息子が作った餃子 | アメリカ片田舎の毎日

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皆さんの知っているアメリカとは全く離れたところで生活しています。こんなこともアメリカでは起きるのです。

息子の高校では、二年生は必ずスピーチのクラスを取らなくてはいけない決まりになっています。理由はなぜなのか知らないのですが、これは良いことだと思います。

息子は結構人前で話すのは平気なようです。まだ進路も確定していないのですが、自己紹介のスピーチで、将来はテレビ関係の仕事をしたいなどといったので、特に厳しく採点されているようです。

一学期にいくつかスピーチをしなくてはいけないのですが、今回の課題は、作り方(やり方)の説明スピーチだとか。何でも良いらしいので、息子は大好きな餃子とおむすびの作り方を説明するらしいです。

作る方を説明するためにはまず、自分で作ってみなくてはいけない、ということで、先週末は餃子作りに挑戦しました。

うちの家庭菜園には、にらが雑草のごとく生えています。今はお花の真っ盛り。



遠くから見ると結構きれいなんだけど、近くによるとプーンとにら特有の臭いが。しかし蜂がたくさんたかって蜜を集めています。



この蜂蜜はにらの臭いがするのでしょうか。ちょっとそれは。。∑(-x-;)

話がそれたけど、息子はにらを切ってくれました。この力の入った姿を見て!



182センチくらいある息子が背中を丸めて切っています。顔つきも真剣そのもの。



正直言って今まで包丁を握ったこともなかったので、どんな切れ具合だろうかと心配していたのですが、結構細かく切っていました。



しかし時間が大変かかってしまった。



その後は、しょうがをすってくれました。



肉などを混ぜるのは私の仕事。

そして、餃子の形を整えたのですが、授業中に一つだけ見本で 餃子を作らなくてはいけないということで、普通のひだひだのついた餃子は自分にはとても出来ない、だから半分に折ったのでいいんだと主張。そこで、こんな形になってしまいました。



ひだひだのついたのは私作、半月型のは息子作。作っている写真は私の手がべたべたしていたので撮るのを忘れてしまいました。


スピーチの当日は、作った餃子を持っていって、クラスメートに一つずつ分けなくてはいけないみたいです。だからこんなにたくさん半月型の餃子があるのです。


ここまで作ったのは良かったけど、結構一人一人に時間のかかるスピーチなので、息子の番は来週まで回ってこないようです。この変形餃子は家族の胃の中に消え去ってしまいました。


スピーチ当日に作る見本の餃子、母は、生肉を持たせるわけには行かないし、どうしようかと考えてしまいました。

そこで、ハムのペーストを使うことにしました。こちらのデリでは、サンドイッチ用に、こんなペーストを売っているのです。刻んだハムと、マヨネーズを合わせたもの。アップの写真はちょっときもい。ごめんね。







それににらの刻んだのを混ぜて持たせれば、腐ることもないし、生肉を触って衛生上の問題もないでしょう。手袋も持たせて、手が汚れないようにしよう。でも今買ったハムペースト来週までもつのだろうか?


スピーチは普通の教室でするので、もちろん焼くことは出来ませんね。形を作るのにいる水までタッパーに入れて持たせる予定です。

そしておむすびも、一人に一つずつ作ってあげなくてはいけないみたいです。最近私はラップを使っておむすびをするので、これは息子がまねするのも楽みたいです。おそらく丸いボールのような形になると思うけど。

これだけ私が力を入れてやったスピーチのクラス、良い点がもらえたらいいのですが。どうでしょうね。