米山隆一の国際倫理観はホロコースト揶揄の重大さに対する認識が小林賢太郎と変わらない | 世の中とかなんやかんやに対する感想

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できるだけ俯瞰して世の中のことについて書いてみたいと思いますね。

コロナ禍におけるコメントや、オリンピックに関する言葉は発信者の知性や倫理観を吟味するうえで非常に興味深いです。

 

 

 

 

組織委員会の対応にも疑問を呈し、「ご本人が真摯な反省を示し、組織委員会がそれを正面から認め、間違いは間違いと認めた上で氏を守る事はできなかったのかと思います」とつづった。さらには、「人生の一時期不適切な冗談をネタにしていたけれど、その後それを改め、人を傷つけないお笑いの道を歩み、事が起こってこのコメントを出す人を、言語道断と言って叩ける人はどれほど立派なのかと思います。またこの人を多少なりとも擁護しない日本政府は何なのかと思います」と怒りを口にした。

 

普段から反政府、反自民の精神に満ちているので、倫理観や国際感覚がずれてしまっているのです。もし小林を擁護していたら日本は深刻な外交問題に巻き込まれていたのです。少しでも擁護しようものならば、今後取り返しのつかない事態に発展し国内でテロが発生しても不思議ではないのです。米山はホロコーストを揶揄することがどれだけ危険なことであるかの認識に欠如しています。普段から維新や政府を批判したりしていますが、自身の知事解任事由の件もそうですがどうも倫理観が欠如しているとしか思えません。あまりにも無知、あまりにも不見識です。

 

 

そもそも問題になっているのは次のネタです。

 

 

5:00くらいからのやり取りを見れば、ヒト型人形という悪趣味を反映するシチュエーションで語られています。問題は小林のこの発言の時に場内でも爆笑が起こっていることです。これは日本人全体の問題として取り上げられてしかるべきなのです。

 

小林は謝罪文で次のように語っています。

 

 

かつて私が書いたコントのせりふの中に、不適切な表現があったというご指摘をいただきました。確かにご指摘の通り、1998年に発売された若手芸人を紹介するビデオソフトの中で、私が書いたコントのせりふに、極めて不謹慎な表現が含まれていました。

 

ご指摘を受け、当時のことを思い返しました。思うように人を笑わせられなくて、浅はかに人の気を引こうとしていた頃だと思います。その後、自分でもよくないと思い、考えを改め、人を傷つけない笑いを目指すようになっていきました。

 

明確に「人を笑わせること」が目的でホロコーストを持ち出したのです。そして実際観衆は笑いました。しかも決してアドリブではなく、事前にネタとして「書いていた」のです。例えば韓国人が人を笑わせることが目的でヒト型人形を使って、広島・長崎の原爆投下をネタに「日本人虐殺ごっこ」をして許されるでしょうか。米山はそれでも許容するでしょうか。このコントではホロコーストに触れた直後に「トダさんに怒ってたなあ、放送できるか!」という言葉もあります。つまり悪いと知っていて脚本を書いたのです。そして聴衆も笑ったということは日本人全体がホロコーストを揶揄しているとみなされるのです。笑わせることが目的で他人の気を引こうとするのになぜホロコーストを持ち出したのでしょうか。

 

こういったお笑い芸人特有の品格のなさや倫理観の欠如は明石家さんまの「おもろかったらなんでもいい。」というゲスな言葉で代表されています。さんまの国民への影響力はかなり大きいですね。

 

お笑い芸人の倫理観の低さは次の言葉でもわかります。

 

 

 

 

板倉は「問題のない人なんているのかなと思っちゃうんですけどね。全く問題行動せずに生きてきた人なんているのかな、と思っちゃいますけど」と意見を述べた。板倉は「オリンピックっていうものだからいけないんですかね?」と疑問を呈しつつ「じゃあ、小林さんのだって全コント見て、全コントに問題がないかって調べてから、発注しなきゃいけないのか? って話じゃないですか。4歳ぐらいの時に自分の母親に『うるせえ、ババア!』って言ったとかいうのが、『ちょっとこれはイメージと違う』とか、そういうレベルにまでいっちゃうでしょ」と私見を語った。

 

板倉もホロコーストをや宇することの重大さを理解できていません。まったく問題のないというレベルではないのです。また「オリンピックだからダメ」なのです。板倉は五輪憲章のコンセプトを知らないで愚かな発言をしているのです。結局人の失敗は弱点を揶揄するお笑いを提供しているのでこういうことを言うのですから、こうなるとお笑い芸人を起用することが間違っているということになるでしょう。今テレビのワイドショーや報道番組で吉本のお笑い芸人が進出し、適当なコメントを語っていますが、彼らは自分たちの居場所を勘違いし、いっぱしのオピニオンリーダーを気取っています。しかしお笑い芸人の持つ潜在的なゲスな根性は過去の発言を掘り出されるとヤバいものはたくさん見つかるでしょう。そういう人たちは大事なイベントに起用するべきではないのです。

 

今回の件は日本がサブカルチャーなどというアウトロー的な生き方をする人を国民がほめそやしてきたのが結実したと言っていいでしょう。既成の常識を打ち破るのはそれなりの意義があるとはいえ、日本人が本来持つ美意識までも打ち壊すサブカルなどというものは世界の常識からかけ離れていくのです。

 

米山の次の発言も国際常識の欠如を示しています。

 

しかし、米山氏はこの経緯について「これ幾ら何でも日本国の防衛副大臣としてどうなんですか?」と疑問視。  さらに「問題があるのは当然ですが、立場上それはまず日本国政府で解決すべき問題で、ドヤ顔で『サイモンウィーゼンタールセンターに連絡した!』とか言う事ではないでしょう。日本政府よりユダヤ人団体を優先する副大臣など明らかにおかしいと思います」と中山副大臣の行動に異議を唱えた。

 

中山副大臣はユダヤ人団体を優先したのではなく世界の常識に照らし合わせたのです。この問題は放置すれば外交問題に発展し、経済面でも大きな荷物を背負い込むことになります。防衛大臣だからこそ国益のために敏感に反応したのです。すでに小山田の件でも明らかなように組織委員会は迅速に行動しないので、小林留任のまま開花式を迎えることになるともう取り返しがつかないのです。中山副大臣が行動したからこそ、日本政府もしくはアメリカの団体から橋本会長に伝わったのでしょう。橋本会長が外交問題を口にしたことからいかに重大であるかということです。明らかにおかしいのは米山自身です。

 

日本ではホロコースがタブーであるという認識は乏しいということが米山の言葉からもわかります。これは学校教育が悪いのです。今回の件を通じ政府は文科省に学校教育でホロコーストの悲惨さをもっと教えるようにするべきでしょう。でもまあそれをすると日本が中国大陸でしたことにも触れなければなりませんのでなかなか難しいでししょう。