ロゼリアちゃん、お誕生日おめでとう
やっぱり今年も駆けつけたんだね、メイアさん。それで・・・えっと、はじめまして・・・ですよね?
ええ、私はロゼリアちゃんとは初見よ。でもどうしてもあなたの誕生日をお祝いしたくて、メイアさんにお供を申し出たの
ペラルゴスの顔をじっと見るロゼリア。
彼女から美鈴に近いオーラを感じ、ロゼリアは彼女が何者か、そしてなぜ自分の誕生日をお祝いに来たのかを悟ります。
そう言って、ロゼリアの右肩に右手を添え、瞑想するメイア。彼女の脳内にあるパフォーマンスのイメージが、体を伝い、ロゼリアの脳内に注ぎ込まれます。
イメージの注入が終わり、目を開くメイア。ロゼリアもそれを見て、深くうなずきます。これで準備は整いました。
🎵~
(BGM:Eyes to Eyes/Duca)
客席に音楽が流れるとともに、予め膨らませていたペンシルバルーンをそれぞれ手にする3人。
ロゼリアはステージ前側で👑王冠を、メイアは杖をともに手作業で作っているのに対し・・・
なんと!ペラルゴスは魔法でペンシルバルーンを集めて、椅子を組み立てているではありませんか!
異世界らしいバルーンパフォーマンスの展開にあ然となる愛夜、興味津々な翡翠、そして流れを真剣に見守る白羽。
〈Happy Feather Together〉候補生が三者三様の反応をする中、ロゼリアたちのバルーンパフォーマンスは続き、1曲目が終わった頃には、ペラルゴスが担当した椅子が完成しました。
🎵~
(BGM:バトルできゅんっ!なキングダム?/LUCHICA)
曲が変わり、コスチュームの羽根を外してステージ中央に立ったロゼリア。
メイアとペラルゴスは彼女の周りを動きながら、ペンシルバルーンを彼女の体に付けてゆきます。
ドレスが完成し、王冠を頭にかぶり、杖を持って風船の玉座に座ったロゼリア。見た目も気分もすっかり〈ロゼリア・キングダム〉の国王です。
それを見て、ペラルゴスが玉座の背後に向けて杖を振ると、その杖から放たれた光が集まり・・・
えっ!ステージ幕の倍の高さがある、巨大マイラー風船のお城が現れたではありませんか!!
「マ、マジかおいΣ(°д°ノ)ノ」
「巨大風船のお城まで・・・ホントにここに王国が建っちゃった」
ファプレ小劇場にいる皆に告ぐ!
今ここに、〈ロゼリア・キングダム〉の建国を宣言する!
そしてこちらにいるのは、初代国王・ロゼリア=アメシスト様なり!
誕生日の今日、キングダムの王となった彼女に、大いなる賞賛を与えたまえ!
👏8888・・・
客席から自らを称える拍手が沸き起こり、すっかり上機嫌のロゼリア。その時!