キー坊【勝手にコーデブログエピソード1】 | FOX〜new world〜

FOX〜new world〜

セレクトショップFOX店長の小林雅章[マサフミ]です。
お店や商品のこと、思ったことや感じたことを書いてます。静岡県富士市吉原1-2-6 0545-53-8922
10:00〜20:00 第2.3水曜定休 P通り筋向い
ホームページ http://fox1976.com/


テーマ:
「こんな店ないよね!こんな店ないよねっ!」

と、子供のように目を輝かせながらキー坊は言った。



僕はひとりっ子なので、兄弟はいない。強いて言うなら、親達の兄弟は合わせて11人もいるので、いとこは多い。だが、年のかなり離れた人や顔すら覚えていないいとこもいる。比較的年が近く幼少の頃遊んだ記憶のあるいとこたちは近くにはいない。ほとんどが県外で定期的会う機会はない。



キー坊は、僕の感覚でいうと「いとこ」にあたる。あくまで感覚という言葉を強調したい。キー坊の母親(以下キーママ)は僕の両親と友達で、僕が幼い頃キー坊とは仲良く遊んでいた。

近所の友達ほど頻繁に遊んだわけではなく、時々もらえるご褒美のように、忘れた頃にやって来たり出向いたりして遊んだ記憶がある。


キーママのことを両親の友達と言ったが、元を辿ればキーママはFOXのお客さんだった。今もそうなのかもしれないが、友達と言ったほうがしっくりくる。音大出(だと思うが確かな記憶ではない)のキーママは父(社長)のバンドのキーボードとして借り出されて一緒にバンドをやっていた時期があった。母(サナエさん)とは今でも時々ランチや食事に行ったりと仲がいい。


僕が中学3年の時、クラスの合唱コンクールで指揮者という大役を受けてしまったことがある。中学3年の合唱コンクールというのは、中学時代の集大成とも言える一大イベントでどのクラスも優勝を目指して燃えていた。普通の中学生だった僕はこの大役にかなりのプレッシャーを感じていた。確か自分でやると言ったのだと思うのだが、やるとなってからあまりの出来なさにどうしたものかと頭を抱える日々だった。そのことをポロリと母に漏らすと母が「キーママに教えてもらう?」と言ってきた。「キーママなら(音大出だから)きっと教えてくれるよ。」と太鼓判を押すので、かなり躊躇したが藁にもすがりたい気持ちだったのでお願いしてみることにした。

数日後、キーママがうちを訪ねにきてくれた。

カセットテープで伴奏を流し、僕は緊張しながら指揮を振った。まずクラス以外の人前でやることがなかったから、とても恥ずかしかった。

指揮が終わり、感想を聞くと。

「やだぁ、私、わかんない〜、出来てるじゃん!出来るよ!」

と、拍子抜けする答えが返ってきた。僕としてはもっとこうしたほうがいいとか、ああしたほうがいいとか、とアドバイスを期待していたので、これでいいと言われて、喜んでいいのか、否定するべきなのか、戸惑しかなかった。

それでも少し気持ちが落ち着いたのは確かだった。腹をくくったと言ったほうが合っているかもしれない。本番までの練習も余計な雑念なく頑張れたし、結果的に優勝は出来なかったが、全力をぶつけられたと思う。


そんなことから数年経ち、今度はキーママからお願いを受けた。

「キー坊の家庭教師をやって欲しい。」

これまた思いもよらない頼み事だった。キー坊は僕より年下。僕が高校卒業ぐらいの時に中学生だった。それまで、しばらくキー坊には会っていなかった。久しぶりの再会が家庭教師と生徒って!?と思った。しかも僕に家庭教師が務まるのか?不安もあった。ただ救いだったのが頼まれた教科は英語のみだったということ。当時の僕は今から想像出来ないかもしれないが、英語は得意だった。指揮の時の恩返しになるのかな?と自信はなかったが受けることにした。

キー坊はうちに来てくれて、僕の部屋で数回ほど一緒に勉強をして家庭教師は終了した。家庭教師の出来としては悪くもなければ、良くもなかったと思う。わからないところを教えて、無難に時間を過ごした。その後成績が上がったのか、下がったのは知らないが、キー坊はとても素直な子だったのでやりやすかった。僕が生まれて初めてもらったらバイト代はキーママからだった。




