やっぱりあの頃が怖くて
あの頃みたいにならないように方法を探している

わざわざ私を抱きしめてくれる人をほしがる
そしてまた会いたくなる

そしてわざわざ寂しさを感じる

何もできないのは
何でもできるということ

お金がないということは
お金があるということ

できるのにしないから
怠けてると思われる

自分がわからないから
他人の評価で自分を判断する

そうしてわからないまま
他人の言葉を自分だと勘違いする

勘違いされた自分は
いつも寂しくて辛い

寂しくて辛いということは
寂しくなくて幸せなんだと勘違いする

そうしてまた人にあわせて自分を殺す
自分を殺さないと人に嫌われる
なかば脅すように自分を殺す

自分を殺すのが唯一の近道だった
自分を殺すことで生きてる

空っぽの心で
自分を生かす方法なんてわからなかった

自分を殺すことで
回りの人をすごいことにして生きてる

自分を殺すことで
わざわざ自分よりすごい人を作り出す

それが私のしたいこと
私がいるから私の回りの人たちはすごい人

私がいなくなれば
私の回りの人たちは普通の人

幸せになりたい
安心したい

それを望むから
辛くて苦しくて
不安になる

それでも私は考えるのが好きらしい

曇った空と鳥の鳴き声
鳩かな…雀かな…
昨日の雨で川の音がうるさいくらい
ざわざわと流れている
そう感じてしまう
見たわけでもないのに川の音が映像になる

空を飛ぶ二羽の鳥を見て羨ましい

もう1人は嫌だな…