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インド防衛駐在官のレポート㊥<海>
進む日印防衛交流

2019年6月5日更新
 

 

江田大興1海佐


 

 日米印3カ国による共同演習「マラバール2017」で、戦術運動を行う(手前から)米空母「ニミッツ」、印空母「ヴィクラマーディティヤ」、海自ヘリ搭載護衛艦「いずも」などの艦艇


 

 共同訓練でインド海軍フリゲート「サヒャディ」に搬送され、艦内の医務室で〝治療〟を受ける「さざなみ」の乗員(左)

 私は、防衛省とインド国防省、海上自衛隊とインド海軍間で行われる防衛交流などの調整業務に当たるとともに、インド国内で軍人、外国武官、有識者との意見交換を通じた情報収集を行っている。

 日本大使館のあるデリー中心部はよく整備され、ショッピングセンターや高級ホテルではブランド品に身を包み、高級車に乗る富裕層を多く見かける一方、交差点には老若問わずホームレスがおり、裏通りにはスラム街が広がっている。この激しい貧富の差と、道路を所狭しと移動する人と車両が発する喧噪(けんそう)こそ、・・・

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規律正しいプロ集団

 私が日常的に接するインド海軍士官たちはとても規律正しく、任務を真摯(しんし)に遂行するプロ集団だ。また、英語が公用語の一つのため、欧米軍隊との意思疎通に困難はないことが強みである。

 彼らの時間軸は日本人と比べて非常に長く、原子力潜水艦や空母建造に関するプロジェクトは・・・

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「マラバール」で協力関係深化 自衛隊の装備に関心が高い

 2017年7月にインド・チェンナイ沖で開催された日米印共同訓練「マラバール」においては、私も海自部隊の受け入れを担った。着任直後で不慣れだったが、インド海軍のサポートにより、インド港湾・空港当局との調整もスムーズに進んだ。訓練期間中に乗艦した米空母から見た、ベンガル湾を並んで航行する日印艦艇の光景がとても印象に残っている。あの時は本当に日米印による協力関係の深化を実感した。

 インド軍人から見た自衛隊は、・・・

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 防衛関連ニュース

<ビッグレスキュー その時に備える>
 第18回 福増与志朗氏 滋賀県

2019年6月5日更新

 

 滋賀県緊急初動対策班の「地震災害初動対応訓練」で、職員に指示を出す県防災危機管理局地震・危機管理室の福増与志朗参事(中央奥)=平成29年2月、滋賀県庁で

「滋賀県地震防災プラン」の具体化に取り組む

はじめに

 平成30年6月18日午前7時58分、危機管理センターに登庁したところに地震の揺れを感じた私は、急いで事務室のテレビを付け、画面をのぞき込んだ。大阪府北部で地震が発生し、大津市は震度5弱の揺れであった。緊急初動対策班の要員である私は、直ちにオペレーションルームへ駆け込んだ。

 私は平成26年11月から、滋賀県防災危機管理局に勤務しています。この間、熊本地震、西日本豪雨や台風等の風水害への対応などを経験しました。

 滋賀県は、周囲を活断層に囲まれており、県内のどの地域でも阪神・淡路大震災や平成28年熊本地震のような直下型地震の被害を受けるおそれがあります。また、南海トラフ地震でも、最大で震度6強の揺れが起こると想定されています。これより、大規模な自然災害等に備える滋賀県の危機管理・防災政策について紹介するとともに、自衛隊OBとしての役割とやりがいについてお話します。


滋賀県の危機管理・防災政策

 自然災害のなかで特に、いつ、どこで起こるか分からない地震は、県民生活にとって大きな脅威です。これに備えるため、県はこれまでに様々な地震対策に取り組んでいます。

 県は、琵琶湖周辺の活断層や南海トラフ巨大地震の被害想定に基づき、①「耐震化等の必要な基盤整備」、②「地震に備え対応する体制づくり」、③「防災機能の整備・充実」――の三つの基本施策を柱に、各種の地震対策を実施してきました。

 ①については、県有施設や県営住宅の耐震化はほぼ完了し、住宅等の耐震化、避難路の整備をさらに進めています。

 ②については、関西広域連合等による広域応援・受援体制の枠組みが整備されるとともに、関係団体等との「災害時応援協定」も多数締結しています。また、地域防災力の向上に資する・・・

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 防衛関連ニュース

モンゴルで共同訓練「カーン・クエスト」陸自が参加
(2019年6月14日~28日)

2019年6月5日更新

 

 陸自は6月14日から28日まで、モンゴルのファイブ・ヒルズ演習場で行われる多国間共同訓練「カーン・クエスト19」に参加する。

 陸自からは陸上総隊などの隊員約60人が参加。参加国は共催する米、モンゴルのほか、豪、英、仏、加、印、中、韓など計39カ国を予定。

 訓練は国連PKOに関する指揮所訓練のほか、実動訓練では、検問、IED(即製爆発物)対処、巡察、救護、交付所任務などを予定している。

 

 

 

 防衛関連ニュース

清酒「IZUMO」エクシードから発売
(2019年5月20日)

2019年6月5日更新

 

純米大吟醸「出雲誉」と護衛艦「いずも」がコラボ

 純米大吟醸「出雲誉」と、海自のヘリ搭載護衛艦「いずも」をコラボレーションした清酒「IZUMO 純米大吟醸」(720ミリリットル)=写真=が、5月20日からオンラインストアなどで売り出されている。

 販売元は(株)エクシード(東京都港区)。

 「出雲誉」は出雲地方(島根県雲南市)にある創業150年の蔵元、竹下本店の代表的な銘柄。

 「IZUMO」は、我が国を取り巻く安全保障環境の安定のため、日夜職務に邁(まい)進(しん)している自衛官に敬意を表し、海の防人である護衛艦「いずも」の乗員の航海安全を祈願して造られた。

 酒造好適米の一つ「山田錦」と、中国山地から湧き出る天然ミネラルが豊かで清らかな水を使い、出雲蔵人が米と米麹だけで丹精を込めて仕込んだ。

 芳醇な香りと、純米酒ならではの深みのあるまろやかな味わいが特徴。淡い琥珀色のフルーティーな仕上がりとなっている。

 10度前後に冷やせば食前酒としても楽しめる。香りが高く、味が淡いことから、刺身や白身魚料理などとの相性が良い。

 販売価格は4,250円(消費税込)。問い合わせはエクシード(電話03―6426―5016、メールinfo@jp-exceed.com)まで。ホームページは、http://jp-exceed.com/izumo/