ふとん大作戦 | 10-FEET TAKUMAオフィシャルブログ Powered by Ameba

ふとん大作戦


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ふとん大作戦




僕達10-FEETは「ふとん大作戦」と称し、ツアーなどのライブ活動の中で募金を募りながら、そのお金を被災地に必要なモノにその都度替えて送るという作戦を継続中です。




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東日本大作戦やその向こうへツアーなどで皆さんからお預かりした「ふとん大作戦」への募金と10-FEETチームからの寄付金を合わして今回は



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ダウンジャケット63着



レディース、メンズ、いずれも約半分ずつです。



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ヒートテック22枚




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現地の人達と連絡を取り合って大船渡や陸前高田などの仮設住宅にお住まいの方



震災で衣類が無くなってしまった人達に責任を持って送らせて頂きました。



ご協力ありがとうございました!



今回募金に参加して下さった方みんなが一足早いサンタさんです。





ほんとにありがとうございました。


被災地はまだまだ大変な事がいっぱいあります。


物理的にも




精神的にも


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何もかもを失って、でも諦めずに立ち上がり、力を合わせて生活していますが、

何とか自分達の力で生活出来る様になるまでの準備もなかなかスピードが上がらず、仮設住宅などが少しずつ出来上がって、

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でもそこには色んな不備があったり、最低限の生活の準備だけでなく、

時期的に失業保険なども切れてくる時期ですが、現地ではなかなか働き口もありません。


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他にも僕達には見えない問題がまだまだあります。

家屋を失った人、そうでない人、

知り合いや仲間を失った人、そうでない人

家族や恋人を失った人、そうでない人

その格差も問題となってます。


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先日「東日本大作戦」というツアーで東北を回った時、大船渡の高校生の男の子が

「学校じゃあ家族失ったヤツとそうでないヤツがなかなか上手くやれなくなってしまって…以前の様に仲良くやるのが凄く難しくなってしまったんです。僕達だけじゃなく大人達もです。」

僕が「じゃあお前はこれからどうしたらいいと思うんや?」と聞くと

「自分はまだ被害少なくて家族も大丈夫だったから…やっぱり…大丈夫だった俺達が元気づけてやらないと!…と思うんですけど…でも難しい事…沢山あります。」


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言葉を失いそうになった彼に僕が「大船渡が元気になるにはどんな事が必要や?」と背中をバシッと叩く様に聞くと

「物や家も必要ですがそれよりも僕はみんなの心をなんとかしたいです。

元気が必要です。家は人が建てます。元気でもって建てるんです。

物は人が使う物です。

街の活気も物じゃなくて人の元気が取り戻していくもんです。

10-FEETの人達がいろんな物を届けてくれるのはほんとに助かります。でも今はひたすらもっともっとみんなを元気にする為にもっともっとライブをして欲しいんです。

僕達も頑張って仲間を元気づけますから!そしてライブにも遊びに来ますから、もっともっと盛り上げて欲しいです。街を復興するのは物や家じゃなくて人なんです。

街を元気にする人が元気じゃないと復興なんて出来ません。

たがらいっぱいライブやって下さい!


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そしてニュースなんかでは大船渡の僕達は全員被災したぐらいのイメージになってますがそんな事は無くて、

被災してない人間も居るし、被災した人間にも格差があるんです。10-FEETの皆さんにはそれを関西や全国に伝えて欲しいです。」


といった風だった。表現は時折抽象的だったけどそれ以上でも以下でもない現実や彼の気持ちが、その表情から、足りない言葉の隙間から、伝わってきました。


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落ち着いた大人の理路整然とした話よりも言葉足らずでつまづきながらの熱心な彼の話の方が僕には伝わりました。




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とても普通の男子高校生が話す内容じゃなかったです。


戦後に何もかも失った日本が、スッカラカンの日本が元気と助け合いだけで、ゼロからここまで国を復興させ、高度経済成長まで成し得たのはきっと

「失う事」「助け合い」「本当の勇気」「本当の悲しみ」を知っていたからなのでしょう。


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僕はこの高校生の話を聞いて、このコ達はこれからの大船渡を、これからの日本を変えていくだろうと本当に思いました。

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近年、この国の若者、いや、若者に限らず沢山の人達がここまで沢山のモノを失い、その喪失感をぶら下げたまま前進して、人を助け、家族を守り、国を憂う事があっただろうか?

今僕達は根本的なところから「勇気」「愛」「助け合い」について学ぶ時が来たと思うし、みんなでスクラムを組んで気づく機会やと思います。



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被災地に行くと、いつも現地の人間の笑顔や気丈さやギャグセンスに圧倒されます。現地の人はしまいに「次は手ぶらで来なよ」とか言いだして僕達をめちゃくちゃ呑ましては食べさせ、毎回ヘロヘロのポッチャリにされて京都に帰されます(笑)


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話は戻りますが、岩手県だけでなくいろんな街で大変な事がまだまだあります。

僕は人一人が出来る事は微々たるモノだと思いますが


僕達は続けて行こうと思います。


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まだまだみんなの応援が必要なんです。




僕達は「東日本大作戦」「ふとん大作戦」を続けます。



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iPhoneからの復興

ユニクロラブラ万代店のすっごい親切でスマイリーな皆さんありがとうございました!


【オマケお知らせ】
もっと長編だったのですがフリーズして全部消えた為、ちょくちょくこのブログは物語が増えるかもです。