WBC中継で痛感するのは解説者のレベルの低さです。アナウンサーが絶叫するのはまあ盛り上げようとしているので仕方ないところがあります。しかし解説者は冷静であるべきでしょう。
選手の一等一打にいちいち歓声を上げる解説者のわめき声は雑音にしかすぎません。その雑音を挟むのがTBSの槇原です。準決勝での槇原は、佐々木主浩とは対照的にうるさかったです。
しかしそれの数倍の騒音をまき散らすのがテレ朝の古田敦也ですね。「惜しい」「ナイスボール」「さあここから」「よーし」などなどですがそういうのはベンチにいる選手の言葉ですがそれを乱発します。
ワンプレーごとの技術面の解説はほとんどありません。また選手の心理解説もしません。
その点対照的なのはかつての野村克也ですね。この人は冷静に戦況と選手の技量・技術の解説をしていました。古田は野村やID野球の申し子と言われてますが、古田はのちに野村の悪口をよく言いますが、おそらく古田は野村の言うことを十分咀嚼できなかったのでしょう。ですから監督時代のヤクルト成績は振るいませんでした。解説者の力量は教える技術の巧拙を表しますからね。
今現役の解説者でそれができるのは落合ですね。また掛布、江川、そして今の阪神監督の岡田もそうでした。彼らはひいきチームが優勢になっても古田のような余計な言葉は言いませんでした。古田の解説は到底プロとは思えず居酒屋オヤジレベルです。川藤もダメですね。