渡辺美里 Ready Steady 55 Go! 8月11日(水)札幌市教育文化会館 | 音楽・映画・スイーツをご提供致します。

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渡辺美里、岡村靖幸、佐野元春、大江千里、EPICで育ちました。

 

昨年12月26日の武道館から待ちに待ったツアー開催。

 

今回千穐楽の札幌にしか参加することができなかったので、

札幌だけの感想を書きますね。

 

感染対策も万全に、チケットの半券は自分で切りボックスへ。

会場内に入ると、大好きなプライマルのROCKSが。

そして開演前の場内アナウンスは武道館の時と同じ美里さんご本人!

一生懸命耳を傾け、そして美里さんの言うことは確実に守る我々ファンです。

 

まずオープニングのプロジェクションマッピングのような演出に感動!

武道館でも登場した火の鳥が舞い、

それが激しい炎の中でも強く羽ばたいているような。

逆境の中でも強い意志を感じる美里さんを反映しているかのよう。

七色の色彩がスーッと長く滝のように下に流れ落ち、

幕の向こう側に美里さんがあらわれる。

幻想的な演出も含め夢の中にいるような感覚のまま「10years」を聴く。

 

幕があき、2曲目は激しく「パイナップルロマンス」

強いスネアがバン!シュー!アー!ウー!こぶしふりあげる!パパパン!

美里さんが現れ、会場のみんなの振りと全員のリズムが揃いゾクゾクした瞬間。

間奏の松永さんのフィルイン、たらちゃんと謙二さんツインギターの格好良さ!

 

3曲目は「Ready Steady Go!」

ディストーションを効かせたギターの前奏、

激しいドラムと奥野さんのキーボードもロックチューン続き。

美里さんも吠えるように歌う。

エアギターの振りもサマになっていてまさにロックの女王!

 

歌い終わると最初のMC。

「今日は会場の皆さんが声を出せない分、

私が大きな声で思いきり歌いますので、

最後まで楽しんでいってください。」と美里さん。

 

夏にふさわしい選曲「すき」

ピアノの1音でわかってしまうほど千里さんの曲は繊細でドラマチック。

間奏のストリングスで、美里さんが同じリズムで指揮を取る振りがすき。

 

歌い終わり、拍手がずっと鳴りやまず、

「北国の拍手はほんとあったかい」と涙。。。

そしてまた重なるように拍手が。

美里さん、私達の感動が伝わっているのか、うんうんと答えるようにうなずく。

 

次に「BELIEVE」「悲しいね」が2曲続く。

北海道の厳しい冬を思わせる2曲をお届けしましたとMCへ。

美里さんが来る前までは暑かった札幌。

「急にグッと涼しくなり、過ごしやすい感じに整えてくださりありがとうございます!」

と美里さん(笑)

「北海道は涼しいって言われてるけど、そんなことないんですよね。」

とさすが大好きな北海道の気候にも詳しい美里さん。

 

MCで和んだあとは、全国旅している美里さんに似合う曲「Glory」

アウトロは多重コーラスだけを残し、ピンスポがあたる。

そのハーモニーの美しさには余韻を引きずるほど。

 

8曲目は「始まりの詞、あなたへ」

私の斜め前の席の方がずっとハンカチで涙を拭っていた。

美里さんも仰ってましたが、ここ数年でガラリと状況が変わってしまった。

だからこそ「温かさは人に生まれて1番の宝物だから」

この曲の歌詞がグッと響きます。

最後の♫あなたへ〜からピアノ始まりの「冒険者たち〜エターナルサンシャイン〜」

今日は昨日よりも美しく生きてるか 

この曲は美里さんに問われているかのような、力強い歌い方に更に心が強くなった。

 

ここで会場着席。恒例の(?)みさと食堂。

以前はバーでお酒も置いていたんだけど、

このご時世だからお酒が置けなくて食堂に。

そしてA定食、B定食、C定食の金額設定が美里さんにちなんだ設定に!

札幌のゲストは、ギターのたらちゃんと、ベースの安達さん。

たらちゃんはギターをぬいぐるみのように抱きかかえて美里さんに突っ込まれる。

「こうしていると落ち着くんです」(会場、笑)

安達さんはribbon power neoでもサポートしてくださったとご紹介。

今まで北海道はどこに行ったことがあるか聞くと

「旭川とかね。読める地名ですね。」と美里さん(笑)

今まで行った北海道は、和寒、名寄、滝川、小平町、

たらちゃんが「小平町行きましたね!」

その時増毛(ましけ)通ったのかな。って増毛まで出てきたのすごい。

そこで美里さんが安達さんに「今度は読めない地名に是非」

とマニアックな北海道の旅をおすすめしていて笑った。

そんな安達さん苦笑しながらB定食を選び、次の流れに突入。

 

B定食はナイフとフォークなんだ!と思いきや前奏だけで終わり

藤井謙二さんのギター始まりで「センチメンタルカンガルー」

ほかの地方はここが変更曲だったのかな?

A定食の曲は?C定食は?

などと想像しながら手拍子強めにeasy to jump↑

 

そして引き続き手拍子強めに「夏が来た!」

おおおおーメドレーになってるんだ。

涼しくなった札幌だけどまた夏が来たよ!

真っ直ぐな目をした君がいるーで美里さんファンを指差す。

 

次に天を仰ぎ両手を合わせて拝むように聴いた「Long Night」

ここはどこだ!西武球場か?私は何歳だ、高校生か?

錯乱しかかるこの曲。一生懸命聴いていた時代に心が戻る。

昔のままでいられない!

 

次は「My Revolution」で拍手の一体感!

