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固定翼UAV「スキャンイーグル」陸自が初導入
42即機連などを情報面から支援
2019年5月7日更新
ガス圧式カタパルトを使い、空に打ち出される無人機「スキャンイーグル」(米海軍HPから)
機首部に偵察用センサーを搭載した無人機「スキャンイーグル」(ボーイング社HPから)
陸上自衛隊は3月の年度末改編で、南九州の警備に当たる8師団(北熊本)に、無人偵察機(UAV)を装備した「情報隊」(約50人)を新編した。薩南諸島など島嶼にも対応する8師団の偵察・情報収集能力の強化を目指したもので、陸自として初めて中域用の固定翼UAV「スキャンイーグル」を導入、有事や大災害に即応する42即応機動連隊(北熊本)などを情報面から支援する。同機は24時間以上の滞空時間を有し、中域での哨戒活動のほか、災害時にはいち早く被災地の状況や部隊の進出経路などを上空から偵察できる。
滞空時間は24時間 中域で偵察可能な自律型
米国製、各国部隊が使用 滑走路は不要
「スキャンイーグル」は約24時間の滞空時間を持ち、広い範囲(中域)で偵察活動が可能な自律型UAVだ。米ボーイング社傘下のインシツ社が開発し、2004年から米海兵隊など各国の部隊でも使用している。
「スキャンイーグル」の最大の特徴は、固定翼機でありながら、容易に発進・回収ができること。発進には圧縮ガスを使った専用のカタパルトを使い、回収には垂直に張ったワイヤーに翼を引っ掛ける「スカイフック」を使用するため滑走路は必要なく、・・・
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<技術が光る(82)>
超高強度繊維補強コンクリート「ダクタル」
/大成建設 8.4㌔の鋼製飛翔物の貫通防ぐ
2019年5月7日更新
強度実験に使った「ダクタル」=左=を手に説明する大成建設生産技術開発部の橋本課長(東京都新宿区のホテルグランドヒル市ヶ谷で)
国連のPKO(平和維持活動)などで派遣部隊の宿営地内に迫撃弾などが着弾しても、隊員の安全が確保できる防護力の高い施設が作れたら――。そんな自衛隊向けの用途にも対応が可能な超高強度繊維補強コンクリート「ダクタル(UFC)」の技術を有しているのが、大成建設(本社・東京都新宿区)だ。
「ダクタル」はセメントをベースとした技術でありながら、コンクリートと比べ飛躍的に強度を高めた新素材だ。「弊社で使用しているダクタルは1990年代にフランスで開発され、2000年頃から日本に技術導入された材料です。04年に土木学会より『超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案)』も示され、弊社は道路橋など20件以上の国内トップの適用実績を有しています」と話すのは同社生産技術開発部の橋本理課長。
「ダクタル」は鋼材に匹敵する強度と靭性に優れ、耐久性も高い。これまでの同社などの研究では銃弾、爆風、落石などを想定した各種衝撃実験の結果、重量8.4キロの鋼製飛翔物の貫通を防いだ。同時に「ダクタル」で防護された施設内部にいる人の安全性も確保できることが証明された。
「弊社ではダクタルを使った厚さ6センチの薄肉耐爆プレキャストパネルも開発しました。これを格納庫などの外装材(屋根や壁)として使用すれば、内部の装備品の保護などに絶大な効果があります」と橋本課長は話す。
強度はコンクリートの4~8倍
「ダクタル」は・・・
防衛関連ニュース
<世界の新兵器>
高速艦隊給油艦「タイド」級(英)
民間人が運航する武装した補助艦艇
2019年5月7日更新
英空母「クイーン・エリザベス」(左)への洋上補給にも当たる「タイド」級補給艦(英海軍HPから)
今回はいつもの戦闘艦艇ではなく補助艦艇である補給艦で、英海軍が現在、同型艦4隻を整備中の「タイド」級をご紹介する。
本級は補給艦とはいっても給油に重点を置いた大型の「高速艦隊給油艦(AO)」で、いわゆるタンカー、あるいはオイラーと言われるタイプに属する。2017年11月に1番艦「タイドスプリング」(A136Tidespring)が就役したのに続いて、18年8月に2番艦「タイドレース」(A137Tiderace)、本年2月に3番艦「タイドサージ」(A138Tidesurge)が就役し、現在4番艦「タイドフォース」(A139Tideforce)が艤装中である。
主要性能要目は、全長200.9m、垂線間長185.1m、最大幅28.6m、吃水10mで、満載排水量3,8000トンという大型艦である。主機は中速ディーゼル機関を用いたCODELOD(CombinedDeiselElectricOrDiezel)と呼ばれる方式を採用し、使用速力に応じた経済的な燃料消費となるように設計されている。これにより推進器2軸で最大速力26.8ノット、巡航速力15ノット、航続距離18,200マイルとされている。
洋上補給装置は3基で、重油の他にディーゼル油、航空燃料、真水の補給も可能であり、潤滑油などはドラム缶詰めで前甲板装備のクレーンまたはヘリコプターによるバートレップで移載する。
固有乗員63人のほか、海兵隊やヘリコプター要員など46人の居住設備を有している。また、武装として・・・
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<防衛トピックス> ―海外―
英陸軍、新型の爆発物処理ロボ「T7」導入
2019年5月7日更新
米軍に続いて英陸軍も次期爆発物処理ロボットに米ハリス社製の「T7」=写真=を選定した。「T7」の遠隔操縦システムには「触覚フィードバック機能」が導入され、操縦者がロボットの・・・




