47 世の中を何にたとへん朝ぼらけ         

        漕ぎ行く舟の跡の白波、

  (鴨長明が「拾遺和歌集」より引用)

    長明は、恵心僧都:源信が琵琶湖のほとり、満誓の古歌を想い出し考えをこう深めた、と記す。:「仏の教えと和歌とは根本では一つだったのだ」

27 6/17 ※「発心集 下」(鴨長明、角川ソフィア文庫)p217

〇「万葉集」の元の歌では下線部はそれぞ「朝びらき」,「跡なきごとし」である。 

 

 48 人間相互の疎外の根源としての私的所有。(略)・・・商品交換は共同体が終わるところから始まる。 マルクス「資本論1」交換過程

 

 

  28 6/25 ※「パサージュ論 4」(ベンヤミン、岩波文庫)p239

 

 

 

 

49 「美しいものとは、たやすく知ることができてできて分かりやすいものである」(カントの説)

 

  29 7/2  ※ 「顔を読む 顔学への招待」(ゼブロウィッツ 大修館)p195

 

 

 

 

50 (丸山眞男は)戦後の最初の文章となる1946年の「近代的思惟」では「我が国では近代的思惟は『超克』どころか、真に獲得されたことさえない」と宣言している

 30 7/18 ※「橋川文三とその浪漫」

(杉田俊介。河出)p199

 

 

 

 

 51 〇 フランソワ「人間の愚かしさを示すことが無駄であるはずがない。人間を信ずるかぎり」p357(31-1)

 

52 〇 フランソワ、あなたの言ったとおりだった。人間であるためには、時には死ななければならない。P383(31-2)

 

 

 

 

 

 

 

※ともに、ファラーチ「愛と死の戦場 ベトナムに生の意味を求めて」(朝日新聞社) 8/2

〇フランソワ:戦場で同僚となるフランス人記者

 

 

 

 53  都会は芸術・文化の消費はできても創造はできない。創造は地方でしかデキない。(SCOT:鈴木忠志)

 

32 8/10 ※「次なる百年 歴史の危機から学ぶこと」水野和夫、東洋経済新報社 p666

 

 

 

  「現象学」リオタールより  8/14 

 54 なぜ《現象学》というのか →この言葉の意味は《現象》の研究ということである。つまり、意識に現れるもの,《与えられる》ものの研究ということである。p13 (33-1)

 55 意識はつねに何ものかの意識である。p26 (33-2)

 56 《真理とは沈殿の別名である。》M.ポンティ p60 (33-3)

 ※「現象学」リオタール、白水社クセジュ文庫