圭君とは合間をぬいながら

結婚式の用意や役員の皆さんへの顔合わせをこなしていく。


圭君は帰りが遅く0時を過ぎることがほぼ毎日続いていて、逆に私は朝が早くまた業務が多く帰ってくると寝てしまい、、すれ違いの日々が増えた。


「野瀬さん、週末○○に行ってくれるかな?」

エリアのヘルプもかぁ、、

大変だなぁ

圭君には報告だけし、泊まりでの出張となった。

ひとり旅が嫌いじゃない私にとっては車で2時間程のドライブがてら、、といってもいいくらいのお仕事で圭君に会えない以外はなんの不満もなかった。


もう少しでつこうかとする頃

圭君からの電話にハンズフリーで出ると

用があるからサービスエリアによるように言われた。

仕事の話しか?と思いながら

停めてしばらく話していると

''コンコン''と窓ガラスが叩かれ、ビクッとすると電話をかけている圭君がーー