上手な方は雰囲気を持っている。

オーラと言う人もいるかもしれないが

余裕から生まれた空気感のようなもを感じる。

いわゆる自信であろう。

その自信は何に裏付けされるのかと言えば

日頃の鍛錬にだと思う。

カラオケだって、自分の歌いなれた曲なら

歌詞も諳んじているし、音階も頭に入っている。


芸事を拝見したり拝聴したりする機会があるが

上手でない方は、先へ先へと急いでしまって

ひとつひとつが等閑になってしまうようだ。


大人数で演ずる時は、他人との間の取り合いである。

自分のペースに引きずり込むのは「力量」と「自信」に裏打ちされないと難しい。

音楽でもfortissimoを奏でるのは難しいはず

ティンパニーの一撃がずれたら…

ピアノの最後のPianissimoの音が外れたら

全てが台無しになってしまう。


付け焼き刃は「間」が「魔」になってしまうのであろう。