トップニュース

陸自1特科団 MLRS実射競技会
(2017年10月27日~29日)

2017年11月27日更新

イメージ 1

 敵の陣地を一挙に制圧するため、ロケット弾を発射する1特群のMLRS(矢臼別演習場で)
 【1特団=北千歳】1特科団は10月27日から29日まで、北海道・矢臼別演習場で「29年度団MLRS実射競技会」を行った。
 競技は1特群(北千歳)の129特科大隊と133特科大隊、4特群131特科大隊(上富良野)による大隊対抗で行われ、WA(待機位置)からFP(発射位置)への・・・





 防衛関連ニュース

日本版GPS「みちびき」来春から本格運用

2017年11月27日更新

イメージ 3

 日本列島の上空に配置された準天頂衛星「みちびき」のイメージ(内閣府HPから)


イメージ 2

 遠方から地上目標をピンポイントで攻撃できる長距離滑空爆弾「JDAM―ER」(米ボーイング社HPから)
測位誤差は6センチ
 日本版GPS(全地球測位システム)の基幹衛星となる「みちびき」4号機が10月10日、打ち上げに成功し、来春からのサービス開始体制が整った。「みちびき」では測位誤差が従来のGPSの10メートルから「6センチ程度」となり、精度は飛躍的に向上、自動運転やドローンの宅配など、新たな事業を後押しする。「みちびき」は防衛面でも自衛隊の測位システムの精度向上だけでなく、その抗堪(こうたん)性も大きく高めてくれそうだ。

 世界の衛星測位システムには米国のGPSをはじめ、欧州の「ガリレオ」、ロシアの「グロナス」、中国の「北斗」などがあり、「みちびき」もその一つ。
 日本はこれまで米国のGPSのサービスに頼ってきたが、同衛星は日本から離れているため、山間部やビルの谷間では電波が届きにくい欠点があった。また、ビルなどに反射した信号を同時受信してしまう「マルチパス」や電離層による「電波遅延」などの影響により、測位誤差は約10メートルあった。
 これに対し、準天頂衛星の「みちびき」では安定した電波が得られるようになる。政府は2023年度までに衛星を7基に増やし、米国に頼らなくても日本が独自に測位システムを運用できる体制にする計画だ。
 この結果、「みちびき」では測位誤差が6センチ程度と高精度になり、自動運転や無人車両による除雪、ドローンの・・・





 防衛関連ニュース

<技術が光る(65)>
 塩害対策「SSI工法」/JRSE
 コンクリートの長寿命化図る

2017年11月27日更新

イメージ 4

 施工パターン「Sa」は塩化物イオン量(鉄筋位置)が、10キログラム毎立方メートル未満の場合に適用


イメージ 5

 施工パターン「Sd」は塩化物イオン量(鉄筋位置)が、10キログラム毎立方メートル以上の場合に適用
 前回の東京五輪を機に、高速道路やトンネルなど、全国のあらゆる場所で使われているコンクリート構造物は、半世紀を経て、老朽化などによる劣化が大きな社会問題となっている。特に建造物の鉄筋を腐食させ、耐久性や安全性を著しく低下させる「塩害」は、沿岸部だけでなく融雪剤を使う豪雪地でも発生している。
 こうした塩害に対し、「SSI工法」と呼ばれる画期的な対策を展開しているのが、株式会社ジェイアール総研エンジニアリング(JRSE)だ。

吸着剤が塩化物イオンを除去
 「SSI工法」とは、鉄道総合技術研究所と旧日本道路公団試験研究所が共同開発した塩害対策工法で、コンクリートの中に含まれる塩分に直接作用する「塩分吸着剤」によって、抜本的な塩害対策ができるようになった。
 この「塩分吸着剤」は、層状の構造を持つカルシウム・アルミニウム複合水酸化物で、幾重にも重なった層の間に鉄筋腐食抑制効果のある亜硝酸イオンが挟まれている。
 海水や海砂、融雪剤などから供給されるコンクリート内の鉄筋・鋼材を腐食させる原因となっている塩化物イオンを除去し、無害化する。防錆効果の高い・・・





 防衛関連ニュース

<世界の新兵器>
 APS「トロフィー」(イスラエル)
 米陸軍がM1戦車に導入決定

2017年11月27日更新

イメージ 6

 イスラエル陸軍のメルカバ戦車に装着された「トロフィー」のレーダー(右)と発射機(左)=ラファエル社HPから
 M1A2戦車や、その改良型M1A2SEPv2戦車を対戦車ミサイルや携帯ロケット弾(RPG)から護る「アクティブ防護システム(APS)」を研究してきた米陸軍は、本年9月、イスラエル軍が2009年から配備している「トロフィー」の導入を決定した。06年から防衛産業の雄レイセオン社を指名して「クイック・キル」の開発に当たらせてきたが、とうとう国内開発を諦めたのだ。トランプ旋風や北朝鮮が次々と繰り出すミサイルの観察に追われる日本のメディアは報じなかったが、米イスラエル同盟の深化を物語る重要なニュースである。
 「トロフィー」は搭載する4組の目標追尾レーダーとその平板アンテナで飛来する飛翔体を検知し、戦車両側に備えた2組のランチャーからの「散弾の一吹き」で飛翔体を破壊する仕組みである。対艦ミサイル防護システムのCIWSと同様、ハードキルだ。ミサイルの誘導を狂わすソフトキルでは単純なRPGに対応できないからである。
 イスラエル国有企業であるラファエル先進防衛システムズとイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)が共同開発した「トロフィー」は、世界に様々なAPSが開発・装備化されている中で、実戦で・・・





 防衛関連ニュース

<防衛トピックス> ―海外―
 艦上から海兵隊のHIMARS発射 米軍が実射試験
(2017年10月22日)

2017年11月27日更新

イメージ 7

 強襲揚陸艦「アンカレッジ」艦上から発射された高機動ロケット砲システム「HIMARS」(米海軍HPから)
 米海軍と海兵隊は「ドーンブリッツ」演習中の10月22日、強襲揚陸艦「アンカレッジ」艦上から海兵隊が装備する高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」の発射試験を行った。
 「HIMARS」は陸自も装備する・・・





 防衛関連ニュース

中国軍機が沖縄周辺に 宮古海峡通過
空自がスクランブル
(2017年11月18日、19日)

2017年11月27日更新
 中国軍の大型爆撃機など航空機計6機が11月19日、沖縄本島と宮古島間の宮古海峡の公海上を通過し、東シナ海と太平洋を往復飛行したため、空自南西航空方面隊のF15戦闘機などが緊急発進して対応した。領空侵犯はなかった。
 往復飛行したのは、H6爆撃機4機、Y8電子戦機、・・・





 防衛関連ニュース

日向灘で海自 機雷戦訓練と日米共同掃海訓練始まる
(2017年11月20日)

2017年11月27日更新
 海自の平成29年度機雷戦訓練と日米共同の掃海特別訓練が11月20日、宮崎県東方の日向灘で始まった。同30日まで。
 訓練は、掃海業務支援隊司令の渡邉浩1佐を統制官に、掃海艇22隻とMH53E掃海ヘリなど航空機3機が参加し、訓練機雷を使用した機雷の敷設、掃海、潜水訓練などを行う。
 また、日米共同訓練には、米海軍から第7対機雷戦隊司令と第5機動水中処分隊第501小隊の指揮官を統制官に、掃海艇1隻、航空機2機、水中処分員10人が参加する。