基本再生産数と実行再生産数と二つの数字があり、詳しく言うとわかりづらいので、まるっとまとめて話します。
コロナの再生産数:2~3
麻疹の再生産数:12~18
百日咳の再生産数:12~17
インフルエンザの(実効)再生産数:1~1.5
再生産数というのは、何かと言えば、一人の患者がでたとき、何人の人にうつすかということです。基本再生産数というのは、予想される人数です。実行再生産数とは、実際の結果です。上記グラフではインフルエンザのみ実際の状況をもとにした数字になっています。
麻疹の場合、一人の感染者が10人以上の人にうつしますという結果です。これは、周囲の人が免疫がなかった場合です。多くの人はワクチンをうち免疫があるので、隣に麻疹の人がいてもうつりません。ワクチンを誰もうっていない場合には、一人の感染者が10人以上にうつすので、爆発的に感染が広がります。最初は10人でも、その10人がまた10人にうつすので100人になります。またその100人がそれぞれ10人にうつすので、1000人になります。あっという間にどんどん広がります。日本の場合、ほとんどがワクチンをうっていますから、感染者がでてもほとんど感染しません。ただ、ワクチンは1歳ごろにうつので、1歳未満の子供は簡単に感染します。世の中に麻疹の人がいないので、安心していられるのですが、たくさんいたら、1歳未満の赤ん坊はかなり危ないです。ワクチンがそれを防いでいるといっていいでしょう。
コロナの実行再生産数は1-1.5ぐらいでしょうか。その時によって変わってきます。今はワクチンうって免疫がついた人が増えたので、かかりづらくはなっています。
コロナの場合、そんなに感染力は強くはないのです。ではなぜクラスターになるのかというと、クラスターの場ではマスクもしていないし、ご飯を食べたりしているのです。そのような場面では簡単にうつるのです。
小池都知事も、コロナ初期のころから食事の場が危ないと言い続けてきました。マスクをはずして食事しながら話をするからです。会食という行為を通じて感染が広がるのです。逆にマスクしていれば、隣の人がコロナでもそんなに簡単にはうつりません。
今危ないのはコロナは世の中からいなくなったという雰囲気になっていることです。いないからマスクはいらないとはずしています。この暑い中、街を歩くのにマスクなどはいらないのですが、会食などでは感染するのです。そのようなときだけは気を付けなければなりません。今は、普通に多人数で会食するようになりました。実はコロナ感染者がたくさんでているなかで、このような会食で広がるのです。街を歩いたり買い物するときにマスクはいらないです。ただ、仕事場で話をしたりするときは、マスクが必要なのです。