人生は二毛作 | 10go9

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職務怠慢。

昼行灯。

パッとしなかった現役時代。

その上、御年80才の後期高齢者、しかも独居老人。

・・・もう、賞味期限の切れた人生。

 

・・・が、

今、飯は旨いし、まだ自分のことが自分で出来て、

今ところ、この老境、そう不満はない。

元々出来損ない。

まともな人生など期待していなかったから。

 

どっちが、表なのか、裏なのか、

兼業農家とサラリーマン生活。

二足の草鞋。

 

生計と趣味。

生業と副業。

労働収入と、労働外収入(資産運用)

『異端児になれる人・出来損ないで終わる人』(田原総一朗)

『人生二毛作のすすめ』(外山滋比古)

 

どうせ正規ではやっていけない、出来損ない。

早くから自分の適性を疑った、その生き辛さ。

またそのことに気付いていた、その居場所。

人生は二足の草鞋。

表で認められない昼行灯。

 

体は正直。

頭で考えるのではなくて、体からのメッセージ。

人生は体のシフト。

体の喜ぶことをするしかなかなかった。

 

晴らせぬ恨みを、金銭で請け負う裏稼業。

仲間内から「八丁堀」と呼ばれている、

標的の経歴や身分を調べて、闇を切る、町廻り同心(今でいう悪徳警官)の、中村主水さん。

時代劇では異色のキャラクター。

 

あまり力まないで、発想の視点を変えて、

人生は遊戯感覚で・・。

人生は体のシフト。体の中には本人自身も気付かない有益情報の貯蔵庫がある。体は嘘をつかない。体の喜ぶことをする。

 

出来損ないだからこそ辿り着けたその老境。

飯は旨いし、まだ自分のことが、自分で出来て、

裏稼業と表の仕事といえば聞こえが悪いが、

『人生は二毛作』

逆境、試練はないより、あった方がいい。

『幸運は不運の姿をしてやって来る』(田坂広志)という世界なのだ。 

外山滋比古さんには、読みやすくて、いい著作が一杯。

目次を見ているだけでも楽しい。