ν【NEU】SPRING ONEMAN TOUR 2012 | 音楽・映画・スイーツをご提供致します。

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韓国映画、ドラマ、たくさん観たい!
渡辺美里、岡村靖幸、佐野元春、大江千里、EPICで育ちました。

ν【NEU】のライブは2007年5月から見続けてきた。
5年の間に色々あった。

この「色々あった」
だけでは収まらない苦労を
彼ら5人は経験してきた。

当時は4人編成
ドラム、ギター、ベース、ボーカルだった。

しかしボーカルが抜けてしまい3人になった。
ツアー初日から。
残されたメンバーは最後までキャンセルすることなく
ツアーをやりきった。
最後、渋谷O-EASTという広いステージに
親に取り残された子供みたいにぽつんと立つ3人のメンバーがいた。

どれだけ悲しかっただろう。どれだけ情けなかっただろう。
どれだけ悔しい思いをしただろう。

ただ見守るしかなかった。

しかし、悲しい事は2度続いた。ギターが抜けたのだ。

ν【NEU】活動休止を宣言した横浜サンフォニックホール。
泣きながらファンが出ていくところを見た。

このバンドどうなってしまうんだろう。
ビジュアル系ではめずらしく曲もいいし、メンバーも魅力的なのに。

誰もが「解散」という言葉が頭をよぎったに違いない。

活動休止から数か月後
「SAYONARA観覧車」が発売された。

これは歌詞の中で観覧車に乗ってる人達の人生観を想像して書いたものだ。
歌詞と楽曲の良さがまた、活動休止のせつなさを物語っていた気がしてならない。

ν【NEU】の歌は大人の私が聴いても心を掴むものがある。
情景を思い出させる季語が織り交ぜてあり
純粋と破壊、ドラマティックな曲調が飽きさせないのだ。

そんなバンドがなくなってしまうのか?

残されたベーシスト、ドラマーは結局ν【NEU】を存続させた。

何かの記事で読んだが「僕らが作った音楽は生きている」と。

音楽に罪はない。メンバーがいなくても音楽は残る。
音楽は裏切らないのだ。

活動休止といっても表だけで、裏で2人は休止してはいなかった。

①年後、新メンバーにツインギター、ボーカルを入れ
新生ν【NEU】を立ち上げたのだ。

2009年9月23日PULSE/New Worldで再始動!

あれから3年。。。。。

彼らはメジャーデビューを果たし、映画の主題歌のタイアップまでとってしまった。

3/30赤坂ブリッツSPRING ONEMAN TOUR 2012ツアーファイナル!
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ν【NEU】の今までの歴史を思い出しながら見ていた。
オープニングに相応しい「カレイドスコープ」
途中銀テープが打ち出され、ホールならではの演出!

旋律がせつない「スプラッシュ」(旧νから大事にしている曲)
「JumpingLady」はホーン、同期による疾走感が曲のかっこ良さに深みを増していて
鳥肌が立つほどかっこ良かった。

「Lily」では一面、百合の花畑と化していた。

メンバーに内緒だったのだろう。
ステージ上のメンバーは目を丸くしながらも演奏を乱すことはなかった。

~ギターソロ~
一弦一弦に魂が込められていたように聞こえた。
自信のない下手な人が弾く旋律は、
粗が目立ったり、余韻が汚く聞こえるもの。
しかし、あきらかに自信を持ったギターソロが広い会場に響き渡った。

「最愛と渇望の日々」「RestlessLove」が続き

~ドラムソロ~
ビジュアル系にこんなかっこいいドラマーがいるだろうか。
容姿端麗だけではない、華麗なドラミング!
フロアタムに繋ぐ流れるような身のこなし、美しすぎる!

ここから本来の彼らの姿に変えるように
メジャーデビュー曲「RED EMOTION」

この曲でまた世に打ち出す事ができたんだ思うと感慨深った。

「YES≒NO」「LAB.」「Cube」と会場の熱が一体となる!

「ピンクマーブル」では姫「華遊」がRAPで訴えながらステージを練り歩く

一発上等!!ナデシコサムライフロアは戦場完全燃焼!!!

姫姿のキュートさと、この心の叫び!

少女の中に秘める想いの強さを、まるで吐きだしてるかのようだ。

RAPナンバーが続き、本編最後は「In my secret」
前奏から会場の盛り上がりが凄まじいことになっていた。

ライブは熱を下げてはいけない。
最後にたたみ掛けるようなセトリに、
いてもたってもいられなくなった。

激しい中にもメロディアスな曲調。
いつもこの曲を聴くと大袈裟だけどレッチリにも負けていないんじゃないかと思わせる。

更に、このバンドで一番安定させなくてはいけないリズム隊。
このバンドを一番支えてきたであろう、ベースのヒィロとドラマーのレイ。
ブリブリのベースでルートも安定していたし、
何よりドラムとしっかり寄り添うように音楽を支えていた。

今までのν【NEU】で最高のライブを見た!

手が痛くなるほど彼らに拍手を送った。
本当にこの5人が出会ったのは奇跡としか言いようがない。


そう思っていると、久しぶりに聴いた「Limit」がアンコールの1曲目にきた。

単純に「この曲やっぱりいいな」ってつぶやいてしまった。
ガツンと強く響く曲が、彼らに合ってる気がするからだ。

アンコール2曲目は、TMRのカヴァー曲「HOT LIMIT」
そしてMC。

「このバンドに自信があるのでもっともっと大きくなります!」

今までにない力強い言葉を聞き
その後の「NEW WORLD」の歌詞が更にこのバンドに対する想いを熱くし
訴えるように歌うみつのステージングに
涙が溢れて止まらなくった。

「Hold My Hand」
このツアー最後を飾るかのように金テープが舞った。


簡単に解散するバンドはたくさんいる。
簡単に音楽を投げ出す人もたくさんいる。
そういう人達を見飽きている、私を含めた大人もたくさんいるはずだ。

しかし、あらためてこのν【NEU】のライブを見てほしい。

彼らのあきらめなかった姿はCDだけでは伝わらない。
音楽に対して情熱を捨てなかった彼らは、明らかにライブバンドなのだ。
ライブこそが彼らの本当の姿なのだ。

彼らが音楽を続けていく限り、彼らの成長をずっと見守っていきたいと
心が熱くなったライブだった。
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