フウウ〜と美里さんが会場全てを包み込むように

上手から下手へ手を広げて歌ったのがとても美しかった。

何億回、いつ聴いても、全く飽きることなく、

なぜこの曲はいつも新鮮に聴こえるのだろう。

 

そして第2の錯乱曲「死んでるみたいに生きたくない」

前奏聴いた瞬間、幻聴?

頭を両手で押さえ、マスクの中で口があいてしまった。

Steppin’ Nowツアー、eyes名盤ライブでしか聴いてないのでは?

しかも安達さんの難解なのに安定したベースが超絶カッコ良く!

高いコーラスはさすがに打ち込みかな?

と真藤さんを見ると歌っている!?

え?あ?ファルセットのコーラス真藤さんだ!

驚愕と歓喜と最狂の選曲でした!

 

次もベース主体、更に最強ドファンクな「スピリッツ」

フリーキートーンのサックスも含めて大好きな曲。

こういう状況だからこそ、この歌詞を心に刻んで!

という思いを込めながら歌っているようだった。

 

次は美里さんが書く歌詞の中で最も異色でメロディーラインが好きな曲「SHOUT」

この曲といえば、Baby Faith TOUR。

そのときも藤井謙二さんがギターだったので感慨深い。

更にロック色強いツインギターの演奏は過去最高だった。

 

後半は「世界で一番遠い場所」

ロックもパンクも感じる美里さんだけど、

この曲はなんともいえない表情で歌いあげる。

会場が野外に感じるような視線の届け方、

やわらかい表情、とても豊かな気持ちにさせてくれた。

 

本編最後は「JUMP」

これぞ小室哲哉っていうシンセの壮大な前奏で、

再びグワーっと西武球場のシーンが思い浮かぶ。

あとで友人達も、この曲で、自分がどこにいるのかわからなくなったと言ってたほど。

最後ラララの美里さんのアカペラがマイクなしで響き渡り、

圧倒されすぎて呆然としてしまった。

 

美里さん、メンバーがステージを去り、

アンコールまで手拍子しつつ心のひとりごとがグルグル。

(セットリストやばくない?)

(どこまで最強を更新するの?)

(ここどこだっけ?あ、札幌だった)

 

アンコール1曲目は真藤さんと美里さん2人で「オーディナリー・ライフ」

幸せであるように、あらためて歌詞の温かさ、メッセージ性、

メロディとコーラスの美しさに聞き惚れる。

 

再びメンバー登場で「サマータイムブルース」

夏が来た!も含めて、この曲の間奏の竹野さんのサックスソロも聴かないと、

夏を終えることはできません!

美里さんも大満足な表情に竹野さんのソロに大きな拍手!

 

畳みかけるようにギターのイントロから「IT'S ALL Right!」

規則正しい4拍子の松永さんのドラム、

上手に藤井謙二さん、下手にたらちゃん、

私は下手だったので、たらちゃんのヘドバンとジャンピングで

思わず一緒に同じ動きで飛び跳ねる。

美里のオンギター!で炸裂するツイン。

そしてキーボードに乗る奥野さん!

メンバー全員、会場みんなすごい盛り上がり!

 

最後の最後は「いつかきっと」

私の前のお二人(親子かなぁ)が手を取り合って喜んでいたのが印象的。

雪解けには木立の中、この歌詞がなんとも北国らしく

私もその時期に東京に行き、

いつかきっと自分らしく、この街で戦いながら、

と、この曲を励みにしていた頃を思い出しながら聴いていました。

 

今回のセットリストは、ファン投票により選曲された

3枚組ベストアルバム『harvest』からなんと15曲も演奏。

(Disc1から6曲、Disc2から1曲、Disc3から8曲)

 

昨年35周年の振替、中止、そういうことを微塵も思わせないセットリスト。

奥野さんが「無事完走した美里さん、皆さんにも金メダル」

と拍手しながら仰っていました。

 

3月の新潟から始まったツアー23ヶ所。

美里さんから、メンバー、ツアースタッフ、

サポートメンバーのスケジュール調整など、

大変なご苦労があったとMCでも聞いて、

この状況下、感染者も出さずツアーに関わった皆さんが金メダル。

 

我々ファンは、美里さんの教えを守り抜き、

クラスターを出さないことが、せめてもの恩返しだと思います。

 

演奏力の高さ、セットリスト、美里さんの歌声、

音楽に対する情熱とプロ意識の高さに、心から大きな拍手を送ります。

 

素晴らしいステージを大好きな北海道で最終日を迎えられて

そして大好きなみさとも達と一緒に観られて、

素敵な夏の思い出になりました。

 

本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました。

 

 

 

【Ready Steady 55 Go! セットリスト】

10years

パイナップルロマンス

Ready Steady Go!

すき

BELIEVE

悲しいね

Glory ※変更曲:BOYS  CRIED 〜あの時からかもしれない〜

始まりの詩、あなたへ

冒険者たち 〜エターナルサンシャイン〜

 

メドレー

(前奏のみナイフとフォーク)

センチメンタルカンガルー

夏が来た!

Long Night

 

My Revolution

死んでるみたいに生きたくない

スピリッツ

SHOUT[ココロの花びら]

世界で1番遠い場所

JUMP

※LINE CUBE SHIBUYAはJUMPの次にLovin’ you(ピアノ:斉藤有太)

 

オーディナリー・ライフ

サマータイムブルース

IT'S ALL Right!

いつかきっと

 

Sound Direction&Keyboards:奥野真哉

Guitar:藤井謙二、設楽博臣、林部直樹

Bass:安達貴史、山口寛雄

Keyboards&Chous:真藤敬利、斉藤有太 

Sax&Flute:竹野昌邦、庵原良司

Drums:松永俊哉、吉田佳史