25年続くケーキ屋に壱岐からお嫁に来たお嫁さん | 魔法使いケーキ屋のパティシエ一家とカフェ

魔法使いケーキ屋のパティシエ一家とカフェ

生の松原で25年間ソルシエール(ケーキ屋)を営んできたパテシエが経営する「ソルシエールカフェ」です。
隣のソルシエールのケーキは勿論、麻炭を塗ったゆったりとした空間で湧き水のようなお冷、水素水で洗った野菜のランチなどもお楽しみ頂けます。

こんにちは、代表の上田公子です。

今日はまたすがすがしい晴れになりました。

雨が降って浄化しまた晴れる、なにかそんな繰り返しですね。

私は商売を始めて27年になりますが、人から「幸せそうね~」とか「あんな立派な息子さん2人良く育てあげられましたね」とか「スタッフの接客がいつも素晴らしいですね」とか、

「どうやったらこんな素敵なカフェを作れますか?」などと言われます。

はい、色々ありますがお陰様で幸せです。

そしてエキテンさんでは口コミが満点が多い、たまに落ち込んで泣きそうになる時がありますが(私でもあります)

それらを見て「これでいいんだ」と励まされ、また商売を続けている、という感じです。

ホワイトデーが終わりました、私の時もとてもきつかったし首が回らなくなるくらい忙しかったし、今は時間があるので、隣のパティスリーソルシエールに数日おかずを差し入れをしました。

とても忙しそうなので、隣の裏の棚の上においておきました。

するとお嫁さんから

「たけちゃ~ん(息子のことです)またお宝が来たよ!」と、あまりに嬉しくてまた舞を舞っていたらシェフ(次男)が「よかったね~」と笑っていました。

ご飯を作る元気がなかったので嬉しいです」とお礼のラインが来ました。

マスター(夫)もチキンの差し入れをしたらしく、ホワイトデーが終わってから「私の体は代表とマスターの優しさでできているようなものだと思いました」と、メールをくれました。

私は一切となりのパティスリーソルシエールのことは口出ししませんし、息子たちがやっています。

そして私はマスターとカフェをやっています。

なんでこううまくいっているのか?

一般的なお姑さんとお嫁さんの関係みたいではない、とよく言われます。

バイトちゃんは、「私も代表みたいな人がお義母さんのところにお嫁に行きたいです」などと言ってくれます。

それはきっと、私はお嫁さんを「私の後輩」って思っているからだと思います。

可愛い後輩です。

25年間、私の代わりはいませんでした。

奥さんとして夫をささえ、販売をしてスタッフを育てながら家の家事をする、そこを今お嫁さんがやっています。

彼女の凄い所は逃げないところです。

日々もですが、ほんとうにクリスマスは過酷なんです。

私はケーキ屋になりたくて夫と店を初めましたが、お嫁さんは好きな人がケーキ屋の跡取りだった。

それも25年続くケーキ屋、店には私と夫がいて私の母は裏のマンションにいる。

今聞いたら「気張って、覚悟をしてお嫁に来た」と言っていました。

そうでしょうね、裏のマンションに息子たち夫婦、私たち夫婦、母が一人、それぞれ別々に部屋を借りていました(今は母は亡くなりました)

車はそれぞれにもっていて4台あり、マンションは4LDKですが別々に借りているので「マンションを持ってるの?」と言われたこともありました。

ところが蓋を開ければ、私は何も言わずたまにおかずを持って行く、母も何も言わずおかずをもっていく、店以外では一切会わない、そんな日々です。

お嫁さんは昔の私みたいにハードですが、時々お酒が強いお嫁さんと、焼き鳥屋さんに2人で行ったりします。

私はお酒が飲めないので私が運転します。



私とお嫁さん。


たまに世間一般で「お嫁さんの料理が口に合わない」とか聞きますが、それは私はほぼ食べないし、息子がよければそれでいいと思います。

そんな人の家のことに口出しするのは「いらんこったい」と私は思います(笑)

ひまなのかなあ?と思います??

お嫁さんのお母さんと同じ年ですが、「友達?」って言われます。

ラインのやり取りを見ても自分で「これは友達だなあ」と思います。

お正月もお嫁さんの実家、壱岐に行きおごちそうになりました。





これは猿岩です、休日だというのにちょっとまだ眉間に皺がよっていますが💦

壱岐はいま注目されていますね、ハッピーちゃんが親善大使になったり、壱岐にいくといつも私は元気になります。

私はお嫁さんのおばあちゃんが私の去年亡くなった母と似ていて膝も悪く、リフレクソロジー、英国式足裏マッサージとレイキ療法をしてあげたいと思っていました。

それで母の足は治りましたし、最後まで歩けましたし、それも「愛」から行きました。

結果、彩さん(お嫁さん)のおばあちゃんは足の痛みがなくなって大変喜んでくださいました。

私のことを「(彩さんの)お母さん」と言われ、私も彩さんのおばあちゃんを「お母さん」と言います。

2人で「お母さん」「お母さん」と呼び合っています(笑)

おばあちゃんとは言いません。

私はお年を召したお客様にもおばあちゃんとは言いません。

おばあちゃんというのが悪いとかではなく、私が年をとっておばあちゃんと言われるのが嫌だからです、ただそれだけです。

私はまだ孫はいませんが、孫以外からおばあちゃんとは言われたくないです。

お年を召した方には「お客様」とか「奥様」と言います。

私は学生のバイトちゃんにも敬語で話します、それは「人」として尊重して話すからです。

出来ないことを教えます、「すみません」とバイトちゃんがいうと「ううん、今は教えているので「わかりました」でいいです。」といいうと笑顔になります。

何度も同じ間違えをしてる人、それはいかんやろうという間違いの時、たとえば何度もやっているのにコーヒーの水の分量を間違えたとか、

その時に何も言わないと「今はすみませんと言うんです」とは言います。

母はお寺の奥様でした、お檀家さんから「奥様、奥様」と言われていました。

その母が息子(私の弟)を亡くし、お寺を出て私のもとに来た時、近所の方から「おたくのばあちゃん」と言われました。

私はとっても複雑な気持ちになりました。

悲しいというか、きっと親しみを込めて言ってくださったのだとは思うのですが、とても複雑でした。

人の感覚はとても複雑ですね、いつも言いますが「良い」「悪い」ではなく人それぞれです。

「ばあちゃん」と言われたほうが親しみがこもっていいという方もおられるでしょう、しかし仲良くもない他人にどうかなと?

あくまで「私は」です。

「ホテルに行ったときの接客は気持ちがいいと思う?」とバイトちゃんに聞くと「良い」と言います。

「ならば人は尊重されたら嬉しいから、そうやって接客をしましょうね」って言っています。

そうそう、たまに当店に出入りする材料屋さんなどに私は「お母さん」と言われる時があります。

言われる方が私より年上の人のときもあります。

それは隣のパティスリーソルシエールのシェフ(次男)のお母さんだからです。

でもそれは違うやろう、私は「お母さん」としての仕事はしてない、代表としての仕事をしています、しかもあなたのおかあさんではないって思います。

でもなぜか、そんな材料屋さんとは自然と付き合いがなくなるので、面白いなあ~と思います。

そして話は戻しますが。

壱岐にお正月に行き結果、ごちそうになって帰ってきました。

すべての行動は「愛」か「不安」からきていると言いますね。

同じものを作っても人の為や環境のためを思って作ったのと、儲かるために作ったもの、見かけは同じでもエネルギーが違うので全く売れ方が違ってくる。

そのように何かで読んだことがあります。

「自信をもって謙虚に」それがモットーです。



隣のパティスリーソルシエールのお嫁さん、何があってもいつもこの笑顔です、凄いです。

これはもう2年前、忙しくてというかチャンスがなくてしばらく撮っていません。







これは去年の「生の松原カステラ」がモンドセレクション金賞受賞したとき、イタリアで。

お嫁さんは、いつも笑顔で辛いことは我慢してあまり言いません。

だから「言わないと体で表現していくから、湿疹とか色々できるからちゃんと文句ではなく、私は苦しい、とか言わないとだめよ」と言います。

すると



こんな笑顔で「たまに出かけているから大丈夫です」と言います。

凄いなあ~と思います。

最近ここ数か月、息子とは会っていません(笑)

隣と言ってもお互いに忙しいし、お嫁さんとはちょいちょいおかずをあげたりやったりして、会っています。

お客様から「隣のあの子はお嫁さん?まあ~いい子ね~どこで見つけてきたの?」って言われます。

私は「息子が連れてきました、性格もとってもいいんです」と言います。

息子にも言いました「親孝行するって言ってくれるけど、あなたがあのお嫁さんを連れてきた来てくれてことが何よりよ」って。

私はお嫁さんが、このハードなケーキ屋を辞めないでずっと息子と仲良くしてくれたらいいな~と思います。

3年経った今はちょっとは落ち着いていますが、最初は大変でした。

息子の「マネージャー!!!(お嫁さんのことです)」

もう怒鳴り声が一日に何度も響き、そのたびにお嫁さんはぴゅ~~と走る、何度も見ました。

大丈夫かなあ~、泣いていたことも見たことあります、何度か夜に家にいなかったこともあります。

後から聞きました、相談してくれるから良かったと思っています。

しかし、仕事を離れたらいつも2人で出かけてとっても仲良しです、それを見るとホッとします。

そうですね~、私も夫と色々ありました、家出はしなかったです、店がありますから。

店がなかったら今頃一緒にはいないと思います。

前回書きましたが、苦労?を笑い話にできるようになりました。

それくらい、一緒に仕事をするってことは大変だと思います。

修行は続く(笑)




これはあまり見せたくないのですが

雪の日のオープン時、私もですがお嫁さんも顔が浮腫んでいます。

きっと体力的にもきついと思います。

体力と精神力、商売(すべての仕事もそうですが)を続けるには必要です。

ですから、モンドセレクションの金賞受賞に息子一人で行くかどうか、

結果、結婚式をモルディブであげ、その後イタリアに行き授賞式にでる、去年はそんなスケジュールになりました。

お嫁さんが「こんなに幸せでいいのかしら?」と言うので

「彩さんが逃げなかったからよ、私はケーキ屋になりたかったから頑張ったし、子供がいた。でも彩さんはケーキ屋になりたかったわけでもなく子供もいない、私ならあんなに夫から怒鳴られて、もうやってられんと逃げてる。

だからご褒美よ、楽しんでらっしゃい。そして一つだけ、・・あまり飲みすぎたらだめよ」と言いました。




あら、この写真しかないです。

綺麗ですね~、息子は髪形が変(笑)


先日、私が花壇を見にカフェの外に出ていたらお客様が「この前ザッハを買おうと思ったらなかった、もうショック!ザッハがない」と。

「お父さんの時はもっと早くから開いていていたし、オペラもない」とか。

私はそんな時いつも「私たちはもうケーキ屋を引退してカフェですから、隣に何のケーキがあるか知りません。すいません。でも息子たちはモンドセレクションとか頑張っています。」と言うと

「頑張ってね~」って帰られます。

はい、彼らなりに頑張っています、私たちより凄いです。





どうぞ、カフェでお待ちしております、いつも読んでくださってありがとうございます。



ソルシエールカフェ