自然体験教室 | 千年の森 <森と棚田編>

千年の森 <森と棚田編>

現在の森林が1000年後まで森林であり続けますように…

こんにちは

暮らしの根っこを支える森のつるちゃんです


9月12日に、自然体験教室を行いました。

5月に田植えをして、草取りをしてきた田んぼの稲が実り、稲刈りです。



田んぼの先生が、稲の穂にいくつ粒がついているか調べてみようというと、みんなで一斉に数えます。

60粒から80粒程度。

例年よりも、少ない気がします。


田んぼのあぜにきれいに咲いている彼岸花にいろいろな名前があることも話してくれました。


彼岸花、曼珠沙華、マンジュシャゲ、まんじゅしゃか、その中で「葉見ず花見ず」という呼び名が一番好きだと…。そうですね、彼岸花は、花の時は、花だけ、葉っぱの時は葉っぱだけあります。だから、お互いを見ることはないのです。

そして、毒があるから、食べてはいけないよと…。


意外に知られていないのは、彼岸花の球根が恐慌作物だということ。

昔の人は、飢饉などで、食べ物がなくなったときに、彼岸花の球根を掘り起こして、すり下ろし、水にさらして、粉をとって調理して食べたそうです。だから、畔まわりにたくさん生えているのですね~。




今年は、雨が多くて、途中の中干しがうまくいっていなかったのと、収穫の前にも、雨続きだったので、さっぱり田んぼが乾かず、田植えのような泥の状態で稲刈りです。

正に、試練の稲刈り!

ここの稲刈りも14回目ですけど、こんなに泥が深かったのは初めての体験です。

小さい子たちは、靴が泥にはまってしまい、足だけが脱げて、泥だらけになっています。

そんな中、毎年通ってきた5,6年生は、しっかり稲刈り。

稲の束を結ぶのも、体験していました。


稻束を運ぶのは、バケツリレーならぬ、稻束リレー。

これも、足がはまってしまうのを少しでも防ごうという智恵です。







田んぼに残っている稲の穂も、しっかりひろいましたよ。

一生懸命に育てた稲ですから、一粒も、無駄にしたくないですものね!

子どものころは、これをさせられるのが一番嫌だったという白戸のオッちゃんが率先してみんなに声をかけて、拾わせています。

みんなが大きくなったときに、落ちていた稲の穂の重みが分かるかな~?




やれやれやっと終わって、お昼には、いつもの持ち寄り野菜の味噌汁の他に、昨年仕込んだ味噌を使ったインスタント味噌汁と、焼き味噌おにぎり。


この白いおむすびは、束村先生が差し入れしてくれた、お宅のミルキークイーンという種類のお米です。もっちりとしていて、とても美味しいお米でした!





はい、こんなにきれいに焼き味噌おにぎりを仕上げた人もいますよ~。



昨年教わった彼岸花のネックレスは大流行で、、こんなにたくさん着けている子もいましたよ~~。


みんなでやれば、試練の田んぼも、楽しい田んぼに早変わり。

たくさんの稲が実ってよかったですね~~。

ちなみに、ここの田んぼは、よく実りました!!


皆さん、どうもありがとうございました!!


来月は、収穫祭、できたお米を食べて、お味噌を仕込みますよ~~♪♪