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インド防衛駐在官のレポート㊤<陸>
進む日印防衛交流

2019年5月28日更新
 

 

三島健司1陸佐


 

 日印共同訓練前の装備品展示で、陸自隊員に自軍の機関銃など火器について説明するインド陸軍兵士(右)


 

 日印初の共同訓練「ダルマ・ガーディアン18」で、ジャングルで食べられる魚介類や果実などを陸自隊員(左)に教えるインド陸軍兵士(右)

 日本とインドの関係強化が進んでいる。昨年10月に来日したモディ印首相は安倍首相の別荘で両国の将来について親しく会談。今年1月のニューデリーでの第10回日印外相間戦略対話では、両国の外相が日印は「特別な関係」であることを確認した。この歩調に合わせるように日印防衛交流も加速度的に進展し、昨年は陸自が「ダルマ・ガーディアン」、海自が「マラバール」、空自が「シンユウ・マイトゥリ」の共同訓練をそれぞれ実施した。これら日印の防衛交流を支えているのがインド派遣の防衛駐在官たちだ。日印の「戦略的パートナーシップ」構築に向けて日々、〝外交官〟として心血を注いでいる陸・海・空の3人の防衛駐在官に現地での生活や両国の懸け橋としての苦労を聞いた。初回は陸自から派遣されている三島健司1佐。


 インドに赴任して2年半が過ぎた。着任以来、日印両国の防衛協力関係は着実に深化している。

 私の主要な業務は、日本国防衛省とインド国防省間の防衛協力・部隊間交流の調整、日本から派遣される隊員・部隊の随行支援、そしてインドの地域情勢を含めた我が国の安全保障に係る情報収集などだ。インドに派遣されている各国の駐在武官などともインドとの防衛協力・交流について、いろいろ意見交換をしている。

 私は防衛駐在官としてデリーの日本大使館に赴任する前に、インド南部タミルナド州にある「インド軍国防幕僚大学(DSSC)」に・・・

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共に寝食、汗流す「ダルマ・ガーディアン」

 昨年11月、インド北東部のミゾラム州で日印陸軍種間では初となる、対テロ分野での共同訓練「ダルマ・ガーディアン」が実施された。この共同訓練ではインド陸軍グルカライフル第6大隊の将兵と陸上自衛隊の第32普通科連隊(大宮)の隊員が共に訓練で汗を流し、寝食を共にした。

 私も・・・

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インド流の〝おもてなし〟初の陸軍種共同訓練

 初めての日印陸軍種共同訓練において一番印象に残ったのが、陸自部隊の受け入れを担当してもらったグルカライフル第6大隊の兵士たちの心遣いだ。訓練だけでなく、日本からやってきた32普連の隊員の食事から入浴、そして健康管理まで、「できる限りの支援をしたい」というインド流の〝おもてなし〟の気持ちがとても伝わってきた。

 インド軍人の多くが・・・

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 防衛関連ニュース

各地で援護担当者会同 早期の内定獲得目指し
優良企業開拓へ

2019年5月28日更新

 

 集合した鳥取、島根の部隊関係者に8月の「合同企業説明会」への任期制隊員の参加を呼び掛ける鳥取地本の大囿援護課長(中央右)=4月22日、米子駐屯地で


 

 援護施策を発表する青森地区援護センター長の山本博司1陸尉(右壇上)=青森駐屯地で

 「令和元年度は定年延長など、環境が大きく変化する。隊員が退職後も安定した生活ができるよう、優良企業の開拓に努めよう」――。全国の地本では新年度に入り、各部隊の援護担当者や部隊長などと連携し、就職援護のための各種施策を積極的に推進している。夏には大規模な合同企業説明会なども予定されていることから、採用企業との間でスムーズなマッチングが実現するよう、地本では各種準備を整え、退職予定者の早期の内定獲得を目指している。


「雇用先の拡大を」鳥取地本大囿課長 山陰地区会同で要請 鳥取

 【鳥取】地本は島根地本と協同で4月22日、「山陰地区援護担当者会同」を陸自米子駐屯地で開催した。

 会同には陸自米子、出雲駐屯地の地本分室、空自美保基地、高尾山分屯基地、美保通信所から援護担当者が一堂に会し、2県の垣根を越えて援護に関するさまざまな情報共有と施策の統一を図った。

