トップニュース
ホルムズ海峡の有志連合構想 日米防衛相が意見交換
(2019年8月7日)
2019年8月16日更新
岩屋防衛相(手前左)のエスコートで陸自の特別儀仗隊を巡閲するエスパー米国防長官(同右)=8月7日、防衛省で
岩屋大臣「総合的に判断」
岩屋防衛相は8月7日、先月23日に米国防長官に就任後、初来日したマーク・エスパー氏と防衛省で初めて会談し、強固な日米同盟を確認した。日米が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」ビジョンの実現に向け、緊密に連携していくことでも一致した。会談後、岩屋大臣は記者団に「詳細は控える」としながらも、中東・ホルムズ海峡の安全確保に向けた米国主導の有志連合構想「海洋安全保障イニシアチブ」についても意見交換し、対イラン関係などを含め「政府全体として総合的に判断する」との日本側の立場を伝えたことを明らかにした。
会談の冒頭、岩屋大臣は就任への祝意を表した上で、「日米を取り巻く安全保障環境が非常に厳しさを増す中、両国の防衛当局があらゆるレベルで緊密な協力関係を維持することが重要だ。私もエスパー長官と緊密に連携し、日米同盟の強化・発展のために取り組んでいきたい」と述べた。
これに対し、エスパー長官は「日米同盟はインド太平洋の平和と安全の礎であり、米国のコミットメント(責任ある関与)は盤石だ」と応え、米国防総省が昨年1月に公表し、太平洋地域を「優先地域」と定めた「国家防衛戦略(NDS)」の取り組みを推進していく姿勢を強調した。
会談では、北朝鮮による全ての大量破壊兵器とあらゆる射程の弾道ミサイルの「完全で検証可能、かつ不可逆的な廃棄」に向け、国連安全保障理事会決議に基づく対北制裁の「完全な履行」の重要性について認識を共有。北朝鮮船舶による違法な「瀬取り」に対し、日米が引き続き関係国と連携して警戒監視活動に当たっていくことで一致した。
さらに、両氏は東・南シナ海情勢をめぐり、・・・
防衛関連ニュース
北朝鮮がまた飛翔体 日本に影響なし
(2019年8月10日)
2019年8月16日更新
北朝鮮は8月10日早朝、東部の咸興(ハムフン)付近から短距離弾道ミサイルと推定される飛翔体2発を日本海に向けて発射した。飛距離は約400キロ、高度約48キロ、最高速度はマッハ6.1以上だった。
防衛省は「我が国の安全保障に直ちに影響を与える事態は確認されていない」との見解を発表した。北朝鮮による飛翔体の発射は7月25日以降、5度目。
防衛関連ニュース
海自遠航部隊オセアニアに到着
(2019年8月11日)
2019年8月16日更新
環太平洋を一周中の海自の遠洋練習航海部隊(練習艦「かしま」、護衛艦「いなづま」で編成、指揮官・梶元大介海将補以下約580人)は8月11日、北・中・南米の歴訪を終え、オセアニア最初の寄港地、仏領ポリネシアのパペーテ(タヒチ島)に到着した。この後、フィジー、ニュージーランド、豪州などを訪問する。
防衛関連ニュース
F35A墜落事故 空自が最終調査結果
対抗の3番機通過後、急降下
(2019年8月9日)
2019年8月16日更新
空自3空団302飛行隊(三沢)のF35Aステルス戦闘機(705号機、細見彰里2佐搭乗)が4月9日夜、僚機との対戦闘機戦闘訓練中に三沢東方沖の太平洋上に墜落した事故で、空自は8月9日、事故の最終調査結果を発表した。
6月10日に公表した中間報告と同様、機体に不具合は確認されなかったが、細見2佐が平衡感覚を失った「空間識失調」に陥ったことが事故原因と結論付けた。
調査結果では、705号機が4機での対戦闘機戦闘訓練中、訓練空域に接近してきた米軍機を避けるため降下を始めたが、その直前に対抗機だった3番機が約2200メートル下を飛行していたことに新たに言及。事故機は3番機の通過後、背面に近い約135度のバンク(機体の左右の傾き)をとって急旋回で約90度左に方向転換し、高度9900メートルからダイブ角60度・時速約900キロ以上で急降下した。6000メートル付近で速度警報が作動したが、・・・
