はい、今日は末ズです。
ってコトはオチは翔ちゃんですねwww

昨日の大宮レアすぎたからか皆さんの食いつきが凄い。
おおむね好評のようで良かったです。
ま、だからといって今後も大宮書くかといわれたら
ほぼほぼ書かないと思われますが。

て、コトでBL要素含むお話ゆえ、苦手な方は回れ右!!
スタートです。



「あー、どうして俺ってこうなんだろう。」

さっきから楽屋でずっと落ち込んでいる潤君。

「なんであんなこと言っちゃったんだろう。」

猛烈に反省中らしい。
メンバーも苦笑しつつ、いつものことと慣れた様子で帰る支度をしてる。
翔ちゃんがさりげに寄ってきて俺の肩をポンと叩いた。
はいはい、分かってますよ。
ドラマのイメージで俺様って思われがちだけど
うちの潤君ってば実はネガティブさんだからね。
さみしんぼだし、しつこいし、俺のコト大好きすぎる。
で、その大好きな俺に対してやらかしちゃったことが
自分でどうしても許せないらしい。
俺は全然怒ってないし責める気持ちも全然ないんだけど
それ言っても無駄ってのも分かってるわけで。
だったら、ね。

「潤君。」

名前を呼ぶと分かりやすくビクリと肩を揺らし
おそるおそるというカンジで俺を振り返った。
ふふ、その顔。相変わらずそそる。
俺を傷つけたと思って傷ついてる潤君の顔はいつも以上に美しい。

そんな気持ちを押しやって、ちょっと目を潤ませ唇をぎゅっと噛み締めて
悲しい、ヒドイ、傷ついた!!そうアピールしてやると
更に泣きそうな顔になった潤君。ああ、そうだよ。その顔だよ。

「ごめん、にの。ほんと、、ごめんな。」
「潤君、、、俺のこと本当に好きなの?」
「にのっ。好きだよ。ほんとどうかしてた。ごめん!」

俺に抱きついてきた大きな身体を受け止め背中をポンポンしてやってると
目の端に映った相葉さんが笑いをこらえてるのが見えた。
もう、アイバカ!さっさと帰れや!!ってコイツに視線送っても無駄。
翔ちゃんに目配せするとハイハイって相葉さんを引っ張って
「お先ー!」って部屋を出て行ってくれた。
大野さんはもうとっくに帰ってるし、これでようやく二人きりだ。
俺だってメンバーの前でこんな小芝居は打ちたくない。
半べその潤君の身体を少し押して距離とって目を合わせた。

「なんであんなこと言ったの?」

本当は分かってるけどね。
自分でちゃんと言わないと気がすまないひとだから。

「分かってたのに仕事だって、、ちゃんと覚悟もしてた。
でも目の前でキスされるとこ見たら頭真っ白になっちゃって。」

なんで嫌だって思うのに「お返しは?」なんて言葉が出てくるのかは
理解に苦しむところだけど。そこは自分でも分からないんだろう。
時々なんだか天然ちゃんだからなあ。このひと。
なんで、こんなにスタイリッシュでカッコいいのに
こんなにこんなに可愛いんだか。
俺を引っ張っていきたいだなんて言うくせに少しズレてるんだよな。

「ねえ、潤君。反省してる?」
「うん、すっげぇ、すっげぇ反省してる。」
「ほんとに?悪いと思ってる?俺がどれだけ傷ついたか分かってるの?」

全然。すこっしも傷ついてないけど。
仕事だし。面白くなったし。むしろグッジョブだと思ってるけど。

「思ってる。本当にごめんなさい。」

うなだれる潤君のきれいな頬をきれいな涙がひとすじ流れる。
ああ、キレイ。こんな潤君を見ると俺はゾクゾクする。
外見も中身もこんなキレイなひと他にいないよ?
きっとメンバーは俺が潤君にちゃんと謝るチャンスをあげて
ネガティブモードから開放してやってるんだと思ってるんだろうけど
本当はそんなことじゃない。
俺がこういう潤君をみたいだけ。俺を好きで好きでたまらなくて
キレイな気持ちを溢れ出させるところを見たいだけ。

「俺のコト好きなんだよね?」
「好きだよ。本当に好きすぎてどうかしちゃったんだ。」

思わず笑みがこぼれてしまいそうになる。
潤君が落ち込めば落ち込むほど、それは俺を好きだってことだから。

「好きだけじゃ足りない。」
「…愛してる。にの、愛してる。」

こういうこと心のソコから言える純粋な潤君。だから大好きなんだ。

「ちゃんと責任もって消毒してくれるよね?」

甘えるように潤君のシャツを握り締めると、その手に手を重ね
もちろんだって囁いてくれた。

「潤君ち、、、行きたい。」
「うん。」
「反省してる分、俺をうんと甘やかして?」

返事の変わりにドラマでも見ないくらいに濃厚なキスをくれた。
ねえ、潤君。分かってる?
俺はバラエティでの一瞬のラップキスだけど
あなたドラマでねっとり濃厚なキスいっぱいしてんだよ?
その時俺がどんな気持ちでいると…って。
そういや、それはそれでちゃんと反省してもらったんだった。

結局いつもそう。
潤君が落ち込む姿を俺は見て喜んでるんだ。
こんなブラックな俺でごめんね?
キレイなキレイな潤君が俺は大好きだよ。