 最初に定年退職予定隊員の就職援護について各担当者がそれぞれ進捗状況を報告、各機関が獲得した求人情報も公開した。

 その後、鳥取地本が今年8月29日に米子市で担任する「山陰地区合同企業説明会」の細部実施要領について説明し、認識統一を図った。

 会同を担任した・・・

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「やる気・即応性アピールを」香川地本、援護相談員と意見交換 香川

 【香川】地本は4月16日、日頃から求人情報の提供などでお世話になっている県内各商工会議所の幹部職員や企業主ら援護相談員10人を招き、連絡会議を開いた。

 この会議は香川地本独自の施策で、援護の現状と問題点の認識が目的。この日も各相談員から率直な意見があり、地本にとっては貴重な情報となった。

 最初に地本側が自衛隊の援護施策について説明した後、課題となっている「(再就職後の)早期離職防止」について両者で意見を交換した。

 相談員からは「企業が地域で取り組んでいる魅力的な施策をもっと伝えるべきだ」「企業情報に関しては・・・

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定年1年延長を周知 部隊長援護会同を開催 青森

 【青森】地本はこのほど、八戸、青森、弘前駐屯地で「部隊長等援護会同」を開催した。

 最初に田中佳行地本長(当時)が各部隊長らに対し、県内の援護状況を説明。「平成31年度から定年が1年延びる。退職予定隊員にはこれから役に立つ資格をしっかりと身に着けさせ、・・・

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企業訪問やOB懇談 函館地本が陸士就職補導教育 函館

 【函館】地本はこのほど、函館駐屯地所在部隊の任期満了退職予定隊員13人に対し、「陸士就職補導教育」を3日間にわたり実施した。

 同教育は雇用情勢・職業選択に必要な事項などを教育し、再就職の準備促進を図ることが目的。初日は部外講師も招へいし、「年金・健康保険等」「適性検査」「ビジネスマナー」「再就職の心構え」について教育した。

 翌日は「雇用情勢」「予備自等制度」の教育に続き、13人は地元の・・・

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 防衛関連ニュース

陸自が米・豪軍と3カ国実動訓練
「サザン・ジャッカルー」
(2019年5月10日~6月14日)

2019年5月28日更新

 

 陸自は5月10日、豪州クイーンズランド州のショール・ウォーターベイ演習場で米・豪軍との実動訓練「サザン・ジャッカルー19」を開始した。6月14日まで。

 陸自は髙田克樹東方総監を担任官に、13普連(松本)基幹の約160人が参加。米海兵隊からは第3海兵機動展開部隊1個中隊基幹の約250人、豪陸軍からは第7旅団1個大隊基幹の約720人が参加している。

 同訓練では訓練の統裁、共同戦闘射撃などを通じて日米豪3カ国陸上部隊の連携強化を図る。各種機能別訓練を経て、6月1~3日に総合訓練を行う。

 

 

 

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陸自空挺団などが米陸軍と実動演習
「アークティック・オーロラ」
(2019年5月22日~6月28日)

2019年5月28日更新

 

 陸自は5月22日から、米アラスカ州のエレメンドルフ・リチャードソン統合基地、ドネリー訓練場などで米陸軍との日米共同実動演習「アークティック・オーロラ」を開始した。6月28日まで。

 同演習は陸自が住田和明陸上総隊司令官を担任官に、空挺団1普通科大隊(習志野)の約110人が参加。

 米陸軍からは第1―501歩兵大隊、第4―25歩兵旅団戦闘団の空挺職種隊員、アラスカ州兵の計約・・・

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陸自東方音が定期演奏会
(2019年6月22日)

2019年5月28日更新

 

 陸自東部方面音楽隊は6月22日(土)午後2時から埼玉県の和光市民文化センター「サンアゼリア」で第71回定期演奏会を開く。

 曲目は「式典序曲(ショスタコーヴィチ)」「グレイテスト・ショーマン組曲」「スピリティッド・アウェイ(千と千尋の神隠し)」など。入場は無料。

 希望者は往復はがきで応募する(未就学児童の入場は不可)。入場料は無料。詳細は東方音HPを参照。締め切りは6月7日。問い合わせは東方音(048―460―1711)まで。