ボンジュール

 

妊娠中のこと思い出として残そうと思います

 

 

フランスで妊娠して思ったことは、フランス人は妊婦に優しい。

普段そっけないというか、他人に無関心そうなフランス人でも、老人や妊婦には優しさを振りまく。

知らない人にも「男の子?女の子?がんばってねーー!!」と声を掛けられる。

スーパーでも妊婦

 

は優先。

 

満員のメトロに乗った時、明らかに大きいおなか(9か月)の私にすぐ近くの観光客は見て見ぬふりして席を譲ってくれないんだけど、パリジャンが遠くから手招きして

「マダムどうぞどうぞ!」

 

フランスでフランス人に易しくされるのってうれしー!!笑

ありがとー ムッシュー!!

 

お礼を言って座ろうとすると、ルー●ニア人のおじさんにその奥さん(60代くらい 元気)を座らせるために強引に席を取られるっていう・・・。

 

譲ってくれたパリジャンもちろん切れる笑

「このマダムは妊婦なんだから!!」

おっさん

「妊婦なんて関係ない、空いてたなら座ればいいじゃないか」

 

せっかくゆずってもらったけど 理不尽なおっさんに、どこまで妊婦の主張を訴えるべきかわからない日本人の私 きょどる笑

言い争うのこわいし。

 

もうおっさんは聞かないし、パリジャンは怒ってるし、結局他のフランス人が席を譲ってくれました。

 

おっさん、空気読めよって誰もが思ったと思う。

 

フランスは自己主張の国、何人であれ自己主張しきった方の勝ち。

妊婦も自ら席を譲ってほしいと主張しても文句を言われることは全然ない。(私にはそんな勇気ないけど) 

自分の希望を主張しない限り、相手にはこちらの気持ちは伝わらないという前提があり、主張することに抵抗がない様だ。さっしてくれるフランス人は貴重。でも妊婦は目立つのでわかりやすいのかも。

 

旦那がいつもメトロでは安全のために

「すみません、妻が妊娠してるので席を譲っていただけませんか?」と私の席を確保してくれる。

すると相手も

「あ、ごめんね、気がつかなくて。どうぞどうぞ」

と自然に受け入れてくれる。

 

日本ではどうもない光景らしい。(私の実家は田舎なので地下鉄ありません笑)

助け合いが自然にできるのは本当に素晴らしいと思う。

 

あの優しいパリジャンのことは、私ずっと忘れないと思う。

ほんとありがとう。

人に席を譲るのって、ちょっとタイミングとか 意外に大きな勇気がいるもの。

おっさんのせいでひと騒動あったけど、ほんとうれしい出来事だった。

 

うちの旦那君も人に優しくすることが自然にできるのを本当に尊敬している。

私も見習いたいし、自分の子供にも彼のように心の優しい子になってほしいと思う。

 

フランスも、フランス人も色んなひとがいるけど、いい人がいるとうれしいなーって話でした。

 

ではではー