皆さんは『卵を一つのカゴに盛るな!』という教えを聞いたことがありますか?
これは古くから投資が盛んだった欧米のことわざで、
英語では『Don't put all your eggs in one basket』と言います。
意味はお分かりになりますか?
すでに投資を日常的にされている方であればご存知かもしれません。
卵は割れやすいので一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした時には、全部の卵が割れてしまうかもしれません。
複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落とし割れて駄目になったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすみます。
卵=資産と置き換えて、特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいという教えです。
これはすなわち【分散投資】を推奨している格言です。
私はこの格言を資産運用の王道を表す言葉だと思っています。
折しも、2024年1月1日から運用開始された【新NISA】に注目が集まっていますが、
投資初心者の方にこそ、ぜひ実践して頂きたいと思っています。
私は【分散】には3つすることがあると思います。
①つめ・・・これは『投資する商品』を【分散】させることです。
投資対象の商品にはたくさん種類があります。
代表的なものでも、【株式】これを大きく分けると【国内(日本)株式】と【外国株式】
また、【債券】もありますね。
【債券】とは、国や企業などが、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。
債券には満期が定められており、満期となる償還日には、額面金額が投資家に払い戻されます。
投資家は、発行体に対してお金を貸す代わりに利子をもらう、というイメージです。
代表的なものに日本国が発行する【国債】があります。
その他にも、『金』や『土地・マンション』などの現物も投資対象となります。
②つめ・・・『投資する時期』を【分散】させることです。
③つめ・・・『売却する時期』を【分散】させることです。
次以降のブログで3つの【分散】について詳しく書いていきたいと思います。