スギヤマ カナヨ /作 赤ちゃんとママ社
「うわぁ ホットケーキ おいしそう !
おかあさんって どうして
おりょうり じょうずなの ?」
「それはね、うちのはらぺこちゃんの
おいしいかおが みたいから !
•••でもね••••••」
むかしは おりょうり
にがてだったのよ••••••
うっかり ゆびを きっちゃったり
さとうと しおを まちがえたり
おにぎりが
へんてこな かたちだったり したけれど
いまでは ちゃんと ホットケーキも
おさらに のせられるように なりました
(文中より)
「おかあさんってすごい!」
なんでそんなにお料理上手なの?
どうして、ぼくのズボンこんなかっこよくできちゃうの? (おひざのアップリケのことです)
なんでも知っているのはどうして?
いいえ、お母さんだって苦手なことはたっくさんあったんです。
お料理だって苦手で失敗ばかりだったし、子どもの頃は折り紙も上手く折れない不器用さんだったし。
知らないことばかりだったし。
( 絵本ナビ 作品紹介より )
おかあさんにしてくれた
あなたのおかげで
こんなにすごいおかあさんに
なれたのよ!
そんなふうに言われたら
子どもはきっと
嬉しいだろうな~。
「おかあさんって すごい !!」
「それはね•••」
「みーんな あなたの おかげです !」
(文中より)
そう思えることが
このおかあさん、すごいな!
この絵本読んでいて
「おかあさん」だけじゃないな~と
思いました。
「奥さん」「妻」も、すごいよね。
夫の「奥さん」になって
いったい何千食のごはんを
作ってきただろう。
3食 ✕ 365日 ✕ 34年
••••••••••••何万食だった
(ぜーんぶ作ってないし
外食もかなりしてるし
お惣菜だって買ってるけれども)
初めは包丁で指切って
ガチ泣きしたり•••
白いシャツと赤いシャツ一緒に洗って
ピンクに染めたり•••
最後に味を整える塩入れすぎて
とても食べられないシチュー作ったり•••
今では良妻賢母みたいな顔してる。
それくらい、なんでも上手になった。
誰のおかげ?
自分の力?
いいえ、それはやっぱり
「あなたの おかげです!」
私は今日も、やるべきことがたくさんあることに感謝しています。私がすべての人に必要とされていることが嬉しいからです。
「すべての人」って、大げさ?
でも、あなたひとりいないだけで
困る人や、さみしい人がいるんじゃない?
あなたに聴いてもらいたい人や
あなただから
おしゃべりしたいと思う人も
案外たくさんいるんじゃない?
だから私も、あなたも
みんなのおかげで、「すごく」なれたし
みんなに必要とされて生きていて
それがとても嬉しいなーと思います。
被災地の皆様の安全と
一日も早い復興を
お祈り申し上げます