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海自遠洋練習航海部隊 所感文
サンディエゴ~プエルトケツァル

2019年8月6日更新
 

 

 史跡研修で訪れた世界遺産の古都アンティグアを散策する実習幹部たち。スペイン統治時代のコロニアル調のカラフルな街並みが残る(6月27日)


 

 火災の発生を想定し、放水訓練を行う実習幹部(6月23日)


 

 アンティグア市内で頭の上に籠を乗せて民芸品を売る現地人女性と交流する実習幹部たち(6月27日)

・・・他

グアテマラで文化交流

 海自の遠洋練習航海部隊(練習艦「かしま」と護衛艦「いなづま」で編成、指揮官・梶元大介海将補以下約580人)は米国を訪問後、西海岸沖を南下し、6月25日、中米・グアテマラのプエルトケツァルに入港した。以下は、米国サンディエゴ出港後の洋上訓練の様子や、グアテマラの古都アンティグアを史跡研修した時の感想など、実習幹部たちからのレポート。


サンディエゴ~プエルトケツァル

日米の同盟関係を再認識 本田 渓介 3海尉

 練習艦隊はサンディエゴを出港後、洋上で米海軍と親善訓練を行った。実習幹部にとって外国艦船、外国部隊との親善訓練は初めての経験で、海軍が担う外交的な側面や日米の同盟関係を再認識する良い機会となった。

「日本の代表」の自覚強まる 浦野 拓登 3海尉

 自衛隊生活で初めて他国海軍との訓練を経験した。米艦艇との親善訓練を通じ、自分が国際的な仕事に従事していることを実感するとともに、「日本の代表」として働いているという自覚が強まった。

 私の入隊理由の一つは、米国の大学で得た英語力・生活経験を生かし、母国と世界の平和、世界情勢安定に貢献することだ。米海軍との訓練では、実際に無線から流れてくる米軍人の声を聞き、間近で米艦艇を見ることで、私も近い将来、他国軍隊などとの共同訓練や任務を通じて活躍したいという気持ちがさらに強まった。

海自のプレゼンス示す機会に 小野瀬 龍一 3海尉

 我々が普段から行っている術科訓練の中には、不測の事態に備えた訓練も含まれている。サンディエゴ出港後に実施した親善訓練では、米艦艇と航行を共にし、いろいろな状況を学んだ。

 こうした親善訓練は、海上自衛隊のプレゼンスや他国との関係を諸外国に対して示すことができる。これには日本の国防、特に「抑止力」の面で大きな意義があると考える。今回の経験は、米海軍との同盟関係を一層深める貴重な機会でもあった。

作業の本質を理解し行動 眞島 彰將 3海尉

 中米グアテマラのプエルトケツァルまでの約1週間の航海で、我々は教育課程の一つの区切りを迎える。この航海中に行った実習幹部がその日の訓練を企画する「エンスン(少尉)デー」では、・・・

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プエルトケツァル寄港

緊張和らげる現地人のふるまい 正木 寛也 3海尉

 6月25日、中米・グアテマラ共和国のプエルトケツァルに入港した。

 入港前、グアテマラは治安があまり良くない中南米の一国で、緊張感を持たなければいけないと考えていたが、街を歩くと、民芸品が詰まった籠を頭に載せた女性や、マヤ文明を象徴するようなデザインの笛を吹いている男性が笑顔で話しかけてくるなど、人々の振る舞いは緊張感を和らげるものだった。

 「一緒に写真を撮ろう」と頼むと、恥ずかしそうに「いいよ」と言ってくれ、グアテマラ人は内気で、周りを気遣える日本人と近いと言われる性格を感じることができた。

日本と共通するたくましさ 井上 昭也 3海尉

 グアテマラは私にとって未知の国で、「危険な地域」という先入観を持っていた。しかし、現地を訪れて印象が変わり、〝たくましい国〟と言う表現が最も当てはまると感じた。

 グアテマラは日本と同じく地震や火山などの自然の脅威に常にさらされ、これまでに震災や噴火の影響で遷都を2度も経験している。1976年にはマグニチュード7.5の地震が発生し、3万人以上の死傷者が出た。さらに昨年はフエゴ山が噴火し、今も至る所で復興作業に携わっている人を多数見かけた。このように災害が頻発する中でたくましく生きていく姿は、日本人と共通している。

人柄実感する文化交流 西山 晃太 3海尉

 私にとってグアテマラは遠洋練習航海で寄港しなければ一生訪れることはなかったはずだ。訪問して特に印象に残ったことは、艦上レセプションである。煎茶道の展示をしたところ、皆が興味深そうにお手前の動画や写真を撮っていた。話しかけてくる人はアメリカに比べ、少なかったが、お手前が終わると以前から友達であったかのように気さくで陽気に接してくれた。グアテマラ人の人柄を実感するとともに、日本の文化も楽しんでもらえ、非常に良い文化交流となった。

