅前のベルロードで)


 

 駐屯地を訪れた約2000人の市民を前に、観閲行進を披露する10即機連の16式機動戦闘車。左は観閲官の伊與田雅一司令(7月7日、滝川駐屯地で)


 

 観閲台上の観閲官、伊與田連隊長に対し、敬礼を行う10即機連の幹部たち(7月7日、滝川駐屯地で)

力強い行進に市民から大きな声援

 「滝川市民の皆さん、10普連は新たに第10即応機動連隊となりました」――。

 滝川駐屯地は7月6日、滝川商工会議所の要望を受け、滝川市駅前のベルロードで市中パレードを行った。翌7日には駐屯地を一般開放し、「駐屯地64周年記念行事」と「10即機連創隊記念行事」を挙行した。

 北海道で初となる「即応機動連隊」のお披露目となった6日の市中パレードには、前田康吉滝川市長ら来賓をはじめ、約1800人の地域住民が沿道に集まった。

 パレードは11音楽隊(真駒内)による演奏でスタート、即機連への改編に伴い導入された最新鋭の16式機動戦闘車6両など70両が堂々の行進を見せた。

 車両部隊に続いて徒歩部隊の行進が続き、区隊長の多田好輝3尉を先頭に、紫紺の制服に身を包んだ新隊員23人が・・・

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日米気象隊「日米ピクニック」で交流 横田
(2019年6月9日)

2019年8月21日更新

 

 「日米ピクニック」に参加し、交流を行った両国の気象隊員とその家族ら(6月9日、横田基地で)

 【横田気象隊】空自横田気象隊(隊長・棚橋理恵子2佐)と米空軍第374気象小隊(同・ミッチェル・ウエストランド大尉)は6月9日、横田基地内でバーベキューイベント「日米ピクニック」を開催した。

 平成24年から毎年行われている恒例の行事で、基地の隊員家族や近隣の気象群本部(府中)、中枢気象隊(同)、入間気象隊の隊員も駆けつけて約70人が参加した。

 棚橋、ウエストランド両隊長が準備に当たった隊員や参加者に謝意を述べ、イベントがスタート。食事は日米両先任空曹が中心となって用意し、日本側は焼きそばや餃子、米側はハンバーガーやホットドッグなどを振る舞った。横田気象隊総括班長の水間清彦1尉が手作りしたたこ焼きは米国人にも好評で、参加者は料理を味わいつつコミュニケーションを図っていた。

 食後は日米対抗の余興も行われ、日本側が考案した「チャンバラゲーム」で、大人から子供まで盛り上がった。

 横田気象隊の穂森泰隆1尉は「今後もこのような機会を絶やすことなく、日米間の交流を深めたい」と語った。