クビになった。

色々なことが頭をよぎったが、自分はこの会社に必要とされていない。

そう思うと自然と涙が出てきた。

 

自分には尊敬している方が居る。

この施設のお客様。大きな会社の経営者の方である。

この地域では知らない人の居ない会社である。

北陸に住まいを移して間もない自分ですら知っていた程である。

ここではSさんと呼ばせて頂きます。

 

Sさんに翌朝、電話で”クビになりました”そういうと

”分かった。落ち着きなさい”そう言われた。

 

電話越しでもその冷静さに、人生色々な試練を乗り越えてきたのだと伺える。

何かあったら電話をしてきなさい。

向こうのしていることに口を出さず、大人の対応をしなさい。

 

一つ一つのお言葉が空っぽになった自分へ、スポンジが水を吸収するように入ってきた。

自分はこの人のお言葉を忠実に守ろう。

翌朝Sさんの御自宅にお招き頂き、さらにお言葉を頂く。