我々の恵まれた訓練環境実感 坂上 智彦 3海尉

 グアテマラ海軍の主な任務は沿岸警備と麻薬密輸船の取り締まりである。この目的で海軍は、武装した船艇を数隻所有している。軍人交流会で私がエスコートしたグアテマラ海軍の下士官は、「日本は練習艦として・・・

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 防衛関連ニュース

米で国際装甲車会議 装備庁事業計画調整官が講演
(2019年6月25日~27日)

2019年8月6日更新

 

 「国際装甲車会議」で「日本の装甲車開発の実績と将来水陸両用車の取り組み」と題して講演する装備庁事業計画調整官の井上1陸佐(壇上)=6月27日、米テキサス州オースティンで

 【防衛装備庁=市ヶ谷】防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官(情報・武器・車両担当)付事業計画調整官の井上義宏1陸佐は、6月25日から27日まで、米テキサス州の州都オースティンで開かれた「国際装甲車会議」に出席し、「日本の装甲車開発の実績と将来水陸両用車の取り組み」と題して講演した。

 井上1佐は10式戦車や16式機動戦闘車の開発実績をはじめ、将来水陸両用車に向けた技術研究や日米共同研究の概要について説明。最後に「地域の安定と繁栄、国際平和のため、同盟国である米国や関係諸国との研究開発ネットワークを強固にしていきたい」と強調した。講演後は「日米共同研究の現状」について熱心な質問が寄せられた。

 会議ではこのほか、米陸軍フューチャーコマンド司令官のジョン・マレー大将が基調講演し、次世代戦闘車両のコンセプトとして、「レスカジュアリティ(犠牲者局限)」を目指して・・・

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 防衛関連ニュース

UNMISS司令部要員 安保、富永3佐に3級賞詞
陸幕長に帰国報告
(2019年7月26日)

2019年8月6日更新

 

 湯浅陸幕長(右)からねぎらいの言葉を受けるUNMISS司令部要員の任務を終えて帰国した(左から)富永3佐と安保3佐(7月26日、陸幕長応接室で)

 国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に第10次司令部要員として約1年間派遣された施設幕僚の安保直之3陸佐と情報幕僚の富永麻美3陸佐(共に陸上総隊所属)が7月9日に帰国し、同26日陸幕を訪れ、湯浅陸幕長に帰国報告を行った。

 アフリカでの過酷な任務を終えて帰国した2人を湯浅陸幕長は笑顔で出迎え、3級賞詞と防衛功労章を授与し、その功績を称えた。引き続き懇談を行い、・・・

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 防衛関連ニュース

中国艦が対馬海峡を往復(2019年7月22日、23日)

2019年8月6日更新

 

 7月22日午前7時ごろ、中国海軍の「ジャンカイⅡ」級フリゲート(満載排水量約3900トン、艦番号529「舟山」)1隻が長崎・下対馬の南西約200キロの海域を北東に向け航行するのを海自3ミサイル艇隊(佐世保)のミサイル艇「おおたか」が確認した。

 中国艦はその後、対馬海峡を北上し、一時的に日本海へ進出。翌23日に再び対馬海峡を南下し、東シナ海に戻った。

 

 

 

 防衛関連ニュース

中国艦艇4隻が宮古海峡を南下
(2019年7月25日)

2019年8月6日更新

 

 7月25日午前5時ごろ、中国海軍の「ルーヤンⅢ」級ミサイル駆逐艦1隻(満載排水量7500トン、艦番号117「西寧」)、「ジャンカイⅡ」級フリゲート2隻(3900トン、576「大慶」、598「日照」)、「フユ」級高速戦闘支援艦1隻(965)の計4隻が沖縄・宮古島の北方約240キロの海域を南に向け航行するのを海自5空群(那覇)のP3C哨戒機と佐世保地方隊所属の多用途支援艦「あまくさ」が確認した。

 4隻はこの後、宮古海峡を南下し、太平洋に出た。

 

 

 

 防衛関連ニュース

東方警務隊逮捕術競技会 127地区警務隊が優勝
(2019年7月9日)

2019年8月6日更新

 

 競技会の優勝者ら。(左4人目から)127警の福留良二2曹、米田監督、岡清定隊長、石井2尉(7月9日、朝霞駐屯地で)

5戦全勝で37年ぶりの快挙

 【東方警=朝霞】東部方面警務隊(隊長・原健1佐)は7月9日、7年ぶりに逮捕術競技会を実施した。団体戦は127地区警務隊(本部・習志野)が5戦全勝で昭和57年以来37年ぶりに優勝した。

 住田和明陸上総隊司令官、高田克樹東方総監らが見守る中、団体戦(6個部隊の総当たり戦)と、個人戦(新人戦=幹部・陸曹=、女性の部)で徒手や警棒を使った逮捕術の技能を競った。

 団体戦は127警が優勝し、監督の米田剛1尉は「選手たちが日ごろの成果を十二分に発揮してくれた。選手と支援していただいた方々に感謝したい」と話した。

 一方、個人戦は・・・

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