軍鶏(シャモ)鍋は食べたことがないので
下調べして行きました。
江戸時代から戦に勝つために
げんかつぎで食べていた軍鶏(シャモ)
今でもお相撲さんや、お座敷に立つ舞妓さん
芸能界の方でもそのげんかつぎとしてこちらのお店で
軍鶏(シャモ)鍋を食べて行くそうです。
その軍鶏シャモというのも
「近江軍鶏・東京軍鶏・本軍鶏」
と3つにわかれていて
違いは、歯ごたえと軍鶏の血が45%・75%・100%と入っており
メスのほうが、鶏がやわらかくて
口の中に入れた瞬間、脂がジュワッと広がって美味しいのだそうです。
ちなみにオスはメスよりかたいんですって。
若手の料理人お二人も「100%はかたくて食べれない」と言ってました。
という訳で初心者の私達には近江軍鶏(軍鶏の血が45%)のメス
このすき焼きのコースに決定!
その前に!カウンター座っていた私のうしろに季節の食材が並んでおります。
板長が
「すき焼きの前に、お好きな食材で煮物、焼き物、何か気になるものがございましたら
調理しますので」
とたくさんの魚、山菜、きのこを紹介して下さいました。
魚もまだビチビチ飛んでる新鮮なものもあります。
◆前菜
数種類のお塩!
これは前菜やお刺身、天ぷらにつけて食べたりしました。
◆お刺身
鯖のお刺身は新鮮じゃないと食べれません。
コウイカの食感もはじめての経験でした。
◆天ぷら
◆マテ貝の焼き物
小皿にあるのは梅と軟骨をあえたもの
◆タケノコのお吸い物
山椒のかほりがふわっとひろがって美味しかった~
すでにこの時点で食べすぎなのですが
驚くことにここからすき焼きを食べますwww
※あまりの食べ過ぎにみなさんビックリだと思いますが
ブログ書いてて「こんなに食べてたのか!」と自分にびっくりしてますけどもね。
まず、軍鶏(シャモ)有精卵のメレンゲで食べるすき焼き
「黄色くなるまでかき混ぜてください」と板長から。
お豆腐やらねぎやらお野菜、シャモまで美味しく頂き、
このメレンゲでふんわり食べるすき焼き!
シャモの食感もはじめてだし、
いろんな意味で驚きでした
「〆に親子丼も食べますか?食べれなかったら無理せずに」
と言われたのですが、「食べます!」
(横から食べれるの?ほんとに?という声が聞こえましたが無視です。)
味付けが濃いのとご飯のおいしさに一気に食べてしまいました。
カウンターで食べていたので、次々と入ってくるお客さんとお話ができたり
カウンターの向こうで調理している姿を見れたり、
板長の説明を聞きながら食べるはじめてのお料理に
ただただ感動してしまい、祇園の夜にすっかり溶けこんでしまいました。
すると最後にデザートが!!!
水源亭の並びにある京菓子屋「名月堂」
ニッキ餅をお抹茶味にした水源亭限定の京菓子
そして、北海道スイーツ「アンジェリック ヴォヤージュ」の
ショコラヴォヤージュ(生チョコの中に生クリーム)
わざわざ「アンジェリック ヴォヤージュ」さんの名刺を見せてくださって
ほんっとーに嬉しいです!
スイーツずきなので、興奮してた様子が伝わったのかしら。。。
あとはじめて飲んだ(?)レモンのオリーブオイル
デザートのアイスにもかかっていたのですが、
このまま一口飲んでもさわやかで美味しい
こちらは私が宿泊していた二条城の裏にある
創業文政年間 「山中油店」のオイルだそうです。
200年の歴史ある油専門店。
しかもこちらも町屋で店構えに趣があって素敵なのだそうです。
板長のお話、水源亭の食材、花街宮川町
この日ばかりは音楽や東京の事はすっかり忘れ
情緒ある京の夜にただただうっとりするばかりでした。
そんな水源亭になんと5時間も滞在してしまったのでした。
しかしまだまだ続く・・・・夜は長いですから・・・・