衝突回避装置導入 岩屋防衛相が指示
さらに、墜落しそうになった機体が自動的に回復動作を行う「自動衝突回避システム」の早期導入を目指す考えも明らかにした。同装置は現在、・・・
防衛関連ニュース
浅間山噴火で自衛隊が情報収集
長野、群馬地本 県庁にLOを派遣
(2019年8月7日)
2019年8月16日更新
8月7日午後10時8分ごろ、群馬・長野県境にある浅間山(標高2568メートル)で小規模の噴火が発生し、陸空自衛隊などが情報収集に当たった。
発災の一報を受け、午後10時55分に長野地本のLO(連絡幹部)が長野県庁、同11時25分には群馬地本のLOが群馬県庁に急行した。
翌8日午前3時には東方情報処理隊(朝霞)が、4時前には・・・
防衛関連ニュース
陸自板妻駐 女性自衛官増で整備着々
隊舎の改修で受け入れ規模2倍に Wi-Fi設置
(2019年6月26日、7月16日)
2019年8月15日更新
宿舎改修を記念し、深田満男駐屯地司令(後方左)と共に写真に納まる女性隊員たち。後方中央は3陸曹教育隊の佐藤靖倫隊長、その右は上野業務隊長(7月16日、板妻駐屯地の女性自衛官宿舎で)
自販機に搭載されたWi―Fiのアンテナを指さす上野業務隊長(右)。その左は沢内仁厚生科長(6月28日、駐屯地で)
政府の「女性活躍推進」施策により近年、自衛隊でも女性隊員がさまざまな職域で活躍し、第一線部隊の配置制限も解かれている。これに伴って各部隊では女性隊員の受け入れ態勢を整えるため、女性用区画の整備などを進めている。富士地区の板妻駐屯地では女性自衛官用宿舎の増設を進め、訓練などで他部隊から訪れた女性隊員にも対応できる環境を整えた。
【板妻】駐屯地は7月16日、女性自衛官宿舎を改修・新設し、2倍の女性隊員の受け入れ態勢を確立した。
女性自衛官宿舎はこれまで、25号隊舎3階の半フロアを使用し、34普連などの営内者用に2個居室8人、3陸曹教育隊の学生用に3個居室12人を割り当てていた。しかし、昨今の女性活躍推進施策などを踏まえ、3曹教の女性枠の増加や、女性予備自衛官の招集訓練などに対応するため、3階の全フロアを女性用にリフォームした。
この結果、営内者用は・・・
Wi-Fi設置、ネット環境改善
板妻駐屯地では、髙田克樹東方総監が各部隊に求める「隊員が帰ってきたくなるような駐屯地の追求」施策の一環として、6月26日、駐屯地内にWi―Fi機能を搭載した自動販売機を設置した。
業務隊が主体となり生活隊舎フロアにWi―Fi環境の構築を目指したもので、今回は生活隊舎の10号隊舎・・・
防衛関連ニュース
<ビッグレスキュー その時に備える>
第21回 木下千敏志氏 明石市
2019年8月15日更新
災害のリスクを市民がより明確に理解できるよう「ハザードマップ」を全面改訂するなど、各種施策を推進する木下兵庫県明石市総合安全対策担当理事(元1陸佐)
よりわかりやすく、具体的な、市に合った防災・減災対策をめざす
明石市は、瀬戸内海に面しており、明石海峡をはさんで淡路島を眺められる自治体だ。古くは万葉の歌人である柿本人麻呂によって多くの歌が詠まれた風光明媚な街で、淡路・四国と結ぶ交通の要衝であり、比較的災害の少ない穏やかで気候に恵まれた街である。
防災上のリスクとしては、六甲・淡路島断層帯による直下型地震、南海トラフ巨大地震に伴う揺れ及び津波の襲来、大雨による明石川など河川の氾濫や土砂災害、台風時の高潮などがあり、それぞれにハード面、ソフト面の対策をとってきた。
