他人がやるなら自分はやらない、他人がやらないなら自分がやる | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

自分の考えはこれにつきます。

人とは逆のことをやっています。逆にみんながやるようなことは、基本的にさぼっています。みんながやるのに、自分がやる必要がないじゃないかということです。

 

多数の人が追い求めるようなところに、自分が入っていって競争を勝ち抜こうとしたくないのです。だって、競争勝ち抜くの大変でしょう。

 

競争相手がいないところだと、ちょっと頑張っていると、すごく努力しているように見られるでしょう。

 

具体的な例をあげます。学生時代の同期で脳外科に進んだ人がいます。脳外科の研修医というのはとにかく大変なのです。それこそ一日3時間ぐらいの睡眠で、いつも病院で寝泊まりしなければならない。それをやって、普通の医者と見られます。体がもたないぐらいの仕事を求められて普通ですからね。がんばっている医者は、睡眠時間を1時間ぐらいにしないと抜きん出ることができないのです。こんな劣悪な環境で仕事はできません。少なくとも自分には。

 

開業医になって、週6日間診療していますが、夜は睡眠時間十分にとっています。まったく大変ではないです。医師としての普通の生活ですね。これが、すごく仕事しているように見られてしまうのですね。それが勘違いだと思うのですが、周辺はもっと仕事していないように見られているからでしょう。たいした努力もしていないのだけど、すごく努力をしているように見られる。脳外科医ではまずこう見られません。