先日は「どうにも自分の価値観的に“富”“裕福”“豊かさ”の上位概念がある様な気がしてならない」と…思いながらも、「それが何だか解らない」と悶々としていました。
「“それら”を得ている人を自分は何と呼んでいて、どうであると感じているのか」…という方向からアプローチしてみたところ、最も近いと感じるのは“成功”でありました。
確かに、成功者と呼ばれる人達には“それら”を感じる事が出来ますし、実際に“それら”を得ているケースが多いでしょう。
そして、“富”“裕福”“豊かさ”には反応しない心が、“成功”には僅かに反応しております。
さらに、“富”“裕福”“豊かさ”という感覚は理解出来ない自分でも、“成功”という感覚は解っている気もしております。
…が、それでも微妙に違います。
どうしても半歩足りないのです。
「Googleで検索するしかない!」
…という結論が出たので、【成功に類する概念】を検索ワードとして打ち込んでみたところ、
「成功の対義語は何か?」
…と問い掛けるサイトを発見しました。
検索結果が画面に表示されると、僅かな部分だけ文章も表示されます。
そこには、「成功の対義語は失敗だと考える場合が…」と言った様な事がチラッと見えたわけですが、「成功の対義語って、挑戦しない事、何もしない事だろうか」と思ってそのサイトを開いたところ、思った通りの事が書かれておりました。
「成功者に感じたのも、“富”“裕福”“豊かさ”の本質も、多分“これ”だろう」
…と稲田は感じました。
「やっぱりキーは“動く”なのか」
残業に強い反応を示していたのも、疲れている事を暗にアピールしていたのも、「自分は動きたくない」と訴えていたからではないのか。
仕事を辞めると最も困る理由は「やる事が無くなるから」だが、それは「動く理由を失うから」、もしくは「自分は動か(け)ない…という意識に在る事を自分に伝える機会を失うから」ではないのか。
…こう考えると、色々と辻褄が合うのです。
そして稲田は、他人に感じていた「成功と失敗を同時に期待する気持ち」の正体も掴めました。
自分は成功よりも、失敗を面白がっている。
…という事が解ったのであります。
「最終的にはハッピーエンドを迎えるだろう」という前提の元で、「色々とコケた姿を見たい」という事です。
「失敗ばかりのダメダメ君(ちゃん)が、徐々に成長して立派な成功者になる姿を見たい」とも言えるでしょう。
反対に、「完璧超人っぷりを遺憾無く発揮していた成功者が、徐々に弱味とボロを出し続けて大コケした後、自分の真の本音をさらけ出す姿も見たい」とも思います。
事実、稲田は漫画やドラマではその様な展開を非常に“面白い”と感じます。
今の稲田は、「成功に向かって行動するよりは、失敗しまくってその後の展開がどうなるかを観察した方が面白いんじゃないか」…と思っています。
今日も実際に職場で割と大きな失敗をやらかしました。
今まで一度も起こらなかったし、想定もしていなかった失敗でしたが、気付きの後だったので何だか妙に可笑しくて仕方ありませんでしたね(職場の人には申し訳無い…とは少しは思いましたけど)。