このような中、昨年7月の西日本豪雨や台風第20号、第21号などの風水害では、大きな被害こそなかったものの、不安を訴える市民が激増したこともあり、この機会に市内の災害リスクを、市民がより明確に理解できるよう、今年5月に市のハザードマップを全面改訂した。
コンセプトは『災害リスクが一目でわかること』とし、各地域の地図を大きく見やすくしたほか、風水害や地震の時にとるべき行動をわかりやすく解説した。また各地域のページにQRコードをつけて、スマートフォンから河川監視カメラや河川水位、避難所の情報などにアクセスできるよう工夫した。居住地域の災害特性を把握することが防災の出発点であり、『わかりやすさ』は非常に重要である。
防災では、地域の自助・共助が重要であることは言うに及ばない。市では各地域がより積極的に・・・
防衛関連ニュース
陸自2普連 連隊射撃訓練 対戦車誘導弾2発命中
(2019年7月15日~18日)
2019年8月15日更新
悪天候の中、迅速かつ正確に81ミリ迫撃砲を射撃する2普連の隊員
【2普連=高田】2普連は7月15~18日、新潟県の関山演習場で「連隊射撃訓練」を実施した。
同演習場では初となる01式対戦車誘導弾の射撃も行われ、目標に2発命中させた。
120ミリ、81ミリ両迫撃砲射撃では、雨が降る悪条件でも分隊が連携して迅速かつ正確な射撃を披露。戦闘射撃では銃身交換を伴う射撃なども行い、小銃小隊の射撃能力を向上させた。
防衛関連ニュース
陸自24普連等に本場の「海軍カレー」提供 宮崎地本
(2019年6月6日)
2019年8月15日更新
大鍋で150食分の「海軍カレー」を調理する陸自隊員と、隠し味にワインを投入する宮内3海曹(右)=6月6日、霧島演習場で
陸海自隊員が協力して150食調理
【宮崎地本】地本は6月6日、霧島演習場で実施された24普連(えびの)の訓練と、自衛官候補生教育隊の総合訓練で、本場の「海軍カレー」をふるまった。
これまでは、えびの駐屯地の隊員食堂で〝海軍風〟のカレーを提供していたが、今回は、海自下総航空基地で給養員として勤務していた宮内明香3海曹(小林地域事務所)が調理技術指導を行い、海軍オリジナルレシピを基に本場の「海軍カレー」を再現し、・・・
防衛関連ニュース
「禁煙週間」で意識啓発
肺年齢測定、看護官がアドバイス 札幌病院
(2019年5月31日~6月6日)
2019年8月15日更新
看護官や薬剤官らのアドバイスを受けながら、「呼気一酸化炭素濃度測定」などの各種測定に臨む隊員や来院者たち(5月31日、札幌病院で)
【札幌病院】自衛隊札幌病院は5月31日から6月6日まで、「世界禁煙デー」と厚労省の「禁煙週間」に合わせ、病院職員、通院患者、近傍駐屯地の隊員とその家族を対象に、「禁煙」に関する啓発を行った。
世界禁煙デーの31日には病院のエントランスで「肺年齢測定」「呼気一酸化炭素濃度測定」「看護官による禁煙相談」「薬剤官による禁煙補助薬の相談」を実施。隊員や来院者ら約100人が各種測定に臨み、・・・
防衛関連ニュース
陸自6後支連の宮田1士 現行犯逮捕に協力
(2019年6月12日)
2019年8月15日更新
後藤天童警察署署長から感謝状を贈られる宮田1士(左)=6月12日、同署で
【6後支連=神町】陸自6後支連衛生隊(隊長・萩原陵志2佐)の宮田和幸1士は6月12日、建造物侵入容疑者の現行犯逮捕に協力した功績により、山形県天童警察署から感謝状を贈られた。
宮田1士は6月1日夜、JR天童南駅の女性トイレに不審者が入ったのを見掛けた。出てきたところに声を掛け、同駅前交番に引き渡した。不審者は盗撮を行おうとしていた。
天童警察署で行われた贈呈式では、後藤信吾署長から「勇敢な行動に感謝します」とたたえられ、感謝状を手渡された。
宮田1士は「(不審者に)抵抗され一瞬ひるんだが、萩原隊長の『損得ではなく、善悪で仕事せよ』の指導が頭に浮かび、力になった」と振り返った。







