オーストラリア旅行記 8:ダーリング・ハーバーで昼餐を | 旅中毒

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2019/12/30

 

この日はダーリング・ハーバーで知人と落ち合いました。シドニーの港湾は広くて、それぞれの地区が観光名所となっていて正直どれが何やらよくわかっていなかったんですが、前日には行っていない場所だということだけは判明しており、HさんやSさんからも薦められたので。

 

さて、ダーリング・ハーバーも広いので、最寄り駅がどこになるかはハーバーのどこに行くかによる。私は待ち合わせ場所に水族館前を指定されておりましたので、例の私のお気に入り、セント・ジェームズ駅で降りました。そこからなら水族館まで道が真っ直ぐだから。とにかく道に迷わんようにせんとね。

 

ところで、この水族館もすごいらしいね! 南半球最大級で、すべてを見て回ったら丸一日かかるって。

 

無事に知人Gさんと落ち合い、ごはんはGさんがご馳走してくれることに。何が食べたいか聞かれたので、遠慮なくシーフードと言ってみました~。注文は地元民であるGさんにお任せ。

 

カニ。

 

ホタテ。このソースの作り方が知りたいと思うほど好みだったあああああ…。

 

私は飾りの野菜も残さず食べちゃうけど、あちらで見ていたら、食べない人も多いような気がする。これはオーストラリア的なものなのか、たまたまなのか。あるいは日本でも付け合わせの野菜を食べない人は珍しくないのか。私は彩りのパセリも敷いてあるレタスも残さず食べてしまうのですが。食えるものはとりあえず腹に入れる。

 

ロブスター。

 

エビ。

 

イカ。どうやったらこんな風に身をふんわりと揚げられるのかな~。

 

デザート。

 

Sticky Date Pudding というお菓子。ペトペト・ナツメヤシ・プディングね。これ、『オーストラリアのスイーツは』と聞いて挙げてもらったうち、食べたことなくて想像がつかなかったから注文したの。美味しい~。ただ、後で「冬のデザート」と聞いて「なるほど」と思いました。こってり濃厚なプディングにバタースコッチソースがかかって更にこってり濃厚に…。

 

Gさんの、ムースやシャーベットの盛り合わせ的な何か。そう、夏のデザートはこうだよね。

 

ところで、私が前日のシドニー観光の話をしていて、AC/DCのThunderstruckをリクエストした話をしたら、Gさんは大変喜んでくれました。大好きなんだって。年齢は私より少し上ではありますが、ロックファンとしては被る世代。と言うか、AC/DCなら親子で楽しんでもおかしくないくらいのキャリアだけどさ。

 

そして聞かせてもらった愉快な話。Gさんが若かった頃、よく幼い姪御さんを幼稚園に車で送り迎えしていたのだそうです。姪御さんはカソリック系の小学校に上がることになりまして、その際に親御さんがくれぐれもと注意なさったのが、「学校では、Highway to Hell とか、おばちゃんの車でいつも聞いている歌を歌ってはいけません」。姪御さんは良い子でしたので言いつけに従いましたが、送り迎えでおばちゃんの車に乗るたびに禁止された歌をリクエストして熱唱するようになったそうです。(そりゃやっぱり、ダメと言われるほど…)

 
ほかに印象的だったお話。Gさんは交換留学生をホストするプログラムに携わっているのです。それで聞いた、彼女の家ではなくよその家にお世話になっていた、とんでもない学生のお話です。
 
イタリアから来たその男子学生(仮にネロとする)は代々お金持ちの家庭のボンボン。オーストラリアのホスト家庭にお世話になりつつ、ことあるごとにイタリアの素晴らしさ、特に食の上質さを語り、そこまではいいとして、そのたびに「オーストラリアでは食べることのできないものですよ」と見下した発言をしていたとのこと。不愉快に思ったホストファーザーはネロ君をマーケットやレストランに連れていき、イタリアで食べられている食材は何だってオーストラリアでも手に入るし、大都会シドニーには素晴らしいシェフが大勢いて美味しい料理だっていくらでも食べられるのだと教えたのだそうです。するとネロ君
 
「それはそうかもしれないけど、オーストラリアの問題は、文化と呼べるものが何もないことだね」
 
ホストファーザーは黙って一人で家を出て、外から留学生プログラムのコーディネータに激怒の電話をかけたとのこと。
 
こういうアホな子って、留学を何だと思っているんでしょうね?よその文化を知り、理解し、尊重するという気持ちを持つ気がないなら、観光旅行で満足していればいい。いや、他国にお邪魔してお世話になりながら自国の文化にしか目を向けないなら、他国に来ることそのものが無駄じゃん。イタリアだって広いんだから、イタリアをずっと探求していればいい。
 
というか、この子の定義では文化って何なんだろう。
 
イタリアやローマは確かにすごいけど、オーストラリアだってもちろん先史時代から続く豊かな文化があり、植民後の文化だって、独自に発展したものも含めて、住んでいる人々が祖先から受け継いだもの全てを内包しているのだ。

ついでに言うと、イタリアやローマはすごいけど、彼自身は別にすごくない。