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オマーンと初の防衛相会談
覚書に署名 防衛協力・交流を促進
(2019年3月25日)

2019年4月5日更新

 

 「覚書」に署名し、握手を交わす岩屋防衛相(右)とオマーンのバドル国防担当相(3月25日、防衛省で)

 日本とオマーンとの初めての防衛相会談が3月25日、防衛省で開かれ、岩屋防衛相とサイード・バドル国防担当相が両国間で初となる「防衛協力に関する覚書」に署名した。

 覚書には、①2国間協議②相互訪問・寄港③共同訓練④共通の関心分野を含むさまざまな防衛協力・交流の促進――などが盛り込まれ、両氏はこれに基づき、海軍種間の交流をはじめ幅広い分野で防衛協力を推進していくことで一致した。

 会談の冒頭、岩屋大臣はソマリア沖・アデン湾で海賊対処に当たる海自の護衛艦やP3C哨戒機による補給などを目的とした寄港(寄航)の受け入れなど、中東の・・・

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防衛駐在官に初の女性配置 マレーシアに新設のポストへ
(2019年3月29日)

2019年4月5日更新

 

 【海幕】五十嵐尚美2海佐(44)=写真=は3月29日、陸海空自衛隊を通じて初の女性防衛駐在官として在マレーシア日本大使館に着任した。政府が主導する情報収集強化施策の一環として新設されたポストで、両国間の防衛交流に関する任務に当たる。

 同国防衛駐在官には1975年から陸上自衛官が歴代配置されており、現在は溝上学1佐が派遣されている。今回の増員により2人体制となった。

 五十嵐2佐は・・・

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陸自ヘリ用廃部品 比空軍に無償譲渡 防衛省で式典
(2019年3月12日)

2019年4月5日更新

 

 ラウレル駐日大使(後方左端)と原田副大臣(その右)が見守る中、テーブルで署名する深山装備庁長官(右)とエレファンテ比国防次官(3月12日、防衛省で)

 防衛省は3月12日、陸自で用途廃止となった「UH1H多用途ヘリ」のエンジンやブレードなどの部品や構成品をフィリピン空軍に無償譲渡する式典を省内で開き、防衛装備庁の深山延暁長官と、来日したレイムンド・エレファンテ比国防次官(予算装備担当)=退役空軍准将=が目録に署名した。

 式典には防衛省から原田副大臣、髙橋事務次官、山崎陸幕長、丸茂空幕長ら、フィリピン側はホセ・ラウレル駐日大使、空軍司令官のロッザノ・ブリゲス中将ら計約30人が出席した。

 開式に当たり原田副大臣は「アジア太平洋地域では南シナ海情勢など多くの安全保障上の課題が存在する中、日比両国が地域の平和と安定のために協力する意義はますます高まっている。今回の移転は人道支援、災害救援、輸送、海洋状況把握などの能力向上につながり、地域の平和と安定に資するものだ」と述べた。

 続いてラウレル駐日大使は、親日家で・・・

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2019年度予算が成立(2019年3月27日)

2019年4月5日更新

 2019年度予算は3月27日の参院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。一般会計総額は101兆4571億円と7年連続で過去最高を更新、当初予算として初めて100兆円を突破した。

 このうち、米軍再編関係費やSACO(沖縄に関する特別行動委員会)関係費などを含めた防衛費は5兆2574億円と7年連続で過去最大規模となった。新大綱・中期防に基づき、「多次元統合防衛力」の構築に向けて宇宙、サイバー、電磁波など新領域の能力強化に力を注ぐ。

 

 

 

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海賊対処「さみだれ」スペイン海軍と共同訓練
(2019年3月24日)

2019年4月5日更新

 

 スペイン海軍のフリゲート「ナバラ」(奥)と共同訓練を行う海自の護衛艦「さみだれ」(3月24日、ソマリア沖・アデン湾で)

 ソマリア沖・アデン湾で民間船舶の護衛任務などに当たっている海自海賊対処水上部隊32次隊の護衛艦「さみだれ」(艦長・川合元2佐)は3月24日、欧州連合(EU)部隊に所属するスペイン海軍のフリゲート「ナバラ」(満載排水量約4000トン)とアデン湾で共同訓練を行った。

 統制官は、・・・

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