「だってさぁ、お客さんにアンケート聞いて、合わせて作るんだよ。絶対いいよね!それで実際、中身もいいんだよ!絶対また買うよね!」


と、まだ子供のように目を輝かせて熱く語っているキー坊は、よほど福袋が気に入った様子だった。

年下というのもあるが、こういう目を見せられると可愛いヤツだと思ってしまう。年上の僕はそんなキー坊を少し冷めた風になだめながら、内心は照れくさかった。


その次の年も福袋を買ってくれた。僕は福袋説明書を送る時、手紙を書いた。

彼もまた他のいとこ同様県外いた。一人暮らししながら働いている。


正月に会った時、仕事の愚痴をこぼしていたのが気になって、嫌になったらこっちに帰ってこい。と、大きなお世話だとわかっていながら、兄貴ヅラした内容で励ましの手紙を送った。

しばらくして、大丈夫だよ!とメッセージが届いた。


それから、夏袋、冬の福袋、春袋と過ぎていったのだが、キー坊の予約はなかった。


どうしているのか?と時々気にして思い出してみるも、きっと頑張っているんだろうと、店に来るのを待っていた。



そんなキー坊のことを勝手にコーデするとは思ってもいなかった。



勝手にコーデ募集のブログを見てコメントをくれた。「もし募集の人がいっぱいだったら遠慮するよ。」みたいなコメントを残してきたものだから、僕はムキになって「絶対やる!」と返して、わざとトップバッターに持ってきたのだ。募集の中で唯一の男性。古くからの付き合い。どうなっていくかわからない勝手にコーデブログ。まず手始めにはふさわしい。と、キー坊を叩き台にしようと決めたのだ。


悪いなキー坊。今どんな気持ちで見ているかはわからないが、ここまで長々書かせてもらったが、ここからが本題だ。キー坊の勝手にコーデ、はじめます。



キー坊は背が高い。175cm以上はあるだろうか。僕にはそう見える。サッカーをやっていて、体型はスリムだ。

好みはちょっと変わったデザインが好き。柄ものも嫌がらない。黒やワイン系が似合う印象があるがどうだろう。


そんなキー坊のデータから、すぐに選んだトップスはこちら。



配色切り替えのロゴ入りTシャツ。これはおれも色違いの黒を持っている。いいだろう?たまにはいろちでも(笑)

サッカー好きだから、スポーティなTシャツはハマると思ってすぐに選んだんだ。これにボトムは何を合わせよう。

ちょっと迷った。夏だし短パンか?と思いチョイスしてみたのはこちら。


一見、迷彩にも見えるボタニカル柄のショートカーゴ。だけどやめた(笑) 嫌いじゃないとは思ったけど、もうちょい落ち着いてもいいかと思ってやめた。Lサイズでデカそうだったし。


そこで選び直したのはこちら。



ブラックのテーパードスリムパンツ。

このほうがイケてる。

太ももから裾にかけて緩やかに細くなっていくテーパードパンツは体型にもあっている気がする。

素材も麻なので涼しい。



透かすとこんな感じ。


透けてるのわかる?涼しそうだろ?


で、合わせて着せてみた。



どう?あんまりピンとこない?(笑)

いや、無理には勧めないよ。

Tシャツの丈が長めなんだ。ちょっとルーズな感じ。だけど、今っぽい感じになるよ。


お互いオジさんだけど、オシャレしてこうぜ。

誰が見てるかわかんないぜ〜(笑)


なぁ、キー坊!

富士から幸せ祈ってるぜ!



そこまで年下というわけではないが、どうも兄貴ヅラしてしまう。



実は今年の5月に店に来てくれて会っている。その時、やっぱり子供のように目を輝かせながら話すキー坊と実にバカな話しをした。

「ねぇ、店でPK大会とかやるってどうかな?ワールドカップイヤーだし!」

その発想はなかった(笑) 面白いとノリ気味に話しをしていくと、今度はこんなことを言い出した。

「店の前の通りを挟んでストラックアウトやろうよ。服を掛けてさ、当てたらもらえるってどう?」

いや、それは勘弁!(笑)


そんな会話が心地よく、また来いよ。と思ってしまう。

近くにいなくても、店のこと気にして見てくれているのが一番嬉しい。


でもさ、店でPK大会だなんて、さすがのおれでもそんなバカなことしないよ。



(キー坊動画観てよ!)





散々、キー坊のことを「いとこ」みたいなヤツだと言ってきましたが、キー坊は僕のことを「店長」と呼んでいます。

FOXさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス