新学期、新生活、新年度、人事異動。
4月は新しいコトでドキドキのシーズン。
遠い昔。私が小学校入学時。
同じクラスで後ろの席の男子。
私の髪を引っ張って、
いたずら。
学校が嫌になりそうで…。
亡きお母さんに話しても、
「やられたら、やり返せ」が基本。
憂鬱な登校。
そのうち引っ越しに伴って転校。
月日が流れて高校生。
友だち男子とマクドで勉強してた時。
ふっと、呟いた。
「なぁ、小学校、どこやった?」
「うん?1年何組やった?」
「なぁ!髪引っ張って、女子いじめたやろ?」
「あん?お前かぁー!」
友だち男子の髪を引っ張って、
「やられたら、やり返す」
「お母さん、やったったでぇー!」
この時は、すでに昔話の笑い話。
親になって、息子が小学校入学。
頭をよぎる、いじめ。
ある日、下校時に傘で殴られる事件発生。
と
仲良し同級生女子が私に報告。
息子よ!大丈夫かぁ?
先生に報告の前に息子から事情聴取…。
「戦いで、弱いから負けた」
あぁ、遊び?平気なの?拍子抜け。
それから転勤に伴う引っ越し、転校。
最後の日、担任先生に挨拶で学校へ。
傘で殴った男子がクラス全員に言う。
「おー!家まで送って行くでぇー!」
「おぉー!」
振り返ったら、
クラスを引き連れて下校!
「待ってくれ!母を置いて行くなぁー!」
走って追いかけて見えた、
小1の小さいカラダに
真新しいランドセルがたくさん、
息子を囲んで下校する姿。
「息子よ!上手くやってるな」
そんな感じに思った。
転校してからも色々あったけど、
「やられたら、やり返す」ではなく、
関心するほどの「息子の鈍感力」
何があっても動じない。
夢見る不思議ちゃん。
子どもより、親がドキドキする4月。
どうやら、子どもの世界に
必要以上に入り込まない。
そして、
親子で育む「鈍感力」
これがあれば、
最強の心のシールドかも…と思う。
🤔